ユーロ不信

10月27日(木)

昨日はユーロ圏情勢にからんで荒れた相場でした。
ユーロドルは火曜の高値を越える動きをしたかと思えば、急落して今週の安値も割り込むなど、上下に大きく振れて、どちらもチャートポイントを越える動きだったので、売り方も、買い方もストップを切らされた人も多かったかもしれません。

上下に動いたので、ここでも方向感がありませんが、私はユーロの上昇は終わりでそろそろ下方向に代わる前兆ではないかと思っています。

チャートはユーロドルの1時間です。
20111027eurusd1h.gif
一度前日の高値(青罫線)を越えて上ヒゲとなり、その後、ギリシャ債の損失をめぐる銀行団との協議が行き詰っている、とのニュースで一気に売られて急落し、月曜日の今週の安値(ピンク罫線)を下抜ける動きとなりました。

昨夜の急落では今週の安値(ピンク罫線)の1.3820付近に注目していて、私はここを抜けたら売りを考えるラインと思っていて、売りの準備をしましたが、ディーラーズ・バトルで書いたように、動きが急激だったので、ここからさらに大きく下げるのかを見極めた方が良かったようで、その後のニュースやNY株の上昇などでユーロドルは戻り、下げは続きませんでした。

もうひとゆのチャートはユーロドルの4時間です。
20111027eurusd4h.gif
4時間チャートは虹が上向きに現れて上昇方向でしたが、直近は上値が押さえられて5EMA10EMAに接近して虹が乱れそうになってきたところで急落して5EMA10EMAは現在同じレベルとなっています。
ここから上に動かないと、4時間の虹はさらに乱れていき、上昇は終わる可能性があります。


また、この急落はマーケットの欧州不安や欧州問題が簡単には解決しないだろうという、ユーロ不信の表れだと思っていて、ギリシャ債のヘアカットが簡単には進まないだろう、という市場参加者の考えに合致したニュースだったため急落に動いたと考えています。

EU首脳会合では銀行への資本増強を図ることが決定されましたが、そもそも銀行資本がどれくらいか精査されていません。 また過去のストレステストが国債のデフォルトを条件としていないテストだったため、これらを含んだストレステストなり、銀行財務の精査が必要であり、時間が必要です。
...ストレステストに合格していたデクシアも破綻しましたし、意味がないように思います。

当面ユーロ圏は時間稼ぎをしつつ、対応を準備したいところでしょうが、何をするにも17か国がそれぞれ議会で合意しなければならず、迅速な対応はできず、どこから大きな問題になると思います。

昨日の飛びぬけた高値を越えて、1.40に乗せて上昇しない限り、今後ユーロは下方向へ行く可能性が高くなるように思っています。
ただ本格的に下げるにはまだチャートの虹の動きがまだですし、時間がかかるように思いますが、先週の安値(赤罫線)を下抜ける動きになれば、ユーロは確実に下落方向だと思っています。

ただし、米国がQE3を実施するとこれらのシナリオは全部ナシです
前回QE2同様に米国がドルを大量に供給すれは、当然ドル安となり、ユーロドルは1.40どころか1.50へ向けて上昇してしまうでしょう。

ただ、米国が緩和策を取ると新興国にも大きく影響してしまうことがわかっているので、それでもやるようであれば、やはり世界経済は危機的状況なのだと思います。


ここからは、これらの罫線を抜ける動きと、虹のラインで上下に振れる相場に騙されず、じっくり構えていきたいと思っています。

わかりにくくなってきたので、今夜8時からのYEN蔵さんのセミナーで勉強しようと思います。



ではまた

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田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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