欧州と円安

8月20日(月)

日本のお盆休みも終わり、海外の夏休みもそろそろ終わりつつあり、マーケットは通常に戻りつつあるのが今週だと思っています。
今週は独仏首脳会談や、ギリシャと欧州首脳との会談があり、マーケットは再び欧州に注目するのではないでしょうか。

ただし、今回はネガディブではなく、ポジティブになる可能性があります。

週末にドイツのシュピーゲル誌が報道したところによると、ECBは国債利回りが高止まりしている周辺国に対して国債買い取りなどに動き出すようで、その判断基準としてドイツ国債との利回りスプレッドが一定以上に開くと、その国の国債を買って利回りを押し下げる、というアクションを起こすようです。

やっとECBが本腰を入れて周辺国の国債買い取りに動き出すわけで、おそらく、市場はこうしたECBのアクションを好感して、引き続き、リスクオンになりやすいと思っています。

ただ長期的には、中央銀行が国債を買い取るという手法は芳しくなく、ECBのバランスシートは拡大していきますから、ECBの信用そのものに傷がつく恐れがありますし、あまりバランスシートが拡大しすぎると、最後の砦であるECBの信用もなくなり、欧州は次の手がない危機的な状況に向かう可能性があります。
まぁ、こうなるのは数年先かもしれませんが

さて、マーケットでは先週から円が売られています。
ドル円は80円を目指して上昇していますが、おそらく、80円は厳しく、乗せても一瞬で、80円10-20が上限と考えています。

チャートはドル円の4時間です。
20120820usdjpy4h.gif
ドル円は78円台の狭いレンジを続けた後、先週から上昇しています。
この動きは、東京市場でも上昇するという、本格的なもので、こうした動きは2月から3月の上昇局面と同じ動きです。
80円までは上昇が期待されますが、7月の始値80円10付近は上抜けにくいと考えていますが、もし上抜けてしまうと、3月の高値84円に向かう可能性があり、80円近辺は注目だと思います。

先週お盆休みでお休みしていた日本の製造業が戻ってくるので、こうした実需の円買いがどの程度出るのか、にも注目になりそうです。

欧州が楽観的になってきているので、円は売られる要因が増えており、今週は円売りの動きと欧州の情勢に注目だと思っています。


ではまた

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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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