欧州混乱

11月17日(木)

相変わらず欧州が混乱しています。

イタリアは、マリオ・モンティが新首相に就任し、組閣を完了。
ただ閣僚に政治家はなく、経済学者や企業経営者とのこと。
政治的裏付けのない政権が国内でどれだけ指導力を発揮できるのか、疑問
...上手く行けば、無能な政治家(議員)は不要ということになる

一方、格付け会社フィッチが、「ユーロ圏の危機は、米国・金融機関の格付けに脅威を与える」と発表して、NYダウは引けにかけて急落、為替市場もリスク回避でドル買い・円買いへ。

このフィッチの今回の指摘はとても重要で、これを本日のアジア市場がどう消化するのかに注目しています。

チャートはユーロドルの1時間です。
EURUSD1H
昨日は少し戻す動きで調整局面となりましたが、上値を更新できず、フィッチのニュースで下落。
この戻りは昨日の高値も越えておらず、方向はまだ下方向で継続。

このフィッチのニュースのみならず、欧州の金融問題は今後も悪化しそうです。
日本のグロソブ(グローバル・ソブリンファンド)も保有していたイタリア債は全部手放したようですし、こうした動きは世界中であると思います。
こうなると、イタリア債を保有する銀行ではイタリア国債価格の下落で銀行資産が減り、そこからその国の経済不安となり、今度はその国の国債も売られるという、悪循環に入りそうです。

一方、ファンドなどは国債のデフォルトに備えてCDSを買っているわけですが、ギリシャは事実上デフォルトなのに無理やり”自発的に”債務の減免(ヘアカット)に応じさせられ、買った国債は半分以下になり、しかもそうした事態に備えたCDSも使えない、ということで、ギリシャ以外にも少しでも危ないと思われる国債は売っておくしかない、という状況です。
...こうしないと損が拡大する可能性が高く、自分のクビが危ないかもしれません

この世界的悪循環が簡単に解消されるはずはなく、当面リスク回避的な動きになりやすいと思っています。

それでも一方的に進まないのがマーケット
進んでは戻り、戻り過ぎては進む、そして進み過ぎてまた戻る...という繰り返しですから、上手く「進む」ポイントで入れば利益になり、行き過ぎたところで入るとしばらく耐えるか、損切りということになります。

虹の大きな流れを見つつ、トレードしたいと思っています。

ではまた


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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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