米国 大統領選挙

11月2日(水)

今夜はFOMCですが、マーケットはFOMCより来週(11/8)の米国大統領選挙に注目しているようです。
先週末までは、ほぼヒラリー・クリントン候補の当選が見込まれていましたが、ここにきて、FBIが再びメール問題の操作を開始し、これを受けた世論調査で、既に支持率の差が広がり勝負あった、と思われていたトランプがまさかの逆転!

これでマーケットは一気にリスクオフになってしまいました。

何しろ、ドナルド・トランプは自分に批判的な記者を名指しで罵倒したり、取材を拒否したり、さらには名誉棄損だから報道の自由を制限しよう、とか、クリントンを投獄する、とか、かなり独裁的な発言をしています。

経済活動は、自由主義であることが前提ですし、報道の自由や表現の自由はその根幹にあります。
...この辺、私一応法学部でしたし、弁護士を目指していたため徹底的に勉強しました(遥か過去ですけど

この辺から、マーケットはドナルド・トランプが、あの米国の大統領にでもなろうものなら、とんでもない事態になると考えているようです。
...まぁ、そうですよね

またこの大統領選挙は、6月の英国EU離脱の国民投票と重なって見えてきます。

あの時も、
「まぁ、さすがにBrexitはないよね」
・・・「まぁ、さすがにトランプはないよね」

「多少不満があっても、英国民もそこまでアホじゃないでしょw」
・・・「多少不満があっても、米国民もそこまでアホじゃないでしょw」

という感じでしたが、
イザ開票となったら、結果はEU離脱

、これって、大統領選挙も同じことが起こるカモ
というところを心配しているのではないでしょうか。

ただ、英国国民投票が単に投票での賛成反対で決まったのに対し、米国大統領選挙は、大統領を直接選ぶのではなく、各州の選挙人を選ぶ、というしくみであるため、こちらではまだクリントン優位です。

それでも、そこは選挙です。
どうなるかは、開票が終わらない限りわかりません。

となると、この選挙に合わせてトレードするということは、不確定な丁半に賭けることになりかねません。
そして、こうした取引を私はしたいとは思いません。

よって、事実上は、今週来週はお休みの週かな?と思っています。

ニュースではイベントとして盛り上がりますが、自分のお金を賭ける者としてはデータもなく、結果も予想しにくいものに賭けることはできません。

またBREXITで大きく損を受けた人もいますし、それは相場の急激な動きで流動性がなくなり、損切を含め、注文そのものが意味をなさなくなっていたことが背景にあります。つまり、流動性リスクですね。
こんなときに取引するのは、まさに神頼みなので、私はお勧めしません。

大統領選挙が終わって相場が落ち着き、チャートやこれまでのデータが役に立つ状態になったら、戻って来たいと思っています。

なお、それでも取引したいという方もいるので、メルマガやツイッターは書いていると思いますが、通常よりもリスクが高くなりやすいことは十分知っておいた方がいいと思います。

ではまた

シニアの投資家

10月3日(月)

相場が膠着しており、方向感がありません。
ドルは、利上げするのか、しないのかハッキリせず、
ユーロはドイツ銀行がヤバイという噂になっていますが、これは数年前からあるもので、今すぐ何か起こるとも思いにくく、ただ株価がの下落は金融市場からの退場を促す場合も多いので注意した方がよさそうです。 ユーロは当面このドイツ銀行問題が安心感を提供するか、危機感を煽るかで動いていて方向感が出そうもありません。
また円も、先月の日銀の新政策をマーケットは咀嚼しており、テーパリングに向けた金融引き締めと考える人もいれば、まだまだ大胆な緩和を続けるだろうと考える人もいて、方向感がありません。

主要通貨に方向感が出ないため、通貨ペアも動きにくく、市場参加者も減って、狭いレンジのオプション取引が幅をきかせて、なおさらつまらないマーケットになっています。

そんな中、先月はテニスを兼ねて、富士方面へ行き、お時間を頂いてシニアの方々とマネーについてお話しする機会がありました。
ほぼ同じ世代のシニア層(年齢幅、10歳以内)だけが集まる機会はそうそうないので、インタビューする最年少の私にはいろいろと今後のヒントや参考になることがありました。
お時間を頂いたみなさま、ありがとうございました。

中には投資をやったことのある方もいらっしゃりましたが、基本的にこの世代は、しっかり年金が出るとされている世代です。
特に、大手優良企業に勤めていた方は企業年金もありますし、自宅も手当していたり、東京出身の方は不動産を相続される方もいて、余裕のある層といえます。

ただ、それでも相続では、多少揉めることが起きたり、教育費がかかったりと、まぁ、悩みはだれでも同じようです。

今回は特にテニスというスポーツを日常的にしている方々なので、行動に積極的な方が多い印象です。
投資もそうですが、まず積極的に自分から動かない限り、誰かが世話してくれることはありませんし、まして今後の政府にそうした余力はありません。

また驚いたのは、この山中湖周辺でも外国人の不動産物色が目立つようで、自国通貨を信用していないアジアの金持ちは、政治的に安定し、環境の整った日本の観光地や避暑地も投資対象としているようでした。

このアジアのパワーについても、今後少し調べてみようと思いました。

相場が動きにくいので、今回は少し違う視点のブログですが、最新の相場状況については、左のリンクにもある、私のツイッターを見て頂ければと思います。

ではまた

シンプルな方法

9月5日(月)

一昨日(土曜日)は、西原宏一メルマガのセミナーとオフ会が東京・銀座であり、執筆のお手伝いをしている私も参加してきました。

当初、私の本のサイン会をするとの予定もありましたが、伊藤式タイムサイクルの伊藤寿彦さん、元HSBCチーフディーラーの竹内典弘さん(@yen20pls)のセミナーが白熱して時間が取れなくなってしまいました。
あとから拙著をお持ちいただいた方にはサインをさせて頂きましたが、もしせっかくご来場いただきながら、お話しできなかった方がいらっしゃれば、大変申し訳ないです。

さて、そのオフ会で参加者の方と会食しつつお話ししながら、拙著での考え方を含め簡単にご紹介したので、ここでご紹介している簡単な取引方法をご案内します。

それは21SMA(21単純移動平均線)を使うシンプルな方法です。
チャートはEURUSDの1時間足で、8/1から9/2の雇用統計までの動きです。
ちょうと、8/1が月曜日なので、25営業日があります。
20160904 eurusd
拙著でご紹介したシンプルな方法に従うと、この25日間にEURUSDは11回取引チャンスがありました。

そう、25日間で11回。
1時間足で利益がでるタイミングは、こんなものです。
毎日会社に勤めやアルバイトで対価をもらうのと、相場で利益を得るのとは全く違います。
毎日お金が欲しいという人は、別のやり方をするか、そもそも私はそうした給与所得者的な発想は相場取引には向かないと思っています。

但し11番の取引は、他と違って、点線の丸で囲んでいるように、ここはまだ結果がでていませんし、そもそも良いタイミングをは思えません。 私なら取引しないタイミングですし、実際金曜日にEURUSD売っていません。

そうすると、25日のうち取引は10回で、3日に一度ぐらいの頻度になります。

チャートに丸をした部分がエントリーのタイミングですが、1時間足だと数時間チャンスの間があることになり、外出時を含め、ちょこちょことチャートを見ていると、取引可能であることがわかります。
またオレンジ色の四角はラインの代わりに目安として表示していますが、損切ポイントです。
1番から7番の買いタイミングでは、直近の安値であるオレンジ付近の下に損切を置くことになります。
また8番から11番は売りなので、このオレンジの上に損切を置きます。
すると、3つの時間軸の21SMAが順番に並びトレンドが出ている場面では、損切にかからず伸びて利益を確保できます。

ただ、こうしたチャートをあとから見ると簡単そうに見えますが、実際は経験を積むことが必要ですし、拙著で書いているように各自の取引データを得ることが一番重要です。

本を読んだり、習ったことがすぐにできるなら、私たちはみんな学校時代にも良い成績だったはずですし、あらゆる試験も上手くいったはずです

おそらく(私を含め)多くの人がそうならないのは、何かを習得するには時間がかかる、からだと思います。
このブログだけでなく、拙著もお買い上げ頂き、しっかり何度か読み込んで頂くと、私のお勧めしている方法をご理解頂けやすいのではないかと思います。


オフ会でお会いした方から、勉強会をしたいとのご要望もあったので、何か考えるかもしれません。
こうしたご案内も、ブログよりツイッター(@maru3rd)の方が早いので、フォローして頂ければと思います。

今日は米国が休日(Labor Day)なので、私は相場はお休みしています。
...なので、ブログを書いてみました
マーケットについては、明日以降の動きをみて、考えたいと思っています。


ではまた

■ 追 記 ■
9月6日(火)
読者の方からご要望があったので、試しに簡単なミーティングを開いてみます。
ツイッターでもご案内しましたが、9/10 18時半から青山一丁目のカフェクロワッサン青山ツインタワー店にいますので、お声掛け下さいね。
私を知らない人も多いと思うので、当日ツイッターに写真をアップ予定です。チト恥ずかしいけど

相場が動くときに乗る

8月29日(月)


週末のテニスコートでは、難しい相場で資金を減らした方がいて、少し話しました。
この方は、テクニカルに従っていたときには着実に資金を増やしていたのですが、自分なりのファンダの判断をし始めてから資金が減ってきているようです

拙著でも同じことを書いていますが、私は自分流のテクニカルを確立して、自分の判断基準を持つことが最も重要だと思います。

またそうしたテクニカルをベースにした判断基準を持つと、何かを知っていれば他人より早く儲かるとか、他人が損している場面で自分だけ儲けられるとか、そうした考えにはなりにくいと思っています。

銀行やヘッジファンドで活躍されていたプロの方は、長年「仕事」としてもまれてきたはずなので、少し考え方がちがうかもしれませんが、私のような「アマチュア」はまず、長年の相場の歴史の中で生き残っている王道のテクニカルを真似て利益を得ることが大事だと思います。

そうした視点で今回は、いくつかのテクニカルを比較してみましょう。

2016082 AUDUSD
これはAUDUSDの1時間足で、左上は21SMA・75SMA・200SMAの組み合わせ、時計回りに右上に行くと、虹色チャート、右下は、私の著書でご紹介しているベーシックな方法、左下は西原メルマガで解説を担当しているディナポリです。

ご覧いただくと、どれも同じタイミングで下に動いています。

そりゃ、後だしなんじゃないの? 金曜のイエレン発言で動いたんだから、同じようなチャートになるのが当然でしょ」という方が必ずいると思いますが、その通りです。

これが重要なのです

つまり、相場は何らかの特殊なテクニカルや、魔法の聖杯で儲かるのではなく、何らかのきっかけで相場が動き出して、市場参加者のみんなが動く場面で乗れば儲かるのです。

自分が相場の先を読むのではなく、相場の動きに自分を合わせられるかどうか、これが鍵です


FXは利益を得るのが目的です。
その目的意識が明確ならば、自分の取引したい欲望や、儲けたい欲望を抑え、チャンスがある時だけ取引して利益を得る方がいいのではないでしょうか。
また、そう考えていてもトレードは100%の確率で上手く行くことはないのが相場です。
だからこそ、拙著に書いたように自分のテクニカルがどれくらいの精度なのかを確率的に把握しておくことが重要だと思っています。

拙著でご紹介のテクニカルについては、たま~に、twitterでも図表を添えて説明することもあるので、気が向いたらフォローして下さいね。

ではまた



重要イベント

7月26日(火)

今週は、今日明日で開催されているFOMC、そして木曜金曜の日銀金融政策決定会合が、夏休み前の重要イベントです。

FOMCと日銀が終わって8月となると、欧米勢を中心に市場参加者は夏季休暇を取る人も多く、このインベントが最後の勝負所という参加者も多いはずです。

このためか、先ほど配信された西原さんのメルマガによれば、ドル円のボラティリティが異常なレベルまで急騰しているようです。

ちなみに、西原さんのメルマガは有料ですが、ここでしか知れない情報も多く、私も執筆のお手伝いをしつつも、いつも参考にしています。
2社からほぼ同じものが出ており、いずれも10日間のお試しができます。
エフピーネット社からは、シンプルFX
ダイヤモンド社からは、FXトレード戦略指令!

このボラティリティの急騰は、BREXIT前にポンド円のボラティリティが急騰したのと同じような動きで、少し警戒する必要がありそうです。 上手く乗れば大きく利益が出ますが、逆だった場合は、あっという間に損になる可能性がある、ということです。
また動き出した後で飛び乗ると、スプレッドが大きく広がっていたり、ストップ幅が数円レベルになっているかもしれません。
リスクを抑えた方がいい状況になってきている可能性があります。

こうした危険を回避するための警告をしてくれる点でも、信頼できる人の情報を得るのは重要だと思います。


そもそも、イベント前にはポジションを取らないのが虹色FXですし、私の流儀なので、これは拙著でも書いています。

今週のここから先は慎重にした方がいいのかもしれませんね。


ではまた

ドル買い

7月22日(金)

今週のマーケットは、ヘリコプター・マネーが話題となりドル円が上昇しましたが、昨日(7/21)に黒田総裁が、「ヘリマネは全く考えていない」と発言したとの報道で、2円急落しました。

しかし、今週前半から私のツイッターで書いている通り、ドルが動き出す可能性に注目しています。

日足の虹色チャートで、ドル円、ユーロドル、ポンドドル、ドルスイスの主要通貨のドルストレートを見ると、徐々にドル買いで虹ができそうになっています。
20160722 dollar4 rainbow
ドル円は、円買いも残っていて、まだハッキリしませんが、他の通貨ペアは虹が広がりそうですし、私は今週EURUSDを売っています。
来週はFOMCがあり、ここで利上げはない!というのがコンセンサスですが、利上げがなくもと何らかのコメントがあるとか、もしかしたら利上げするかもしれない、というのが私のチャートから考える方向です。
チャートはファンダメンタルズ的な理由は教えてくれませんが、少なくとも、ドル買い方向にマーケットが動いていることは示しており、ならばFOMCでの利上げを見込む動きかもしれない、と推測するわけです。
または、FOMCまでの動きなのかもしれませんから、前日の火曜日の時点で利益が乗っていればSTOPを建値にして損失を回避するとか、値動きを慎重に見る必要があるかもしれません。

こうした動きは、虹色チャートでなくてもわかります。
カバー帯つき
先月発売された、私の書籍臆病な人でも勝てるFX入門で、初心者の方にお勧めした簡単なトレード方法でも同じサインが出ています。

20160722 dollar4 chikin
こちらは1時間足で21SMAを使った単純な取引方法ですが、本で書いた通りの形になっています。
ドル円は昨日のヘリマネ否定報道で急落しているので、こちらでも、まだ買いのタイミングではありませんが、それ以外ではドル売りがハッキリしています。

書籍で書いた通り、どんな場面でも儲けられることが重要なのではなく、誰でも儲けられる場面を見極めることが重要だと思っています。
無駄な損失を抑え、取りやすい相場をしっかり取りつつ、FXの経験を積んでいくのがアマチュア投資家には重要なステップではないでしょうか。

来週のFOMCそして日銀に向けて、ドルがどのように動くかに注目して頂ければと思います。

ではまた
カテゴリ
リンク
最新記事
プロフィール

田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
月別アーカイブ