ドルスイスとチャートの読み取り

4月18日(水)

本日の西原メルマガにも寄稿していますが、スイスフランが売られています。
  西原宏一メルマガ シンプルFXトレード
  西原宏一メルマガ FXトレード戦略指令

私の最新書籍でご案内している、Dinapoli(ディナポリ)チャートと、ダウ理論は、毎日配信の上記メルマガで解説していますが、今回は、その一部、ドルスイスについて、こちらでも掲載してみます。

チャートはドルスイスの日足で、Dinapoliチャートです。
usdchf d
色の帯で示しているのが、それぞれのレンジで、青と赤の矢印はレンジブレイクです。
USDCHFは1月から2月を底に下落の動きが反転して上昇してきています。
そして上昇の動きも一気に上がるのではなく、日々形成されるレンジと、その上抜け(レンジブレイク)を積み重ねて、上昇トレンドになっていることがわかります。
・・・メルマガではこうしたチャート解説を毎日配信していますし、質問にもお答えしています。

こうした相場の値動きの基本がわかると、取引のタイミングとしてレンジブレイクで買っていくことはもちろん、レンジの下限に近付いたところで買いを入れれば、損切り幅を小さくできます。
またディナポリ日足と組み合わせることで、トレンドが2月ぐらいに下落から上昇に転換していることも、複数のテクニカルで確認することができ、相場の変化を早い段階で確率高く見つけることができます。

ただ、それには基本となる考え方を熟知して、何度も相場を見ることが必要です。
私はテニスをしていますが、錦織圭選手と同じラケットを使ったからと言って、同じようなプレーができるわけではありません。
もし、そう思う人がいるなら、現実を知らないか、夢想家でしょう。
・・・ちなみに私はロジャー・フェデラーのモデル(同じではない)を使っています

あちこちで書いたり発言しているように、「FX=技術」と考えているので、誰でも適切な方法を取ればある程度の利益を得ることはできると思っています。
しかしそれは、錦織圭のラケットを買って、日々練習をすれば、ある程度打てるようになる、試合ができるようになる、ということと同じで、買ったその日から急激に上手くなるわけではありません。・・・当然ですが

ですから、最初の書籍 臆病な人でも勝てるFX入門で書いたように、練習してデータを取ることが大切です。

そうしたデータを取る元となる知識として、拙著やメルマガを参考にして頂ければ幸いです。

また、前回のブログ エントリーで触れた、トレイダーズ証券さんで開催したセミナーの動画がYoutubeにあります。
こちらは、自身初のWEBセミナーで多少緊張しつつ、不慣れな解説と同時進行するチャット欄で混乱しつつだったので、あまりお勧めではありませんが、虹色チャートと、相場への考え方をお話ししているので、ご興味のある方は、温かい目ご覧ください

ではまた

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USDCADの質問

田向さん、
『ZAiFX!×西原宏一 FXトレード戦略指令!』にて質問をさせていただいた者です。
2つ目の質問で、「ブログの方にコメントを」とのこと。こちらに投稿させていただきました。
メルマガとは別媒体ですので、2つの質問を再度記載させていただきます。
お時間あるときにご教授いただければ幸いです。

【質問1】
田向さんに質問があります.

通貨ペアはUSDCADです.
USDCADは1/31以降上昇トレンドにありましたが,ダウ理論で解釈すると3/12安値1.28104を4/3に下抜け,上昇トレンドが崩壊しました.
以後4/17に1.25254まで下げてから戻り高値を探す動きになり,現在1.285前後で推移しています.

質問したいのは4/30の動きです.
USDCADは4/17以後,安値が切り上がっていましたが,4/30に前日安値を下抜けました.
また4/30安値は1時間足・4時間足で見ても,4/24安値1.28108を下限とするレンジを安値が下抜けています.
このため私は,この動きでUSDCADは戻り高値をつけ終わったのか?と思いました.
しかしながらその後レートは下がらず,3×3DMA付近でもみ合いを続けています.

私なりに4/30の判断を間違えた理由を下記のように考えています.
理屈はいろいろ浮かびますが,どれが適切な判断なのか分かりません.
田向さんが評価すると,どのようになるでしょうか?

①4/30は前日安値を確かに下抜けている.相場は100%思い通りに動く訳ではないので,こういった損切りは相場への参加料と割り切って受け入れるしかない.
②4/30は確かに前日安値を下抜けているが,終値では前日安値を下抜けていない.冷静に終値レベル(=ローソク足の実体)で前日安値を下抜けるのを確認するべき.今回は終値での下抜けに失敗した.よって戻り高値をつけた判断は出来ない.
③4/30は確かに前日安値を下抜けているが,もう1日5/1も同様に前日安値を下抜けて陰線で終わることを確認すべきであった.判断が1日早い.
④そもそも4/30の地点では,ディナポリチャートを見るとローソク足の実体こそ3×3DMAの下になったが,その下には25×5DMA,21SMA,7×5DMAがあり,方向性が安定しない可能性がある.日足で3本のDMAや21SMAの下抜けを確認してから戻り高値の判断を行うべき.

【質問2】
田向さん,
USDCADについて質問を行い,5/7の昼過ぎに回答を頂いた者です.
ご指導ありがとうございました.その上で追加で質問したいことがあります.

田向さんは,私がUSDCADの日足終値に注目しているとの点から,日足チャートを念頭に解説されました.
そして,
①私が4/24安値をレンジの底と考えたことは,考え違いであること(理由:4/23安値の方が安い).
②USDCADのレンジは,田向さんは4/2と4/17と考えていること.
③USDCADはそのレンジの下限4/17を下抜けないと,下向きに転換といえないこと.
をご指摘頂きました.
そうすると日足チャートでは相場が下がって4/17安値を下抜けるまで,USDCADはダウ理論のダウントレンドは未発生で,ダウ理論ではショートエントリーは出来ないことになると思います.

一方田向さんは,「時間軸が違うなら,全く違った話になる」ともおっしゃいました.
するとUSDCADで日足は4/2と4/17のレンジ継続中でも,1時間足や4時間足を利用して日足4/17安値下抜けに向けた動きをとらえ早くショートエントリーを試みる,といったトレード計画は成り立つのでしょうか?

具体的に私が思いついたのは,
①ご回答に中にあったように,現地点(5/7)地点での直近安値は5/2安値です.レートが5/2安値を下抜けるのを待ち(日足のヒゲのみでも可),その後1時間足などの短い時間足でダウ理論にてショートエントリーする.
②①と同様だが,レートの5/2安値の下抜けは日足の終値で下抜けるのを条件とする.
③日足のディナポリチャートでレートが3本のDMAを下抜けるのを確認し(日足のヒゲのみでも可),その後1時間足などの短い時間足でダウ理論にてショートエントリーする.
④③と同様だが,レートの日足ディナポリチャート3本のDMAの下抜けは,日足の終値で下抜けるのを条件とする.
などです.
(「1時間足などの短い時間足でダウ理論にてショートエントリーする」のは,「高値を更新しないまま安値を更新する瞬間」を考えます.直近安値の1~2pips下に指値を置いて待機,といったイメージです.)

特にディナポリチャートを利用すれば,ダウ理論ではトレント未発生でも,3本のDMAの下抜けはディナポリチャート上では相場の下向き転換を定義付けられると思います.
「4/17安値下抜けまで待たずにすむ」と欲張った考えが膨らみます.

田向さんは,「質問者さんは,上がってきたから『売りたい』という気持ちの方が強かったのではないか.自分の考えにバイアスがかかっていると,テクニカルでも都合のよいように考えてしまいがち.」とご指摘されています.
この文章をキチンと読んだのか?とおしかりを受けそうな質問ですが,ご指導頂ければ幸いです.

Re: USDCADの質問

Kenchanさん、こんにちは
田向です。

西原メルマガは、原則として配信したメルマガについての質問を受けるようになっており、個別の相談にはお答えしていません。
このため、こちらへ移動して頂きました。

最初の質問と合わせて読み直しましたが、
私が感じたのは、ちょっと厳しく言うと、「机上の空論」です。

相場取引で、「これが絶対上手く行く」というものはありません。

ですから、リスクを明確にして(=損切りをどこにするか)取引します。

Kenchanさんの質問は、主にエントリーだけを考えており、損切りをどこにするかの戦略がありません。
つまりどれくらいのリスクを取るかが明確になっておらず、現実の戦略としては未熟と感じました。

ただ、これはFXを始めた多くの方に見られる傾向で、月刊FX攻略.comの連載でテクニカルについて同様の問題点や考え方を示していますので、ご興味があればご覧ください。

私は主に日足で取引するので、メルマガでも日足で書いていますが、時間軸を変えれば景色が違います。
また当然利幅は小さくなります。

極端な例ですが、スキャルピングで100pipsや200pips取ることはありません。
時間軸が極端に短いスキャルピングでは数pipsを狙い、その代り取引数量を極端に増やします。
逆に時間軸が長ければ、数百pipsを狙いますが、スキャルのようなロットでは取引しません。

この辺の理解が不十分なのかもしれないな、という印象を今回の質問から受けました。

ということは、まだFXを始めたばかりで自分の取引方法を探している段階、ではないでしょうか。

そうであれば、実際に試して自分の取引データを集積することが最も大事です。
拙著「臆病な人でも勝てるFX入門」にはしつこくこのことを書きましたが、
前述のように、これなら必ず勝てる、という必勝法がない以上、
自分の取引方法を考え、それを徹底的に試してデータを集積することが大事です。

今回考えられている取引方法でも、どんな方法でも構いません。
ますは数か月、取引回数として最低100回以上、同じ取引方法を試し、
その結果を分析することが次につながります。

もし大金を一発勝負で入れようとしているなら、それは「運」次第ですし、多くの人は破滅します。

FXは数年かけて知識や経験を身に着けないと、収益には繋がりません。
そんな簡単に儲かるわけがありません。

まずは、私の入門書をお読み頂ければと思います。


ありがとうございました

田向さん,
お忙しい中私の質問に対し,ご丁寧に回答を頂きありがとうございました.

「自分の取引方法を探している段階」「損切りをどこにするかの戦略がなく,どれくらいのリスクを取るかが明確になっておらず、現実の戦略としては未熟」とのご指摘,耳が痛いです.改めて自分のトレードをみて,その通りだと反省いたします.

徹底的に100回以上,同じ取引を繰り返してデータ分析ですね?
頑張って取り組んでみたいと思います.

私はまだまだ未熟者でキチンと安定的に収益を上げることはまだ出来ていません.しかしながら田向さんの著書を拝見して勉強してから,証拠金がどんどん減ることはなくなりました.
最後になりますが,田向さんに厚くお礼申し上げたいと思います.

Re: ありがとうございました

Kenchanさん

こちらでのコメントは、少し厳しいかなぁ、とも思ったのですが、
KenchanさんのFXに対する情熱は、メルマガの質問でも伝わってきていたので、
ここから基本をキッチリ抑えると、素晴らしいトレーダーになれると思って書きました。

私の考えが伝わっているようで、感激です。

FXは簡単ではありませんが、収益の方法は十人十色であります。
メルマガでも、西原さんや竹内さん、そして私のトレードや相場の見方が違うように、正解はありません。
最終的に自分流で利益が残るような方法を確立できればいいわけです。

そのために、是非データを取って分析することをやってみてください。
その結果が良くなければ、次の方法を同様にデータをとってやってみる、この繰り返しで自分にベストな方法を見つけることができます。

依然、FXセミナーでお会いした東京の某国立大学で理論物理学を教える教授の方がいました。
その方にも同じデータ収集と検証のお話しをすると、それは理論物理や実験物理の方法を全く同じとのことで、真理を追究する道程は皆同じなのだなぁ、と思ったことを強く覚えています。

Kenchanさんも、是非ご自身のトレード方法を探して頂ければと思います。

ではまた
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プロフィール

田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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