割り切るトレード

6月14日(水)

前回のエントリーは母の日でしたが、もう父の日が目前となってしまいました。
今夜はFOMCですが、見ていても何ができるわけではないので、このブログを書いたら寝ようと思っています。

近頃、FX入門者の方にアドバイスする機会があるのですが、情報の渦に巻き込まれているようです。
まだFXの用語も使えないうちに、情報ばかりを取ってしまうと、自分のレベルではないことを覚えようとしてしまいます。
たぶん、私も初心者の頃はそうだったでしょう。

でも、これは無駄です

FXをはじめ、勝負事はどこかで割り切りが必要だと思います。
全部を手に入れることはできません。

何かを選び、何かを潔く捨てるメンタル、胆力とでも言うような覚悟が必要なのだと思います。

これは全部の相場を取ることができない、ということだけでなく、あらゆるテクニカル手法を知る必要もないですし、金融業界のあらゆる情報を知ろうとすることも無駄骨だということですし、多くを網羅しようとすることで、何かを深く突き詰めて考えることを辞めているのかもしれません。

自分がFX市場の中のどこで取引するのか、どのような場面で勝負し、どのような場面は見送るのか、こうした割り切りが必要なのだと思います。

これを別の言い方をすると、自分の取引スタイル、ということなのだと思います。


私自身は、こうした視点から、私はトレンド相場でトレンドが出ていることを確かめてから少しだけその波に乗るようにしています。
全部を取ろうとは思っていませんし、到底できません

そんな私が使う取引ツールが主に移動平均線で、ディナポリや、このブログで紹介している虹色、そして拙著でご紹介の21SMAなどです。

その中でもディナポリを初心者が使うとどうなるか、という企画が雑誌YenSPA!でありました。
6月20日発売の2017年夏号で、その結果が見れますのでご興味のある方はいかがでしょうか。
4910234560774.jpg
ディナポリの他にもいろいろな取引手法や、FX関連情報も掲載されています。

今回はちょっと短めですね。
ではまた

==訂 正==
6月16日
YenSPA!夏号の発売日を間違えていましたので、訂正しました。
扶桑社のウェブサイトで確認したところ、6月20日発売のようです。
近くの書店やamazonで予約されてはいかがでしょうか
訂正に合わせて、誌面写真も掲載しました。
書店店頭で見つけてくださいね。

長期線の表示

5月14日(日)

母の日はいかがお過ごしでしたか?

さて、拙著をご購入頂いた読者の方から、長期の移動平均線(504SMA)が表示できない、というご相談がありました。
FX会社によっては、これだけ長期の移動平均線を表示できない会社もあります。

このブログでも使っているMT4は、個人投資家向けとしては最も高機能なチャートなので、当然表示することができます。
usdjpy 1h
これは、ドル円の1時間足で、拙著でご案内した、21SMA84SMA504SMAが表示されています。

では、504という大きな期間の移動平均が出せない場合どうするか、ですが、そもそもこの数値にしている意味を考えてみましょう。
1時間足チャートで、この3本を出している意味は、1時間の21SMA、4時間の21SMA、日足の21SMAを1時間足チャートに同時に示すことで、大きな方向と取引タイミングを探るということです。

この点を理解している方ならば、4時間足チャートに、5SMA21SMA126SMAを表示させてもいいことがわかります。
つまり、4時間足チャートに、1時間の21SMA、4時間の21SMA、日足の21SMAを表示させているわけです。
そのチャートがこちら。
usdjpy 4h
視覚的にわかりやすくするために、ロウソク足を太くすると、上の1時間足チャートに21SMA84SMA504SMAを表示させたものと、4時間足チャートに5SMA21SMA126SMAを表示させたものが、ほぼ同じであることがおわかり頂けると思います。

逆に本業のある方は、この4時間足で設定された方が、4時間に1回チャートを確認すればいいわけで、使いやすいかもしれません。

このように移動平均線の意味や、時間軸を理解していると、チャートにも様々な工夫をすることができます。
ご興味のある方は、拙著をお読みいただければと思います。

ではまた

FXの道具

4月8日(土)

米中首脳会談のさなかに、米国がシリアを巡航ミサイルで攻撃という衝撃的なニュースで、マーケットは右往左往しています。
こんな鉄火場に自ら進んで入る必要はなく、今日は取引していません。

ボラティリティが高いうえ、方向性が定まらない市場に入るのは、上手く行けば大きく儲けるけど、失敗すれば大きく損をするという「運」だのみの取引になってしまいます。
私はこういう取引が嫌いです

自分の取引ツールが示す、確率の高いところだけを取引するだけで、十分に利益が得られるのですから、わざわざ確率の低いギャンブルをする必要はまったくありません

さて、その確率の高い取引場面を探すために私が重視しているのがチャートであり、テクニカルです。
取引注文はPCでも、スマホでもできますし、実際私もそうしていますが、相場に入る判断はやはりちゃんとしたチャートで確認したいものです。

普段は普通のノートPCを使っていますが、ほんの外出用に小さな非力なPCも持ち始めました。
portabook.jpg
なんと、2万円で買いました もちろん新品です

これはD社の某誌編集長が出先でどうしてもwindowsを使わなければならないサーバーなどにアクセスするために使っているもので、私もその話を聞いて、その場でポチッとして購入しました。
メルマガや相場レポートなどを書かなければならない事態の為です。

値段的にも、ほぼ消耗品感覚で買ったのですが、この2か月ほど使ってみるとチャートを見るというて点では、かなり実用的なのでご紹介することにしました。
・・・ちなみに、この写真の機種は、PORTABOOKというものです。

このミニPCは、私のシステム手帳とおぼ同じサイズで、10インチ以下の小さなモニターとキーボードで、メモリやストレージも最小規模です。
文書を作成したり、いろいろ計算させるような通常のPCとして使うには無理がありますが、外出先でFXチャートを見るという点では十分に役に立ちます。
特に、MT4チャートを普段見ている私には、iPhoneやandroid版より細かな設定やインジケーターが使える点でとても便利です。


FXトレードで最も重要なのは、エントリーです。
ポジションを持ってしまったら、あとは利確か損切の決済しかできません。
いかに良いタイミングで、良い流れに乗ることができるかが、トレードの成否を決めるので、そのチャート分析には気を使うべきだと思っています。

こうした点から、もしFX初心者の方でスマホだけでチャートを見ている方がいれば、私はPCのチャートも見ることをお勧めします。
そしてもし、PCがない場合は、今回ご紹介のような格安windowsタブレットや格安windowsノートを使われることをお勧めします。
・・・MacBookだと高いので、チャートを見るためだけではもったいないですから

windows10にはいろいろ問題もあったりしますが、高機能なチャートを見る商売道具が数万円で購入できるなら、持っていて損はないと思います。
価格も私が購入したように数万円程度のもので、MT4チャートを見る程度なら十分に機能します。

ただ、このような3~4万円以下のwindowsタブレットや、2in1と言われる小さなPCは、メジャーなメーカーのものはありません。
中国製だったり、日本メーカーでもあまり聞かない会社やベンチャーだったりします。
それでも、コストが数万円なので、消耗品と考えても良いと思います。
また収益が残るなら経費として処理することもできるでしょう。

ご興味のある方は、「windows タブレット」、とか「2in1 windows」などで検索するといろいろ出てくると思います。
また少しマニアックですが専門サイト「ウィンタブ」も参考になるかもしれません。
FXの道具として調べてみてはいかがでしょうか?

ではまた

初心者のオリジナリティ

3月7日(火)

マーケットは先週金曜日(3/3)のイエレンFRB議長の発言で、3/14-15のFOMC(連邦公開市場委員会)での利上げが見込まれるものの、金曜日は発言後にドルは売られ、膠着しています。

週末に会ったFX初心者の方からは、「金曜日って、その週の動きが少し戻ったりするので、ここを狙うのはどうでしょうか?」という質問を受けました。

私は、それで儲かったことがあまりないので、特にお勧めはしませんが、そうしたデータがあるならやってもいいと思います。
ただ、こうしたトレードは、短期的な逆張りを狙うわけで、基本的にはお勧めしません。
だったら、そうした動きで下げたところで、流れに乗ってを買う方がいいと思うからです。

この方は、私の本もお読み頂いているのですが、なぜか、自分のオリジナルの儲け方を探してします。

FXには、様々な利益の取り方がありますし、やり方は無限大だと思います。
ただ、それは基本を知った上で考えるべき、というのが私の考え方です。

例えば、テニスにも基本的な打ち方(フォアハンドとか、バックハンドとか)があります。
ラケットを握って、自己流で打つのは、普段テニスをしない人がたまたま訪れた旅行先などで時間つぶしに、ワー!キャー!とやる場合ぐらいで、上達しようと思う人は、基本のレッスンを受けますし、コーチをつける人もいます。
その基本を知った上で、自分の体力や骨格・筋肉の付き方などから、より自分のパワーを活かせる方法を身に付けます。

これは他のスポーツでも同じでしょう。
テニス上級者の友人は、「アマチュアが自己流でやって上達することはない
それは「結果を問わない、ただの自己満足に過ぎない」と言っていて、
確かにそうだなぁ、プロと同じラケットを使ったりするけど、いいこと言うなぁ、と思ったりしました。

しかし、FXでは、多くの人が、これをやるわけです。 つまり自己流を。

ベテランが基本を知った上でアレンジすることと、初心者が自己流でやることは、似ているようで全く違います。
当然ですが、テニスやスポーツを思い浮かべればすぐにわかるように、結果が出ません。
・・・但し、本人は、儲かるかも、という妄想が楽しいかもしれません

FXで結果が出ない、ということは損をしている、お金がなくなっていく、ということです。

私も50代になり、人生のいろいろなことを相場が教えてくれているな、と感じていますが、やはり基本をしっかりやることが大事なんだな、これを小学生の頃に理解していればな、と思う事がしきりです。

映画フォレスト・ガンプのように、教えられたことを迷わず続けると、どんなことでも自然と結果がついてくるのだと思います。

FXで十分に利益が出ないとお悩みの方は、自分に都合の良いオリジナリティを考えるのではなく、自分を相場に合せて基本通りのことをまず続けることが大事だと思います。

今回は、ちょっとマジメな話でした。
ではまた

荒れる相場と、テクニカル

2月1日(水)

先週からトランプ大統領の大統領令で世界が混乱し、マーケットも混乱しているように見えます。
しかし、チャートは特に混乱しているわけではありません。

拙著でご案内のシンプルなテクニカルでも、ドル円は下向きで、私はずっと売り目線です。
ただ、西原宏一さんはメルマガで配信の通り、上目線でドル円を買っています。

このため、売り目線ですが、深追いせずに利食いしますし、タイミングをはかって入るようにしています。
(チャート重視の私がそう思うくらい、西原さんの相場観は確かなことが多いので、必ず意識しています)

要するに、ドル円はレンジになっていて、こうした場面では、私のように上で売っても利益が出るし、下で買っても利益がでます。
ただ、両方をやるのはちょっと大変ですし、自分のトレンド方向の判断に迷い(自分でバイアスをかけてしまう)やすいので、私はチャートに従い、方向を決めています。

このブログへのコメントでは、表示されない設定でご意見を送られる方もいらっしゃいますが、そうしたご意見を見つつ、今回はここ1週間ぐらいの取引の具体例をしめしたいと思います。

なお、コメントを頂いた場合、私からメールで返信すると、その方だけのアドバイスになってしまいます。
私は公開して多くの方の参考になる方が私はいいと思っているので、個別にメールで返信することはしていません。
ご理解頂ければと思います。

さて、ここ1週間ぐらいの動きをドル円の1時間足チャートで見てみましょう。USDJPY Lesson

上にあるオレンジ色は504SMA緑色は84SMA青色は21SMAです。
この設定にしている理由については、拙著でご案内の通りなので、省略します。

1/23(月)から昨日(1/31)までの1週間ちょっとで、取引したのは4回。
利幅は200pipsちょっとです。
値動きはもっとありますが、まぁ、半分ぐらい取れればいい、というのが私のスタンスです。

いずれも拙著でご案内の通りの方法で、ストップの置き方も同じ。
そして利益が乗ってきたら、SLをコスト(建値)に移動して損失を回避したのも同じです。

唯一例外に近いのは、昨夜の113.858からの売りです。(今回の最後の取引)
その前に1/30に114.20で売っていましたが、113円を割らずに戻して来たので、早々に決済しました。
冒頭に書いたように、西原さんが買い目線なので、深追いはしないわけです。

しかし、その戻りは114円をつけられませんでした。
このため、まだ売りが強そうだし、そこは1時間足の21SMA付近だったので、113.85で改めて売ったわけです。
これは112円まで下げたので、100pips以上取ることになりました。
ただ、ここでも112円を割れずに戻ってきたことで、こちらも早々に利確。
現在はポジションを持っていません。

今回はトランプの入国規制で相場が荒れたように思われますが、チャートはその前から下向きでした。
ここがチャートの不思議なところなのですが、相場は徐々にリスクオフの円買いに傾いてきていたわけです。
その理由はわかりません。
しかし、そんな答えは必要ないのです。

私たちは取引して利益を得るのが重要であって、国際政治や国際経済を解説するのが仕事ではないからです。

テクニカルやチャートでもいいし、メルマガを参考にするのもいいですし、判断基準はなんでも構いません。
重要なのは、決めた判断基準に従い、決められた通りに相場に入り、決められた通りに損切し、決められた通りに利確することです。

昨日、ダイヤモンドZaiで掲載された、FXで資産10億越えの記事が話題になっていましたが、考え方とやっていることは全く同じで、それは、前々回にエントリーしたブログでご紹介した沖縄でお会いしたトレーダーたちとも同じでした。
つまり、相場で利益を得る方法はみんな同じなんだ、ということです。

拙著がFX入門者の方が自分のトレード方法を見つける参考になれば幸いです。

なお、コメントを頂いた方から初心者向けの勉強会はありませんか?とご質問を頂きました。
私も初心者の頃は、いろいろなWEBセミナーを見ましたが、講師により取引のスタンスが違うので、混乱もしました。
セミナーや勉強会に参加される方は、この点を理解した上で参加するといいと思います。

私も、週末のテニスのあとに1時間ぐらいなら、どこかでお茶飲みがてら(あくまでお茶です、お酒ではありませんよ拙著の読者の方とお話しするのもいいかなぁ、と思っています。
参加したいとか、ご意見があれば、コメント頂ければ参考にしたいと思います。

ではまた



タイミングが大事

1月11日(水)

新年おめでとうございます。
今年もFXを楽しみましょう

さて、楽しみましょう、と言いながら新年から負けた人の話です。
先週末テニスクラブで友人に会うと、新年から張り切って取引して、やられまくっている、と泣いていました。

彼はテニスはかなりの上級者なのですが、テニスで出来るメンタルが、FXではできません。
つまり、チャンスを待ってタイミングをはかることができないのです。

彼に言わせれば、待ってないでバンバン取引しないと真剣にやれない、とか、緊張感がない、と言いますが、、それでは利益は残りません。
FXを趣味と割りきって、テニスラケットやクラブの会費を払うように、FXは楽しいから毎年楽しんだ分支出してもいい、と言っているようなものです。

なぜタイミングが重要かと言えば、FXはお金がかかっているのです。
失敗すれば損をしますし、好き勝手をして儲かるほど甘い世界ではありません。

FXは、相場の方向性があっていても、タイミングが悪ければ利益は残らない世界です。
だからテクニカル・ツールを使うわけです。

なんとなく感覚で取引して上手く行くのは、かなりのベテランであって、経験が数年の人や利益が安定しない人は、自分の判断指標に従う必要があります。
つまり、基本通りのことができない人が、最初から応用や自己流で上手くいくはずがないのです。

チャートはドル円の1時間足です。
20170111 USDJPY Lesson
表示している移動平均線は拙著でご案内のもので、使い方もそのままです。
これを見ると、買いのチャンスは青色の部分、売りのチャンスは赤色の部分で、それ以外の場面はすべてタイミングが遅く、利益が少なくなることになります。
そして最悪は黄色い部分
まさにスッ高値を買ったりや、ド底を売ってしまいます。

そして注目は、こうしたポイントは移動平均線から大きく外れている、ということです。
平均から外れるということは、相場は行き過ぎているのかもしれません。
移動平均の位置はそうして意味で、重要だと思っています。

つまり、相場がある程度動けば、当然、戻す動きがあります。
それを知るにもテクニカルが必要なわけで、テクニカルがないと、自分の勝手な思い込みでまだ上がる、まだ下がると妄想してポジションを作ってしまいます。

FX取引は、タイミングさえよけれ、トレンドの逆に動く部分も儲けられますし、もちろんトレンドも取ることができます。
でも、このタイミングを自分の天性の勘に任せるのは、かなりの楽天家か無謀なことなので、まずはテクニカルを何か1つでも自分のものにすることをお勧めします。

そんな趣旨で本を書いていますので、ご興味のある方は、いかがでしょうか。
あ、本には、こんなに辛辣には書いてませんよ。
今回のブログはある意味、友人へのメッセージなので、フランクに書かせて頂きました。

錦織選手と同じラケットを使ってる上級者のキミ
君が同じ道具を使っても、錦織選手と同じレベルにいないのと同じで、FXでも道具が同じだから同じように上手く行く、ということはないのだよ。
道具を自分なりに使い込んで、自分の手足として使えるようにすることが重要だし、そのためにはテクニカルの基礎がためが重要だよ~
...そろそろ、僕の本も買って読んでね

ではまた
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プロフィール

田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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