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FXの授業料

5月18日(金)

ドルが買われて上昇しています。
先ほど書いたtwitterでは、ドル円の110.85は、昨年11/6高値(114.73)と、今年3/26安値(104.60)の61.8%なので、ここを終値で上抜けて行くようだと、ディナポリでは114円に向かう可能性が出てくる、というものです。

ドル円は、4月に107円に載せたところから上方向の可能性をずっとメルマガやtwitterで書いていますし、自分もそうしたポジションを持っていますが、ドル円をショートしたまま上昇してきて、含み損が膨らんでいる人もいるでしょう。

私もそうでしたが、含み損は大きくなればなるほど、怖くて損切りできなくなります。
しかし、これも考え方で大きく違ってきます
損切り、つまり損失は、FXの授業料だと思ってみてはどうでしょうか?

私はここでもよく書いているように、週の半分ぐらいはテニスしていますが、趣味にはそれなりに費用がかかります。

プレーをするにはコート代やクラブの会費などを払っていますし、ラケットやボール、ウェアなど道具にもお金を支払ます。
そして、上達するためにはコーチをつけて練習したりレッスンしてもらいますが、これもそれなりに費用がかかります。

つまり、私がテニスを上達したい、と思うと、場所や道具そしてレッスンに費用がかかっているわけです。

これはFXでも同じです。
FXが上達したいなら、トレードの場数を踏むために取引のたびに費用を払うことになります。
テニスで言えば、コート代ですね。
ただ、FXはラッキーにも儲かってお金が入ってくることも、ありますが、これが当たり前ではありません
練習中なのに、儲かったら、ラッキー以外の何物でもありません。
テニスで言えば、たまたま知人に招待されてコート代がかからなかった、というようなことです。

また、上達過程にある人は、テニスのように場数を踏むために費用を払うのが当たり前なので、これがFXでは損失ということになると思います。

さらに、もっと上達したい人は、私がコーチを雇うように、有料メルマガを契約したりするでしょう。
これも上達のための費用です。

どんなことでも、何かを目標に上達しようと思えば、当然、費用がかかります。
この当たり前のこともFXでは忘れる人が多いように思います。

損切りに迷うなら、これも授業料と思ってみてはどうでしょうか?

一般社会での授業料や当たり前のことが、考えられないということは、「欲ボケ」と言わざるをえません。
相場で欲に目がくらんでいるうちは、上達への冷静な道を描けません。

FXの授業料として自分は何を選択するか、何に支払うかを考えてみてはどうでしょうか?

ではまた

拙著「兼業FX」へのご質問に答えて

5月19日(土)

twitter(@maru3rd)に拙著をお買い上げ頂いた「浜ちゃん」さんらご質問を頂きました。
twitterの140字で説明するのは無理あるので、こちらでご説明いたします。
浜ちゃんさんは、丁寧にもこのブログにも同じコメントを頂いています。
ありがとうございます。


コメント欄から引用すると、
=====
質問です。
twitterにも投稿させて頂いたのですが、こちらにもメールさせて頂きます。

1日2回のチャートチェックで手堅く勝てる兼業FX
を購入させて頂きました。
興味深く購読致しております。

P79の下から4段目「高値である8月11日」とありますが、何故その直前の8月2日辺りが高値にならないのでしょうか?
=====
というものです。

まずは、拙著「一日2回のチャートチェックで手堅く勝てる兼業FX」をご購入頂き、ありがとうございます。

書籍は、誌面という物理的制約がありますし、締め切りという著者にとっては精神的な締め付けもあり(笑)ブログやツイッターのように自由には書けない分がありますので、不明な点は今回のようにコメント欄にご質問頂ければと思います。


さて、拙著をお読みいただくとわかりますが、私は相場の値動きは、売り手と買い手の力関係でのみ決まると考えています。
買いが売りより多ければ、値段は上がり、逆なら下がる、ということです。

私がダウ理論で見ているのも、相場の買い手と売り手の力関係です。

トレンド相場も、一気にトレンドが続くのではなく、その時間軸の中で、レンジとレンジブレイクを繰り返すことでトレンドになっています。
そして、そのレンジが逆方向にブレイクすると相場は転換します。
これが相場の転換点です。
転換点は、レンジを逆方向にブレイクするポイントとしてみるとわかりやすいと思います。

以上の基礎知識の上で、8/3から8/24のGBPUSD日足を見てみましょう。
gbpusd d
8/3が高値ということは、ここで買い手より売り手が勝ったということです。
だから相場は下がり始め、その売り手と買い手が均衡したところが高値になります。

しかし相場は波のようなもので一気に8/24まで下げているわけではありません。

下落が止まる場面、つまり下げ止まって戻される場面が何度かあります。
まずは8/8です。
8/9安値は8/8安値を下抜けていないので、8/8安値の時点で買い手が勝ったことになります。
ここで、8/8高値を上抜けると少し上に行きますが、ここも上抜けず、8/8の高値と安値のレンジで売り手と買い手が攻防します。(紫色のレンジ)

しかし、このレンジは8/11に8/8安値を下抜けてレンジブレイクします。
売り手が勝ったわけです。
8/8高値を越えなかったということは、8/8高値の上には強い売りがあることになります。

そしてレンジは8/11と8/18のレンジに移行します。(空色のレンジ)

このレンジも8/22に下抜けして、8/11の上には売りが強いことが示されます。

そして8/24安値を付けます。
ここは8/21と8/24でレンジになっています。(橙色のレンジ)

ということは、8/21を上抜けると、レンジを逆向きにブレイクするので、トレンドが転換、つまり上昇に転じます。


ただ、ここからは冒頭にも書いた大人の事情ですが(笑)、書籍に添付する図表にあまり細かなことを書き込むと、図表が小さいので、説明が難しくなります。
これはブログやWEBとの違いで、物理的に仕方ありません。

そこで、拙著では、8/21ではなく、見やすく、わかりやすいであろう8/11で解説しています・

また8/21ではなく、8/11にしたのは、実際の私のトレーディングにも関連しています。
最初の相場転換では、5月のドル円のように上手く転換しない場合もあり得ます。
慎重を期するなら、さらに上の8/11を使う方がわかりやすくなります。


また、ちょっと言い訳ですが、そもそも、ご質問の79ページは、3章のダウ理論の話ですが、76ページにあるように、「値動きにはすべての要因が織り込まれている」というお話をしています。

そして、織り込みの事例として、2017年9月14日のBOEのアクションと、値動きを説明しています。
BOEは利上げも何もしていないのに、ポンドは買われ、GBPUSDは上昇している、という話ですね。

私は、9/14のBOE開催前からポンドは買われていて、それがチャートには織り込まれている、つまり8/24を底に上昇している、という説明をしたいわけです。

このとき、79ページでは、8/11高値を上抜けた時点からポンドドルは上昇になっているから、その流れの中で9/5に8/11高値を上抜けたことで、すでに上昇の流れができているから、9/14のBOEが利上げしなくても、GBPUSDは上昇を続けた、という趣旨を書いています。

なので、厳密にテクニカルを細かく追及していません。
これには、先ほどの大人の事情でわかりやすくしよう、という意図もあります。

以上が、8/11高値を選択している理由です。


では、浜ちゃんさんの8/3ではダメかというと、そうではありません。
8/3はもっと大きな動きの高値ですから、ここを越えたタイミングでロングにする、というのもアリだと思います。

ここで、GBPUSDの週足を見てください。
gbpusd w
週足では、8/3から8/24への下落の間位に、日足で示した8/8、8/11、8/21という高値はありません。
つまり、週足では8/3と6/21のレンジ内の動きなので、レンジの高値である8/3を上抜ければ上昇と考えることができます。

前述のように相場は波なので、波は時間軸によって大きさがちがいます。
このため、日足では、8/3ではなく、その前の波の頂点を転換点としているわけです。

以上でご理解いただけるでしょうか。

なお、私はこうした事例を、twitterや西原メルマガで書いています。
特に西原メルマガは有料なので、チャートを添付して毎日配信しています。
またオフ会などもあるので、文字では伝わりにくいことも、お話しすることで伝わりやすいのではないかと思います。
書籍同様に1日1回のチャートチェックと配信をしているので、兼業トレーダーの方の参考になればと思います。

ではまた



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プロフィール

田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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