SNBの挑戦

9月7日(水)
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昨日はSNB(スイス国立銀行)がやってくれました。
1ユーロを1.2スイスフラン以上で維持するとのことで、マーケットは大混乱。
スイスフランを中心に、あらゆる通貨ペアがひっくり返りましたし、金なども大きく動きました。

しかしこれはまだアナウンス
昨夜、ディーラーズ・バトルにも書きましたが、まだSNBは実弾(マネー)で介入をしているわけではないようです。

前回は8月17日にスイスフラン高を抑制するため、ユーロとスイスフランをペッグする、との発表もありましたし、22日には先物市場に介入も実施したようです。

チャートはユーロスイスの1時間足です。(縦破線は日付区切り線)
20110907eurchf1h.gif
下向きだった虹はひっくり返り、急騰しています。
昨日のスイスフランは安値が1.1016付近(赤罫線)で、SNB発表後の高値は1.2176付近(青罫線)となり、なんと1160pipsも上昇したわけで、大混乱です。

マーケットでは、こういう予期せぬことが起こるので、やはりストップロスの設定は大事ですね。
またストップにかからないようにと大きくしておいても、今回のように1000pipsも動くとやられてしまうので、やはり適切なストップの位置というのが重要ですね。

...私は危ない相場には近づかないので、しばらくマーケットはお休みになりそうです


さて、問題はここから。
昨夜SNBは、おそらくマネーを使わず発表だけでこれだけ動かしたようです。
...円安にしたい日銀や財務省は国民の税金を使うだけでなく、こうしたマーケットと対話しながら
   頭を使った円安誘導をしてほしいものです。(官僚はみんな優秀なはずですから

   この辺の中央銀行とマーケットの対話や情報交換については、MondayFX 第73回で、
   元シティバンクのYEN蔵さんが、銀行と日銀や財務省とのやりとりなどを話しています。

さて、話は戻りますが、SNBは無制限に介入する用意があると言っていますが、そんなことが可能でしょうか。
自国通貨売りの介入なので、紙幣を刷ればいいのですが、これはインフレ要因になります。
スイスは通貨高によるデフレ懸念があるようなので、ある意味インフレ気味になってもいい、という覚悟かもしれませんが、そうなるとマーケットと対決することになります。

スイスは2008年にもリーマン・ショック後に断続的にマーケットに介入しましたが、結局このとき死守しようとしたレベルは1ユーロを1.5スイスフランまでで維持するというもので、結果は大損となっています。
...直近の安値は8月の1.0064付近で大幅なスイス高ですから、大損ですよね


マーケットは、ある程度均衡を図るものなので、このような突出した、不自然な動きは世界中のマネーの攻撃を受けることになりそうです。

SNBとグローバル・マネーの戦いを意識しつつ、その中で上手く波に乗りたいと思っています。

ではまた

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プロフィール

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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