ドル買い

11月16日(水)

昨日は明確なニュースや指標ではなく、マーケットの雰囲気でユーロやポンド、オージーなどが売られ、ドルと円が買われる展開でした。
注目のドイツやフランスのGDPや欧州のGDPは予想通りでしたた、イタリア10年国債が再び7%台に乗ったのをきっかけに、じわじわ・ズルズル下げる展開で売りが一方的という感じではありませんでした。

昔から経済が上手く回っていて好景気だと、多少の不満や様々な問題は表にでませんが、経済が悪化すると国内の地域格差や世代格差、特権への不満など様々な問題が出てくるのは世界共通です。

日本でもTPPや大阪の選挙など形は違いますが要するに、ジリ貧だけど既得権益を守りたい人と、このままでは先がないので改革したい人、の争いのように思えます。
もっと簡単に言うと、税金からのお金を得ている人と、税金を取られるが援助を受けられない人、という構図かもしれません。

これは日本だけでなく欧州全体でも、イタリア・ギリシャとドイツとか、イタリア国内でも北部と南部なども同じ構図かもしれません。

こうした変革期や不安な時期に、金融では、より安心・安全なところに資金が流れます。
そうした意味で、ドル買い・円買いは続くと思いますし、あるレベルを越えると一気にスイス買いも起こるかもしれません。

チャートは、1カ月もののLIBOR金利です。
20111116 LIBOR daily
8月から急上昇して現在もズルズル上昇を続けていて、ドル需要が高いことがわかります。

続いてユーロドルの日足チャート。
20111116eurusd1dai.gif
縦破線は月区切りなので5月の終わりから現在までの動きです。

注目は直近の安値である、11月10日の1.3480付近(赤罫線
昨日のユーロドルはズルズル下げる展開でしたが、このラインは下抜けできませんでした。
この日足で見ると、このレベルは9月のギリシャ不安での急落時にも下げ止まったレベルで、下抜けた後もこのレベルでもみ合うなど重要なラインだと思っています。

この付近の動きを1時間チャートでも見てみます。
20111116eurusd1h.gif
10日の安値(赤罫線)を昨日の安値は下抜けできませんでした(黄色●部分)。

上の日足チャートでも、このレベル(赤罫線)で止められたとき、虹は下向きで流れは下方向だったにも関わらず、止められました。

現在も、ユーロドルは日足でも1時間でも、チャートは虹になっていますが、過去の値動きがこのようなので、反転の予兆には注意したいところです。

チャートのみならず、ファンダメンタルズでもドルが買われる動き、ドルが必要とされている状況なので、当面ドル買いの動きが続きそうで、特にFRB周辺からQE3関連の発言がなければ、この動きは続くと思っています。
特に昨夜はダラス連銀総裁がこれ以上の金融緩和は不要との発言もしており、この辺もドル買いに拍車をかけているかもしれません。

ドル買い・円買いスタンスを維持しつつ、戻りに注意したストップ管理をしたいと思っています。

あっ、忘れてましたが本日は日銀が金融政策を発表します。
介入はないと思いますが、さらなる緩和策が出るのか注目です。


ではまた

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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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