ドイツ要人の夏休み

7月24日(火)

昨日もスペイン国債は7.5%にまで上昇し、7%台を割ることなく、高止まりしています。
株価下落からリスクオフの動きで、円が買われ、豪ドルが売られていますが、案外長続きしないかもしれません。

というのは、欧州の要であり、資金源でもあるドイツ首脳が夏休みにないっているからです。
メリケル首相は既に夏休み中で、欧州の夏休みは長いことでも知られていますので、しばらくはこのままかもしれません。
またドイツのショイブレ財務相も明日から3週間の夏季休暇に入る予定で、欧州の政治中枢が止まっている状況になっています。

チャートはスペイン10年債の利回りチャートです。
spanish 10y
6月にも7%を越えていますが、今回の方がより高くなっていて危機感はあります。

しかしスペインの財務相はEUへの支援要請は必要ないと言っていますし、当面はこのままで膠着かもしれません。
時間が長引くと、マーケット参加者も夏休みを取るので、案外売り圧力は弱まってしまうかもしれません。
一方、休暇に入るにはあるレベル以下では売り注文を置いていくと思われ、マーケットがトリガーを引くと一気に下げる危険性もあるかもしれません。

チャートはユーロドルの日足です。
20120724eurusd1day.jpg
虹は下向きで明らかにユーロ売りですが、直近は5EMAから離れています。
こうした場合は戻すか、現状レベルで時間調整されて5EMAが下がってくるのを待つ状況になりやすく、さらに悪材料が出なければ一気には下げにくいかもしれません。
...もちろん、ユーロは売り目線ですが

ユーロドルは1.20割れが予想されているので、まだ下げる余地があると思いますが、さすがに1.20にはバリアもあるでしょうし、大きな抵抗になりそうで簡単ではないかもしれません。

一方、リスクオフで円が買われクロス円が下げていますが、こちらもドル円が77円台に入ると口先介入が出てきましたし、76円台に突入したら日銀の実弾介入がありそうです。

マーケットがみんな売り目線になっているので、当然売りスタンスですが、スペイン国債利回り上昇の元になっているスペイン地方政府の中央に対する財政支援要請なども、公式のものではなく全て報道や思惑なのが気になるところです。
むやみに売ると踏まれそうなので、タイミングを精査したいと思っています。


但し、もしメリケルが休暇を切り上げてドイツに戻った、などのニュースが出たら要注意かもしれません。


ではまた

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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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