2冊目についてのご質問

2月14日(水)

先日、私がお手伝いしている西原宏一さんのメルマガで、私の2冊目の著書(詳細はこちら)についてご質問がありましたので、このブログで詳述します。

質問は2つあります。
<1>本のカバーに、「リスクを抑え毎月5%のリターンを狙う実戦力」とあるが、これは誰でも実現可能か?
<2>「毎月5%のリターン」というのは、非常に高い目標と思われ、そのためには多数の通貨ペアを取引する必要があるように思うが、だいたい何通貨ペアという目安にしているか?
というものです。

まず最初のご質問についてお答えします。
本を作るには、出版社と編集者が関わりますが、出版社は当然本を売り対ので、売れそうなタイトル、見栄えのいいタイトルを希望してきます。
今回も、「億トレ」とか、「億を目指す」とか、そういうものを求められましたが、それは簡単ではありませんし、この書籍はFX歴2~3年ぐらいの人を前提に書いたので、お断りしました。
...そのためか、amazonで1位を取ることはなく、1ケタをウロウロしています。
   出版社さん、すみません

私は、きちんと本を読んで頂きたいし、ちゃんと役に立つ内容をお伝えしたいので、こうしたタイトルはご遠慮させて頂きましたが、「月に5%」ぐらいのリターンは十分に可能だと思っています。

著名トレーダーの方は、年間200%とか300%を目標にしている方も多くいます。
私は50%から100%ぐらい取れれば十分と考えていますが、そうした意味でも月5%は高過ぎるハードルではないと思っています。

例えばドル円の日足をご覧ください。
usdjpy_20180214202102ba0.jpg
ドル円日足は、12月に上は12/12の113.749、下は12/6の111.994でレンジになっていますが、1/10に下げて12/6安値を下抜けていきます。
本書でご案内の通り、ここで売り注文が約定するはずです。

その後は引き下げたストップがつくことなく本日は106円台まで下げており、5円以上動いています。
100万円の資金で1万通貨売るだけで、5万円以上の利益になっており、これだけで5%を達成します。

この12月のレンジや、その後1/10の下抜けなどはメルマガでも配信しており、1/11の配信で107円方向に向かう旨の分析もご案内していて、今回は順調に動いてきた、ということになります。
またこうしたトレード方法は、拙著でもご案内の通りです。
よって、月5%は過大な目標ではなく、1年ぐらいかけてキッチリ相場を学べば誰でも達成可能だと考えています。

このFXは誰でも正しく学べばできる、ということは台湾でも発売されている前著でもご紹介した小学生でも利益を出せる話でもご説明しています。
ちなみに、最近の彼は小学生から中学生になり、もうすぐ高校生です(うわ~、こりゃ、自分も歳とるわけです
部活が忙しいようですが、たまにチャートを見ては取引しているようで、何かひとつテクニカルを自分のものにすると、1つのお財布を持つことができるのかもしれません。


次に2番目の質問です。
こちらは1番目のお答えでも少し示していますが、そんなに頻繁に取引する必要はありませんし、多くの通貨ペアを取引する必要はないと考えています。

私は、文章を書くのが好きなので、書籍の他にも、メルマガやインヴァスト証券に為替予想を書かせて頂いているので、12か15通貨ペアを表示させていますが、これはトレードではなく、何が動いているかを知る為です。
mt4.jpg
ご覧いただくとわかりますが、縦横に同じ通貨がなるべく並ぶようにしています。
例えば最下段はスイスフランの行です。
左の1列目はドルですし、2列目はポンド、3列目はユーロと並んでいますし、中段は円ですね。
このようにして、例えばドル円が動いても、ドル売りなのか、円買いなのか、を見るようにしています。

少し話がそれました
しかし、実際に取引する通貨ペアは10種もありません。
テクニカルを使う以上、流動性が最も重要で、流動性の低い通貨ペアは取引しません。
よって、リラ、ランド、ペソ、人民元などのエマージング通貨は見たこともありません

そして、質問1に関連しますが、1つの通貨ペアでも利益を伸ばすことで十分に目標利益を得ることができます。

質問者の方は、おそらく利益が乗るとすぐに利確してしまうのでしょう。
しかしそれでは利益は伸びませんし、次に入るタイミングが難しくなります。
利益を伸ばすということは、拙著にも書いてあることですから、質問は少し的外れとも言えます。

こうした的外れな質問になることは、よくあり、それは1度しか読まないからです。

メルマガ配信でもそうですが、西原さんや竹内さん宛にも、ちゃんと読んでいない人からの質問が来ることもあります。
テレビで明光義塾のCMに体操の内村航平選手が出ていますが、「わかった・・・つもり」と、「理解」の間は相当開きがあります。

このため、現在試験的に、FXの個人指導をしています。
FXはおろか、PCすらあまり使ったことのない素人の人に、毎日課題をだし、それをチェックしながら教える、ということを数か月やっていますが、これはとても効果的で、目を見張るものがあります。
相場経験が全くないうえ、iPhoneしか持っていない人でも、続けると、普通のトレーダーと同じような相場判断ができるようになりますし、利益がついてきます。
これは以前、小学生に教えたことと同じで、誰でも適切な練習を重ねれば上達できる、ということを示しています。

拙著にも書いたと思いますが、テクニカルに関してはFX=技術と言えるのだと思っています。

FXで利益が上がらないという方がいれば、拙著をお読みいただき、併せて日々のテクニカルを解説している西原メルマガをご購読頂くと、技術習得が早くなるのではないでしょうか。

ではまた

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大変役に立つお答え

田向様
非常に丁寧に分かりやすくお答えを描いて頂き、誠に有難うございました。非常に心強くなりました。
自分はソフトウェアシステムエンジニアでmt4を組んで半自動半裁量のスタイルで約8年間為替取引をやってきました。
この何年間、西原様、田向様のメルマガの御配信を参考に、お陰様で利益を出しておりますが、やはり仰る通り、利食いはいつも小幅でいつも悔しい思いをしてきました。それで、エントリーのタイミングと回数にもかなり影響します。
この本をきっかけに、利食いとエントリーのタイミングをきっと良く改善されて行くと思います。
改めて御礼を申し上げます。

Re: 大変役に立つお答え

shifang78さん

メルマガではお世話になっております。

システムトレードされていれば、十分にご承知のことと思いますが、
テクニカルは、ファンダと違い再現性があるので、これを利用します。

毎回、今回のブログで説明のように大きく動くわけではありませんが、
動かない相場の後には、必ず動く相場が来ます。
動かない相場なのに無理やり手を出すより、
動く確率が高いところだけ取引すれば十分だと考えています。

なぜなら、FXはレバレッジが使えるからです。

自分の取引方法で確率高く儲かるなら、
レバレッジを上げることで収益を増やせます。
取引回数を増やすより、ロットを増やす方が効率的だと思います。

一定の単価で取引回数を増やすより、
取引回数は変えず、単価(つまりロット)を増やす方が
効率的だということです。

但し、それには取引データの蓄積が必要ですね。

テクニカルを使い、数量的に、確率的に、データに基づいて取引する方が、
様々な通貨や他の金融商品との相関やファンダで取引するより
個人投資家には向いていると思っています。

ではまた何かあれば、ご質問ください。

アドバイスを有難う

田向様
アドバイスを頂きまして、ありがとうございました。
実は、正直言って、わりと大き目な投資資金をもって取引しています。
ただ、まだ勝率及び損益率がそれほど高くないので、まだロットを小さめにしております。資金運用率の観点からはよくないというのは承知していますが、自信がそれほどないことがいつもの悩みです。

ご回答の中で、田向様は個別指導をもやっていただいているようで、うらやましいなと思っております。可能ならば、費用や時間等の情報を教えて頂ければ嬉しく存じます。

Re: アドバイスを有難う

shifang78さん

相場には様々なアプローチ方法があり、手数を増やすのも1つの方法だと思います。
ただ、私は手数より確率重視で、のんびり取引する方が性格に合っているようですi-229
いずれにせよ、利益が出ていればいいので、その先は、自分流の改良ということではないでしょうか。

お互いにFXを楽しみながら、がんばりましょうi-185

西原メルマガ

西原メルマガでの質問がまずくてすいません。
田向様の著書(手堅く勝てる兼業FX)のP99に図18ローソク足があり、図19に折れ線グラフが上書きされています。
私の質問は、この折れ線グラフを図18ローソク足を元に、機械的に書くルールは何でしょうか、というものです。人間の目で見れば確かに図19のようになりそうですが、機械的にルールを決めて書こうとすると、難しいようです。やはり機械化できない人間の裁量の分野なんでしょうか。

私もいくらかは稼がさせていただきたいものです。

ヨンジと申します。
田向先生初めまして。
私もいくらかは稼ぎたいと思っております。

「臆病な人でも勝てるFX入門」を図書館から借りて
読みました。たいへんわかりやすい解説で一気に
読んでしまいました。ライオンや鹿やうさぎが可愛らしく
しかし、彼らのコメントと表情、そして先生のお答えの
ひとつひとつに考えさせられました。

2冊目は本屋さんで購入します。

Re: 西原メルマガ

sunnyさん

こんばんは
ちょっと、返信が遅くてすみません。

> 西原メルマガでの質問がまずくてすいません。

いえいえ、気にしなくて大丈夫です。
ただ、掲示板はあくまで西原さんのメルマガの掲示板なので、
メルマガ配信内容と関係ない書籍等のことは、こちらでご質問頂ければと思います。

さて、ご質問ですが、推測するところ、高値や安値をどうとっていいかが、わかりにくいのかもしれませんね。
拙著のダウ理論のところで、p.94以下で書いているように、上昇トレンドと下落トレンドには明確な定義があります。
つまり上昇なら高値を更新し、安値は更新しない、ということです。

p.99のチャートを見て頂くと、高値として数値をつけているところは、次の足が高値を越えていません。つまりここで上昇が途切れたのでその直前が高値となります。
そして、そこから下げますが、同様に下落トレンドの定義に従い、安値をつけて反転します。
この高値や安値をラインで結んだのが図19です。

つまり、機械的に決まるのです。

実際の相場では、これはどちらを高値にしようかとか、どっちが安値として適切だろうか、と迷う場面もありますが、気おhン的には先ほどのルールに従って高値や安値が決まります。
本日(2/19)にメルマガで配信したEURUSDのチャートでも、わかりやすいように高値とそれに対応する安値に同じ色のラインをつけています。

さらに踏み込むと、この部分はレンジでもあるわけです。
私の配信がレンジに言及することが多いのも、それが動き出す準備段階となるからです。

sunnyさんのご質問は、先日メルマガとブログに質問を頂いた方への返信で書いた、試験的にやっている個人指導でもよく出てきます。
つまり、この高値や安値を上手く見つけられない、ということがテクニカルによる相場判断を間違いやすくしているのではないかと考えており、ここをどう伝えて行くかを私自身のテーマのひとつとしたいと思っています。

もしまだわかりにくいようであれば、改めて質問してください。

ではまたi-88

Re: 私もいくらかは稼がさせていただきたいものです。

ヨンジさん
コメント頂き、ありがとうございます。

FXはお金を儲けるツールなので、そんなに簡単に誰でもができるわけがありませんi-229
世の中、そんな都合の良いことがあるはずがありませんからね。

ただ、地道な努力や、素直な心で取り組むことは、
FXのみならず、あらゆる物事での成功への道だと思っています。

偶然や運ではなく、自分のトレード技術を身に着けるということは、
何かの資格を取ったり、技術職として一人前になるのと同じで、
一定期間は努力を続ける必要があると思います。

FXで生き残り、利益を上げている人は、それをやった人だと思います。
安易に始め、安易に辞める人は、利益が上がらないか、
運よく利益が出ても、そのうちすべてを吐き出してしまいます。

しかし、続ければ、誰にでもチャンスがあり、
また確率的に利益を取ることは出来る世界なので、
ご興味があれば、是非続けて頂ければと思います。

なお、その際は拙著も是非ご購入頂ければ幸いですe-456

ではまたi-88



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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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