ドル円 8月の円高アノマリー

8月4日(日)

ご無沙汰しています。
なんと、1カ月も更新をさぼっていました。

ツイッターでの相場感は1日3回から5回ぐらい書いていますが、ブログは間が開きすぎですね

さて、他でもご案内されていますが、8月のドル円は過去15年中13回が円高になり、月足は陰線となっています。
そもそもこの数年はずっと円高基調だったこともありますが、米国債の大きな償還が8月中旬にあるため、日本から米国債に投資した資金が償還され、その一部がドルから円に戻される(レパトリエーション)があるから、とも言われています。

何しろ、日本は中国に次いで世界で2番目に米国債を買っている国ですから、それが償還されて、一部分でも円に戻されるだけで大きな円高圧力になる、というわけです。

ただ、今年は少し違う可能性も出てきています。
7/31放送のラジオ日経「北野誠のFXやったるで!」では、情報配信会社・グローバルインフォの社長、和田仁志さんがゲストでした。
和田さんは、FX会社などに情報を配信している会社の社長なので、マーケットの表から裏までいろいろな情報を集めています。

その和田さんが、「FOMCの結果がどうであれ、97円50を下抜けすることはない」という情報をご紹介しており、消費増税を控えた政府から、ドル円を買い支えるように、政府系のファンドともいえる、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や郵貯などに圧力がかかっているのでは、とのことです。

GPIFは120兆円を運用する世界最大のファンドなので、ここがドル円を買い支えるとなると、8月のアノマリーは効かない可能性が高まりますし、チャートをご覧頂けば、先週は見事に97.50で止められています。

チャートはドル円の4時間足ですが、下向きの虹ができ始めましたが、止められています。
20130804 usdjpy 4h


4時間の虹が下向きにできてきていましたし、流れは下向きだったので、ここを抜けると、95円ミドルぐらいの可能性がありますし、日足の一目均衡表は三役逆転して下げるサインの一歩手前だったのですが、ここで支えられて、少し流れが変わってきています。


5/22のバーナンキFRB議長の議会証言から、バーナンキ発言や、政府の意向など、大きな力がマーケットに働いているか、そのニュースに便乗した動きが大きくなっているのか、ちょっとチャートだけではやりにくい部分が出てきています。
この辺のことは、8月21日発売の月刊 FX攻略.comの連載コラムに「中央銀行にご用心」というタイトルで書いていますので、ご興味のある方はご一読頂ければと思います。

この機会にファンダメンタルズもじっくり考えるのがいいのかもしれません。

また先週の金曜日に雇用統計がおわったため、今週~来週ぐらいは夏季休暇を取るトレーダーも多いようです。そうなるとマーケットはさらに流動性が下がって振られやすくなるので注意した方がいいかもしれません。


次回はもう少し間を開けずに書くようにしようと思います。
ではまた

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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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