金融政策とトレード・チャンス

7月5日(木)

本日はBOE(英国中銀)とECB(欧州中銀)が金融政策を発表します。
注目のECBは現在の政策金利(年1.00%)から0.25%引き下げの可能性が注目されています。

またBOEでは、銀行間取引の標準となっているLIBOR(London Inter-Bank Offered Rate)を銀行が不正に操作した疑惑が注目されており、昨日は英国大手銀行バークレイズの元CEOが議会で証言しています。
...この疑惑には、タッカーBOE副総裁の関与もしてきされており、
   英国金融への不信がマーケットにどう影響するかに注目しています。


さてまずECBですが、利下げになったらどうなるのか?というご質問を頂きましたが、私の結論から言うと...「わかりません」となります

利下げしたらこうなる、とか、利下げがなかったらこうだろう、というのは自分の勝手な想像ですし、妄想かもしれません。

実際にトレードをしていない人や、経済に少し興味がある人と、ああだこうだと話をするのは面白いのですが、これは「朝まで生テレビ」と同じで、実際に儲かるかどうかといういみでは、何の意味もないと思っています。

ただ、多くの方とこうした方向感の話をすると参加者のセンチメントがどちらに傾いているのかを考える参考にはなるかもしれません。


また、指標やイベント後の動きがわかる人がいれば、それにそってポジションを取れば儲かるわけですが、そんな簡単ではないことはマーケット参加者の誰もが知っています。
だからこそ、今週はみんな取引を手控えていますし、重要指標や重要イベント前にはマーケットが動かなくなります。


私は、私たち個人投資家が、世界のマーケット参加者に先回りすることはできないと思っています。
つまり、他人を出し抜いて儲ける、というのは無理だと思っているわけです。

FXの経験は数年しかありませんし、毎年何億も儲けているわけでもありません。ツールも一般のPCでFX会社から提供されているチャートを見る程度ですし、多少プログラムができる人でも、為替のみならず、各国の債券や株価、CDSなどの値動きをみんな取り込んで計算しているヘッジファンドや大手金融機関(リーマン前は投資銀行とも言われました)のシステムに勝てるとは思えません。

ということは、動き出して方向が定まってから参入すべきで、黒か白か、一か八かのトレードをすべきではないと思っています。
...これはギャンブルなので、これで儲け続ける人はいないでしょう



さて、マーケットですが、ポンドドルとユーロドルの日足、4時間足、1時間足を並べてみてみます。
20120704 gbp-eur 3time
上段がEURUSD、下段がGBPUSDで、左から日足、4時間、1時間です。

まず左側の日足を見ると、ユーロドルもポンドドルも下向きの虹となってから現在は少し乱れています。
ただ大きな流れは一目瞭然で下向きなので、短い時間軸が下向きになるなら、そこが売り場になります。

そこで次は真ん中の4時間足をみます。
4時間足では一度上に向かいましたが続かず、現在は下方向に向かいつつあり、虹もなく方向感がありません。

こうなると直近の1時間がどう動くかが注目されます。
そして一番右の1時間足を見ると昨日から虹は下向きに転換してきています。

この1時間がこのまま下向きで美しい虹を描いて下落するようになると、4時間も下を向き始め、日足も下に向かうと思います。

これが今夜のECBで動くのか、明日の雇用統計で動くのか、来週になってからかは誰にもわかりませんが、この3つの時間軸を見る限り、大きな流れは下向きでドル買い、ポンド売り、ユーロ売りであるので、もしBOEやECBの金融政策発表で1時間足が上昇に転じても、大きく上には伸びて行きにくいことも想像できます。


大きな流れに従い、儲かる確率の高い場面、自分の得意場面だけトレードするのが、資産を増やしていくために必要なことだと思います。


まずは今夜のBOEやECBの結果に注目しつつ、明日には雇用統計が控えていることを忘れずにいたいと思っています。

ではまた


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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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