中国の人民元

2月6日(水)


昨日のブログに頂いたコメントで人民元について触れましたので、今回は少し中国人民元についてご案内致します。

中国といえば、政治的には現在日本と争いがあるようで、少し緊張する場面がニュースで伝えられています。
ただ、経済的には、お互いなくして成立しない関係になっているので、今後も政治的には争いもありつつ、大きく分断することはないのだろうと考えています。

これは日本と中国だけでなく、欧州や米国と中国も同様の関係で、グローバル経済ですから、経済規模が大きな国は特に経済的相互関係が強くなり、政治と経済は別の動きになったりするのではないでしょうか。

その人民元は、中国の国力の増大とともに切り上げられやすく、元高に向かうと思われます。
これは日本が経済成長と共に1ドル360円時代から円高に向かったのと同じ歩みでしょう。

一方の日本は当面円安の動きで、大きくは円は売られやすい展開になりそうです。

そうなると、人民元/円は上昇の傾向で、元高円安で両輪が回っており、上昇傾向が強いと思われます。

ただ、人民元は、あの中国共産党が一党支配する国の通貨ですから、もっとも自由な相場である為替市場とは相いれないのではないか、という疑問が起こりますし、中国の政治的な問題から不安を持ちやすいと思います。

しかも為替市場で取引される人民元は2種類あるのです
もう、これだけでわけがわかりませんし、手を出しにくくなりますよね。

まず人民元については、中国本土での取引に使われるオンショア人民元(CNY)これは上海人民元とも言われ(だからY?)、もう一つは香港人民元とも言うべきオフショア人民元(CNH)があります。

中国は共産国家ですから、通貨も管理したいと考えており、実際、マーケットには中央銀行であるPBOC(中国人民銀行)が介入して人民元レートを事実上固定して、緩やかな動きにしています。
これがCNYのようです。
※私もまだ十分理解していないので、間違ってたら教えてください

一方、中国には多くの国の企業なども進出しており、当然為替が起こります。
そこで、中国国内向けと別の、香港で取引されるオフショアの人民元がCNH(香港だからH?)のようです。

ここで、対ドルで2つの人民元を見てみましょう。
どちらも日足で同じ期間なのですが、通貨ペアが違うので、レートも違いますし動きも少し違います

まずは、USDCNY(ドル/オンショア人民元)の日足。
20130206cnyusd1d.gif
大きな上ヒゲ、下ヒゲがでていて、動きが極端です。

こちらはUSDCNH(ドル/オフショア人民元)の日足。
20130206usdcnh1d.gif
大きくは同じ方向に動いていますが、こちらの方が自然な動き。

これは香港はアジアの金融マーケットになりつつあり、インターバンク市場もあって、各国の銀行が人民元取引をしているからのようで、こちらは流動性もあるようですし、介入的な動きはあまり感じられません。

ここには人民元/円(CNHJPY)のチャートは出しませんが、これは現在の円安のうごきでずっと上昇しています。
さらに、日本と中国では金利が全然違いますよね。
経済成長8%の中国と、0%の日本では、金利が大きく違い、当然為替取引ではスワップという形での利益も発生します。

そうした意味では、少しリスクもありますが、中長期で数か月単位で買い持ちしてスワップを取るのにもいいかもしれません。

私は専業なので、スワップをあまり意識せず、トレーディング利益を狙いますが、兼業の方であれば、スワップも収益として意識してもいいのかもしれません。
頻繁に取引できないのであれば、スワップで少しでも利益を狙うというのもアリだと思います。


私も、人民元はつい最近興味を持ち出したばかりなので、本日の16時からのラジオ日経「夕焼けマーケッツ」で西原さんの解説を聞きたいと思います

なお、この番組はU-Stream配信がないので、ラジオまたはインターネットのラジオ放送(radiko)で聴くことができます。
またradikoは、iPhoneやスマートフォンでもアプリを入れると聞けます。

普段のトレーディングとは違いますが、こうした新たな通貨の動きも面白いと思います。


ではまた

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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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