ギリシャとFOMC

11月2日(水)

昨夜はギリシャの国民投票の話題でマーケットは大騒ぎでした。
支援される側がなぜこんなことを言い出すのか、理解に苦しみますが、おそらくギリシャの政治家は自分の保身のために、自分が国民を苦しめているのではなく、国民の選択だ、としたいのかもしれませんが、それではリーダーシップの意味がありません
...日本の政治家の方も、政治家の仕事は決断と責任の取り方だと認識してほしいですね。
   ある意味、多様な意見を聞くとか、経過を見るとかは、決断の先送りですから、
   それを繰り返す人は政治家に向かないと思います。

フォレックス・ラジオYEN蔵さんのように少し吠えてしまいましたが、ここからはマーケットの話

ギリシャが国民投票で支援を断るようなことになると、ユーロは崩壊の危機ですし、金融市場も大きくダメージを受けそうです。
EUやIMFなど各国各機関がギリシャのデフォルトによる強行解決を避け、ジワジワ小出しにしつつ、大きなダメージにならないように工作している中、当事者のギリシャがこの枠組みから降りようとしてるのだから、たまりません。
...昨日のブログでユーロ下落を書きましたが、私の予想より早く動きました

当然、ユーロは売られ、先週木曜の1.42ミドルから昨日の1.36まで、3日で600ポイントも下げています。
チャートはユーロドルの1時間です。
20111102eurusd1h.gif
木曜に上向きの虹だったのが、火曜の昨日には下向きの虹となる急激な転換です。

これを4時間でみると
20111102eurusd4h.gif
4時間の上向きの虹も一気に反転していて、このまま下げていきそうです。
昨日サポートされた1.36付近(ピンク罫線)が下抜けすると、1.33ぐらいまで下げそうな勢いです。

ただ、この動きは急激ですし、本日はFOMCがあります。
マーケットもこの急激なリスク回避の動きで恐怖指数と言われるVIX指数も急騰しています。
20111102 vix1day
ギリシャのデフォルト懸念で30~50手前で高止まりしていたものが、ギリシャ債の50%カット(借金の半分踏み倒し)で安心感が出て30を割り込み25ぐらいまで下げてきていましたが、昨日は35以上まで跳ね上げています。


ここで金融不安が広がりそうであれば、FRBは何らかの緩和策を提供して市場を安心させるかもしれません。


先週までは欧州問題の一服と、FOMCでのQE3期待もあってドル売りでユーロドルは上昇しましたが、金曜ぐらいからさすがに今回のFOMCQE3はないだろう、とのコンセンサスになってきてドルは買い戻される動きになってきていましが、もしここで緩和策を発表すると再びドルは売られる展開になるかもしれません。
...月曜のフォレックス・ラジオYEN蔵さんが話していた大荒れシナリオかもしれません

今夜のFOMC、明日のECB理事会、明後日の雇用統計と、重要イベントが続きますし、ギリシャ問題も再燃しています。
また昨日大きく動いたので、参加者は少し疲れてそうですし、今日はギリシャ情勢とFOMCが不透明なので、よほど明確な動きにならない限り手を出さない方が良いかもしれません。
基本的にはユーロ売りスタンスですが、米国金融政策や、EUの動きにも注意したいところです。

なお、明日は日本は休日なのでブログはお休みさせていただきます。
でもマーケットは動いているので、ディーラーズ・バトルツイッターは書くと思いますので、ご興味があればお読みください。


ではまた

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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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