G20と通貨安政策

4月18日(木)


今日からワシントンでG20が開催されます。
日本の急激な円安は、他国にとっては対円での急激な通貨高で、これに文句を言いたい国はいっぱいあるはずです。

G7諸国については、通貨安政策ではなくデフレ対策での金融緩和、という説明でひとまず納得してもらい、欧州も米国もあまり良くない中、日本の復活のためにある程度は妥協している、というところでしょう。

しかしG20に拡大すると、ここには発展途上国もあり、これら国々にとっては日本への輸出がしにくくなるので(日本では円安で輸入価格が上昇)、当然、文句も出てくると思われます。

こうしたG20を控え、また1ドル100円の大台を前に、ドル円は4/11の高値99.937で止められました。
この100円手前でのうごきには、大台前のバリアもあるでしょうが、100円を上抜けできなかったことで、今週のG20で日本の通貨安への非難が大きくなれば、円売りから円買いになりやすい、という思惑もあったと思います。

こうした背景から、今週のドル円は95円台まで下げる動きも出ましたが、すぐに戻されていて、マーケット全体がまだ円安方向に向かっていることが確かめられてもいます。

ちなみに火曜日の早朝の下落(下ヒゲ)は誰がが仕掛けたのではなく、その前に下げた動きで個人投資家などが買っていたドル円のストップロスや強制決済が発動して、それを6時の時点でFX会社が決済した動きと思われます。
...新規参入した個人投資家のポジションが一気にやれらた結果だと思います。


さて、そのG20ですが、おそらく特に問題はなく、黒田総裁のプレゼンがそれなりに評価されて、拍手喝采ではないものの、ひとまず日本の異次元緩和はある程度理解され、円安継続になる可能性が高いと思っています。
...たぶん、この予想の結果は、今夜か明日にでもでるでしょう

私がなぜそう考えるか、というと、チャートです

チャートは虹色チャートのドル円日足。
直近の部分を拡大したチャートです。
20130418usdjpy daily
右端の直近の値動きを見て頂くと、ドル円は急落した日もありますが、虹は乱れていません。
上から順番に移動平均線が並んでいて、上昇トレンドが継続しています。

このため、この後も上昇が続くと考えています。

特に今日のG20で動くと考えていますが、その理由は西原さんの有料メルマガに書いている通りで、簡単に言うと、日足が下向きになっていない点と、3DMAをクロスしそうな点です。

チャートは虹色チャートにDiNapoliが使っている3*3DMAを加えたものです。
20130418usdjpy daily 3dma
黒い太線が3DMAで、3日移動平均を3日先行させて表示させたものです。

虹と3DMAを使うと、虹で方向が分かっているうえに、3DMAでタイミングがわかり、トレードの精度がアップします。

これで見ると、日足は本日この3DMAを上抜ける可能性があり、そうなると100円アタックとなりますし、G20の結果によっては100円越えもあると思っています。

ただこのG20前にはtwitterでも書いているように、要人発言などヘッドラインで動かされやすいので、まだFXに慣れていない方は注意が必要です。
...ただ、動いてくれれば、今週のようにそれはそれでトレードチャンスなので、
   ボラティリティの高いマーケットは嫌いではありません

今夜からのG20で、財務官僚時代に財務官としてサポート役をしていた黒田総裁が、日銀のトップとして表立ってどれだけのプレゼンテーションができるかが注目されます。

前回の4/4の決定会合後の会見では、これまでの総裁とは違う、プレゼンをした黒田さんなので、今回もこうしたプレゼンをして各国を納得させられれば、ドル円はさらに上に向かう動きとなりそうで注目です

円の動きは、このG20で通貨安が目的ではない、とい大義名分を十分に伝えられるかにかかっていそうです。


オマケですが、今年も6月1日(土)に FX友の会in東京 が開催されます。
詳細は、世話役のFX奈那子さんのブログに出ています。
私も申し込み済みで、必ず参加しますので、多くの方とお会いできればと思っています。


ではまた 

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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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