FXの道具

4月8日(土)

米中首脳会談のさなかに、米国がシリアを巡航ミサイルで攻撃という衝撃的なニュースで、マーケットは右往左往しています。
こんな鉄火場に自ら進んで入る必要はなく、今日は取引していません。

ボラティリティが高いうえ、方向性が定まらない市場に入るのは、上手く行けば大きく儲けるけど、失敗すれば大きく損をするという「運」だのみの取引になってしまいます。
私はこういう取引が嫌いです

自分の取引ツールが示す、確率の高いところだけを取引するだけで、十分に利益が得られるのですから、わざわざ確率の低いギャンブルをする必要はまったくありません

さて、その確率の高い取引場面を探すために私が重視しているのがチャートであり、テクニカルです。
取引注文はPCでも、スマホでもできますし、実際私もそうしていますが、相場に入る判断はやはりちゃんとしたチャートで確認したいものです。

普段は普通のノートPCを使っていますが、ほんの外出用に小さな非力なPCも持ち始めました。
portabook.jpg
なんと、2万円で買いました もちろん新品です

これはD社の某誌編集長が出先でどうしてもwindowsを使わなければならないサーバーなどにアクセスするために使っているもので、私もその話を聞いて、その場でポチッとして購入しました。
メルマガや相場レポートなどを書かなければならない事態の為です。

値段的にも、ほぼ消耗品感覚で買ったのですが、この2か月ほど使ってみるとチャートを見るというて点では、かなり実用的なのでご紹介することにしました。
・・・ちなみに、この写真の機種は、PORTABOOKというものです。

このミニPCは、私のシステム手帳とおぼ同じサイズで、10インチ以下の小さなモニターとキーボードで、メモリやストレージも最小規模です。
文書を作成したり、いろいろ計算させるような通常のPCとして使うには無理がありますが、外出先でFXチャートを見るという点では十分に役に立ちます。
特に、MT4チャートを普段見ている私には、iPhoneやandroid版より細かな設定やインジケーターが使える点でとても便利です。


FXトレードで最も重要なのは、エントリーです。
ポジションを持ってしまったら、あとは利確か損切の決済しかできません。
いかに良いタイミングで、良い流れに乗ることができるかが、トレードの成否を決めるので、そのチャート分析には気を使うべきだと思っています。

こうした点から、もしFX初心者の方でスマホだけでチャートを見ている方がいれば、私はPCのチャートも見ることをお勧めします。
そしてもし、PCがない場合は、今回ご紹介のような格安windowsタブレットや格安windowsノートを使われることをお勧めします。
・・・MacBookだと高いので、チャートを見るためだけではもったいないですから

windows10にはいろいろ問題もあったりしますが、高機能なチャートを見る商売道具が数万円で購入できるなら、持っていて損はないと思います。
価格も私が購入したように数万円程度のもので、MT4チャートを見る程度なら十分に機能します。

ただ、このような3~4万円以下のwindowsタブレットや、2in1と言われる小さなPCは、メジャーなメーカーのものはありません。
中国製だったり、日本メーカーでもあまり聞かない会社やベンチャーだったりします。
それでも、コストが数万円なので、消耗品と考えても良いと思います。
また収益が残るなら経費として処理することもできるでしょう。

ご興味のある方は、「windows タブレット」、とか「2in1 windows」などで検索するといろいろ出てくると思います。
また少しマニアックですが専門サイト「ウィンタブ」も参考になるかもしれません。
FXの道具として調べてみてはいかがでしょうか?

ではまた

初心者のオリジナリティ

3月7日(火)

マーケットは先週金曜日(3/3)のイエレンFRB議長の発言で、3/14-15のFOMC(連邦公開市場委員会)での利上げが見込まれるものの、金曜日は発言後にドルは売られ、膠着しています。

週末に会ったFX初心者の方からは、「金曜日って、その週の動きが少し戻ったりするので、ここを狙うのはどうでしょうか?」という質問を受けました。

私は、それで儲かったことがあまりないので、特にお勧めはしませんが、そうしたデータがあるならやってもいいと思います。
ただ、こうしたトレードは、短期的な逆張りを狙うわけで、基本的にはお勧めしません。
だったら、そうした動きで下げたところで、流れに乗ってを買う方がいいと思うからです。

この方は、私の本もお読み頂いているのですが、なぜか、自分のオリジナルの儲け方を探してします。

FXには、様々な利益の取り方がありますし、やり方は無限大だと思います。
ただ、それは基本を知った上で考えるべき、というのが私の考え方です。

例えば、テニスにも基本的な打ち方(フォアハンドとか、バックハンドとか)があります。
ラケットを握って、自己流で打つのは、普段テニスをしない人がたまたま訪れた旅行先などで時間つぶしに、ワー!キャー!とやる場合ぐらいで、上達しようと思う人は、基本のレッスンを受けますし、コーチをつける人もいます。
その基本を知った上で、自分の体力や骨格・筋肉の付き方などから、より自分のパワーを活かせる方法を身に付けます。

これは他のスポーツでも同じでしょう。
テニス上級者の友人は、「アマチュアが自己流でやって上達することはない
それは「結果を問わない、ただの自己満足に過ぎない」と言っていて、
確かにそうだなぁ、プロと同じラケットを使ったりするけど、いいこと言うなぁ、と思ったりしました。

しかし、FXでは、多くの人が、これをやるわけです。 つまり自己流を。

ベテランが基本を知った上でアレンジすることと、初心者が自己流でやることは、似ているようで全く違います。
当然ですが、テニスやスポーツを思い浮かべればすぐにわかるように、結果が出ません。
・・・但し、本人は、儲かるかも、という妄想が楽しいかもしれません

FXで結果が出ない、ということは損をしている、お金がなくなっていく、ということです。

私も50代になり、人生のいろいろなことを相場が教えてくれているな、と感じていますが、やはり基本をしっかりやることが大事なんだな、これを小学生の頃に理解していればな、と思う事がしきりです。

映画フォレスト・ガンプのように、教えられたことを迷わず続けると、どんなことでも自然と結果がついてくるのだと思います。

FXで十分に利益が出ないとお悩みの方は、自分に都合の良いオリジナリティを考えるのではなく、自分を相場に合せて基本通りのことをまず続けることが大事だと思います。

今回は、ちょっとマジメな話でした。
ではまた

荒れる相場と、テクニカル

2月1日(水)

先週からトランプ大統領の大統領令で世界が混乱し、マーケットも混乱しているように見えます。
しかし、チャートは特に混乱しているわけではありません。

拙著でご案内のシンプルなテクニカルでも、ドル円は下向きで、私はずっと売り目線です。
ただ、西原宏一さんはメルマガで配信の通り、上目線でドル円を買っています。

このため、売り目線ですが、深追いせずに利食いしますし、タイミングをはかって入るようにしています。
(チャート重視の私がそう思うくらい、西原さんの相場観は確かなことが多いので、必ず意識しています)

要するに、ドル円はレンジになっていて、こうした場面では、私のように上で売っても利益が出るし、下で買っても利益がでます。
ただ、両方をやるのはちょっと大変ですし、自分のトレンド方向の判断に迷い(自分でバイアスをかけてしまう)やすいので、私はチャートに従い、方向を決めています。

このブログへのコメントでは、表示されない設定でご意見を送られる方もいらっしゃいますが、そうしたご意見を見つつ、今回はここ1週間ぐらいの取引の具体例をしめしたいと思います。

なお、コメントを頂いた場合、私からメールで返信すると、その方だけのアドバイスになってしまいます。
私は公開して多くの方の参考になる方が私はいいと思っているので、個別にメールで返信することはしていません。
ご理解頂ければと思います。

さて、ここ1週間ぐらいの動きをドル円の1時間足チャートで見てみましょう。USDJPY Lesson

上にあるオレンジ色は504SMA緑色は84SMA青色は21SMAです。
この設定にしている理由については、拙著でご案内の通りなので、省略します。

1/23(月)から昨日(1/31)までの1週間ちょっとで、取引したのは4回。
利幅は200pipsちょっとです。
値動きはもっとありますが、まぁ、半分ぐらい取れればいい、というのが私のスタンスです。

いずれも拙著でご案内の通りの方法で、ストップの置き方も同じ。
そして利益が乗ってきたら、SLをコスト(建値)に移動して損失を回避したのも同じです。

唯一例外に近いのは、昨夜の113.858からの売りです。(今回の最後の取引)
その前に1/30に114.20で売っていましたが、113円を割らずに戻して来たので、早々に決済しました。
冒頭に書いたように、西原さんが買い目線なので、深追いはしないわけです。

しかし、その戻りは114円をつけられませんでした。
このため、まだ売りが強そうだし、そこは1時間足の21SMA付近だったので、113.85で改めて売ったわけです。
これは112円まで下げたので、100pips以上取ることになりました。
ただ、ここでも112円を割れずに戻ってきたことで、こちらも早々に利確。
現在はポジションを持っていません。

今回はトランプの入国規制で相場が荒れたように思われますが、チャートはその前から下向きでした。
ここがチャートの不思議なところなのですが、相場は徐々にリスクオフの円買いに傾いてきていたわけです。
その理由はわかりません。
しかし、そんな答えは必要ないのです。

私たちは取引して利益を得るのが重要であって、国際政治や国際経済を解説するのが仕事ではないからです。

テクニカルやチャートでもいいし、メルマガを参考にするのもいいですし、判断基準はなんでも構いません。
重要なのは、決めた判断基準に従い、決められた通りに相場に入り、決められた通りに損切し、決められた通りに利確することです。

昨日、ダイヤモンドZaiで掲載された、FXで資産10億越えの記事が話題になっていましたが、考え方とやっていることは全く同じで、それは、前々回にエントリーしたブログでご紹介した沖縄でお会いしたトレーダーたちとも同じでした。
つまり、相場で利益を得る方法はみんな同じなんだ、ということです。

拙著がFX入門者の方が自分のトレード方法を見つける参考になれば幸いです。

なお、コメントを頂いた方から初心者向けの勉強会はありませんか?とご質問を頂きました。
私も初心者の頃は、いろいろなWEBセミナーを見ましたが、講師により取引のスタンスが違うので、混乱もしました。
セミナーや勉強会に参加される方は、この点を理解した上で参加するといいと思います。

私も、週末のテニスのあとに1時間ぐらいなら、どこかでお茶飲みがてら(あくまでお茶です、お酒ではありませんよ拙著の読者の方とお話しするのもいいかなぁ、と思っています。
参加したいとか、ご意見があれば、コメント頂ければ参考にしたいと思います。

ではまた



タイミングが大事

1月11日(水)

新年おめでとうございます。
今年もFXを楽しみましょう

さて、楽しみましょう、と言いながら新年から負けた人の話です。
先週末テニスクラブで友人に会うと、新年から張り切って取引して、やられまくっている、と泣いていました。

彼はテニスはかなりの上級者なのですが、テニスで出来るメンタルが、FXではできません。
つまり、チャンスを待ってタイミングをはかることができないのです。

彼に言わせれば、待ってないでバンバン取引しないと真剣にやれない、とか、緊張感がない、と言いますが、、それでは利益は残りません。
FXを趣味と割りきって、テニスラケットやクラブの会費を払うように、FXは楽しいから毎年楽しんだ分支出してもいい、と言っているようなものです。

なぜタイミングが重要かと言えば、FXはお金がかかっているのです。
失敗すれば損をしますし、好き勝手をして儲かるほど甘い世界ではありません。

FXは、相場の方向性があっていても、タイミングが悪ければ利益は残らない世界です。
だからテクニカル・ツールを使うわけです。

なんとなく感覚で取引して上手く行くのは、かなりのベテランであって、経験が数年の人や利益が安定しない人は、自分の判断指標に従う必要があります。
つまり、基本通りのことができない人が、最初から応用や自己流で上手くいくはずがないのです。

チャートはドル円の1時間足です。
20170111 USDJPY Lesson
表示している移動平均線は拙著でご案内のもので、使い方もそのままです。
これを見ると、買いのチャンスは青色の部分、売りのチャンスは赤色の部分で、それ以外の場面はすべてタイミングが遅く、利益が少なくなることになります。
そして最悪は黄色い部分
まさにスッ高値を買ったりや、ド底を売ってしまいます。

そして注目は、こうしたポイントは移動平均線から大きく外れている、ということです。
平均から外れるということは、相場は行き過ぎているのかもしれません。
移動平均の位置はそうして意味で、重要だと思っています。

つまり、相場がある程度動けば、当然、戻す動きがあります。
それを知るにもテクニカルが必要なわけで、テクニカルがないと、自分の勝手な思い込みでまだ上がる、まだ下がると妄想してポジションを作ってしまいます。

FX取引は、タイミングさえよけれ、トレンドの逆に動く部分も儲けられますし、もちろんトレンドも取ることができます。
でも、このタイミングを自分の天性の勘に任せるのは、かなりの楽天家か無謀なことなので、まずはテクニカルを何か1つでも自分のものにすることをお勧めします。

そんな趣旨で本を書いていますので、ご興味のある方は、いかがでしょうか。
あ、本には、こんなに辛辣には書いてませんよ。
今回のブログはある意味、友人へのメッセージなので、フランクに書かせて頂きました。

錦織選手と同じラケットを使ってる上級者のキミ
君が同じ道具を使っても、錦織選手と同じレベルにいないのと同じで、FXでも道具が同じだから同じように上手く行く、ということはないのだよ。
道具を自分なりに使い込んで、自分の手足として使えるようにすることが重要だし、そのためにはテクニカルの基礎がためが重要だよ~
...そろそろ、僕の本も買って読んでね

ではまた

動く相場

12月12日(月)

週末はFXの勉強会で、那覇に行ってきました。
寒い東京に比べると、暖かくて良かったです。
勉強会は、暖かいどころか、熱い感じで、専業や儲かっている人はみんな同じことをしていることがハッキリしました。

つまり、どんな時でも儲けられるわけではなく、儲けられる時に合わせて取引している点が共通点でした。
逆に、その儲けられるときは、同じ時間軸なら、どのようなテクニカルや手法も関係ないという点も確信が持てました。

チャートは前回と同じ11/8の米国大統領選挙で、まさかのトランプ当選のドル円相場、1時間足です。
USDJPY_20161212010046c31.jpg
前回と同じなので、11/7日(月)に空けた窓の部分が黄色い帯で示されています。


では、私の著書「臆病な人でも勝てるFX入門」でご紹介している、21SMAでは、丸の部分が買いのタイミングということになります。
usdjpy c


次に、テクニカルの設定を変えて、21SMA、75SMA、200SMAを表示させると、上のチャートと同じ丸の部分が買いのチャンスであることがわかります。
USDJPY 21-75-200

この2つは最終的に21SMAの上抜けがタイミングになるので、まぁ、同じだろうということになるので、今度はMACDの標準的な設定(12-26-9)で見てみましょう。
すると、若干早くタイミングが示されていますが、ほぼ同じ付近だということがわかります。
USDJPY macd

さらに、私が老舗エフピーネットの西原宏一メルマガ「シンプルFX」と、ダイヤモンド社の西原宏一×ザイFX! トレード戦略指令で解説を担当している、ディナポリ・チャートで見ると、若干タイミングを早くすることができる可能性がありますが、基本的には同じ値動きのタイミングで買い参入することになります。
usdjpy d

このように、相場が動く場面では、どのテクニカルもほぼ同じ状況で取引サインをだしており、要するに、テクニカルや手法ではなく、自分がどれだけ使いこなせるか、どれだけその方法を熟知しているか、で決まってきます。

特別な手法だからどんな時でも儲けられる、というものはたぶんなくて、逆にどんな手法でも動く相場なら誰でも上手くいきやすいのではないかと思って拙著では1つのテクニカルを紹介しているので、半年ぐらい試してみるといいのではないでしょうか。

ではまた


トランプ大統領

11月12日(土)

今週は米国大統領選挙が世界を驚かせました。
もちろん、ドナルト・トランプが世界中の予測を覆して当選し、来年には第45代アメリカ大統領になることが決まったからです。

前回のブログエントリーでは、6月の英国国民投票のようにまさかがあり得るので、大統領選挙でのトレードは避けた方がいい、というものでした。

しかしながら、昨日(11/11)放送のテレビ東京 ワールドビジネスサテライトWBS)をご覧になった方はご存知かもしれませんが、選挙結果がでて、トランプ当選が決まった後に私はドル円を取引しています。
...トランプ相場の損得勘定というところで、取材されています(テレッ

ただ、取材自体は六本木のテレビ東京さんの新社屋にお邪魔して1時間ぐらい記者の方とお話ししたのですが、そこはテレビ放送なので、時間的制約もあり数分に編集されて放送されています。

そこで、ブログ読者や、FX取引をされている方に誤解のないように、少し補足をしておきますね。
...ちなみに記者さんだけでなく、カメラさんや音声さんも親切で、リラックスして話せました


ドル円相場を1時間足で見ると、こんな感じです。
USDJPY.jpg
11/4(金)から11/11(金)までの動きを表示すると、まず11/7(月)のオープンで窓が空いています。(黄色い部分)
...11/4の高値と11/7の安値の間が空いていて、日足で窓になっています。

そして月曜火曜は窓を埋めずに窓より上で推移していました。
これは前週に起こったトランプとヒラリーの支持率が接近したことからトランプ・リスクでリスクオフになった動きの反動で、支持率が開き始めヒラリー当選の可能性が高まった安心感から窓が空いたものと思われます。
...たぶん週末の間に売り注文が引っ込められて、買いだけが残っていたので窓になったのではないかと思っています。

11/8の深夜(11/9午前0時過ぎ)のツイート(@maru3rd)では、「大統領選挙で結果はどうなろうと窓が埋まるだろう」ということを書いています。 株に比べて流動性の高いドル円市場で長く窓が空くことは異例なので、大統領選挙の乱高下で窓が埋まるものと考えていました。

そして11/9(水)の東京時間に徐々に選挙の開票状況が伝わると、予想外のトランプ健闘で、ドル円は下げて、想定通り窓埋めの動きになりましたが、両候補が拮抗して乱高下というより、ヒラリーが予想外に弱くて相場がリスクオフに傾きつつあるような動きでした。


ドル円は103円どころか、102円も割り込み、もしかしたらこのまま100円を割るかもしれないという懸念がマーケットを覆います。
私も、もし割り込むようだとアベノミクスにも厳しくなりそう、というようなことをツイートしています。
その後は、ご承知の通りトランプが優位で、当選確実となってドル円は101円手前まで下げて行きます。

ただ、トランプが当選したら、ドル円は97円とか95円とかという予想がコンセンサスとなりつつありましたが、私が最も信頼するトレーダーの西原宏一さんは、そうではありませんでした。

11/7に開催したYJFXでのWEBセミナーでも、11/8に開催したセントラル短資FXでのWEBセミナーでも、今年最大のインパクトは6月の英国のEU離脱(Brexit)で、大統領選挙でもこれを越える衝撃となるとは思えない、というものでした。
西原さんの有料メルマガ(私もお手伝いしています)シンプルFXトレードFXトレード戦略指令でも、こうした西原さんの相場観や情報が書かれていました。


この西原さんの相場観がベースにあったので、トランプの勝利宣言や101円すら割れずにドル円が反転し始めたところで、「これは戻るかもしれない」と考えて、ドル円の買いを考え始めました。

理由は次の5点ぐらい。

まずは、先ほどの西原さんの考え。
  トランプ大統領がブレグジット以上のインパクトかということ。
 ドル円が9月の安値100.08も下抜けていない。 
  ということは、6月Brexitの安値はさらに下にあり、6月以降安値を切り上げている。
  この事実は、西原さんの相場観がいいのでは?という考えを客観的に裏付けてくれました。
意外にもトランプがまともかもしれない
  トランプの勝利演説は、あまりにジェントルで、これまでの奇人変人ではありませんでした。
  これは極端なことを言っていたのは選挙戦略だったかもしれない、と私に思わせた。
  ということは、トランプでもいいのかもと、他の市場参加者も思ったのではないか、ということ。
連邦議会上院下院も共和党。
  大統領選挙と同時に実施された連邦議会選挙でも共和党が圧勝して、大統領と議会がすべて共和党。
  これでトランプと議会が強力すると、強力な経済対策をする可能性があること。
日本の当局の動き
  日銀、金融庁、財務省が会合し介入警戒感を抱かせたことで、再び101円を割り込む円買いをしにくくなったこと。

これで、101円を割って円高が進むことが考えにくい以上、急激な円高の動きは、同様に急激に巻き戻される可能性が高まります。

そこで、次の問題は、どこでエントリーするか、ということ。

このとき考えたのは、はやり月曜日の窓。
この窓付近が上げていくのか、再び下げるかの分岐点になりやすいのでは、と考えました。
実際チャートを見てもこの部分で少しもみ合っています。

が、103.77ぐらいで戻り高値を付けたあと、再び円高方向に動いた安値は103円レベル。
ここから再び103円台を上がってきたので、103円60台でドル円を買いました。
これはストップを103円割れに置くことができるからです。

ただ反省点としては、もうワンテンポ早く、103円前半で買えればよかったのですが、なにしろ私、臆病で慎重なので、なかなかできません
...なので、私はサインが比較的遅めの移動平均線が自分に合っていると思います。

また、この101円台102円台の急激な戻しのタイミングでは、ストップを101円割れに置くことになり、自分にはストップ幅が広すぎることも、買いタイミングにできない理由です。
...この辺の取引タイミングについては、著書に詳しく書いてあるので、参考になればと思います。(宣伝


あとは、深夜0時を過ぎたころには104円台で安心できそうなので、ストップを建値の上に引き上げ、利食いを105円60ぐらいにおいて安心して寝ました。
こうすると、損になることはありえず、リスクゼロで利益だけ追求することができます。

結果として、今回は大きなイベントにも関わらず上手く行きましたが、これは通常私がチャートを見てやっていることとは少し違います。
104円台ではチャートもサインを出していますが、それより早いエントリーなので、日頃の情報収集で準備ができていたからに他なりません。

きっと上手な方は101円台か102円台でもっと早く買っているでしょう。
私は、本にも書いているようにビビリーで慎重なので、これくらいで十分だと思っています。


テレビのニュース報道は、「トランプ・ショックがどのように相場に影響したのか?」がテーマで、一般視聴者向けなので、今回のブログでは、FXトレーダー向けて細かく解説して放送を補足してみました。

ではまた
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プロフィール

田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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