チキン・レース

10月6日(日)


米国の2014年度(2013/10/1~2014/9/30)政府予算と、10/7に上限に達すると言われる連邦政府の債務上限引き上げの問題で、米国の財政に関するリスクが注目されています。

Yahooニュースにも、米国のデフォルトの懸念などが記事になり、マーケットのみならず、一般のニュースとしてもこの米国財務問題に注目が集まっています。

マーケットのコンセンサスは、10/17までには妥協して債務上限が引き上げられ、予算も組まれるだろう、というものですが、みんながそう思っているため、もしかしてという不安も出てきているようです。

8月末に急に米軍がシリアに制裁するような話になり、シリア情勢悪化でマーケットが緊迫したことがありましたが、結局今日まで米軍がシリアに軍事介入することはなく、いつのまにか混乱は収まってきています。

シリアが緊迫したこのとき、私はtwitterなどではVIX指数が上がっていないので、マーケットはシリア情勢を危機的と判断してはいないだろう、との感想を配信しましたが、今回も米国デフォルト懸念も同様のようです。

チャートは恐怖指数とも言われる、VIX指数の日足です。
20131006 vix daily
8月末から9月のシリア情勢悪化のときよりは、わずかに上昇していますが、まだVIX指数は20にも達しておらず、危機的ではありません。
...ちなみに25か30を超えると、恐怖感度があがってきていることになります。
   またリーマンショックのときには90ぐらいになったと記憶しています

来週も時間と共に米国財政への不安やデフォルト懸念が高まると思いますが、自分自身がどう考える、どう感じているかは、トレードをするうえでは何の意味もなく、マーケットがどう考えているかを知るためにはVIXを見た方がいいと思っています。

ただ、時間と共に、もしものデフォルトに向けてポジションを整理したり、準備をしたりする動きはでるので、マーケットはドルを中心に動く可能性があると思っています。

チャートはドルストレート4種の日足の虹色チャートです。
20131006 dollar strait4 daily
左上から時計回りに、ドル円、ユーロドル、ポンドドル、ドルスイスです。
ドル円は虹が乱れていて方向感がありませんが、それ以外は、ドル売りが明確です。
米国のデフォルトとなると、ドルが売られ、米国債が売られ、米国長期金利は急騰が予想されていますが、その前には、決済用のドルを確保する動きでドル買いになる可能性もあると思っています。

そうした意味では、金曜日からのドルの買い戻しの動きは、こうした基軸通貨を確保しようとするうごきかもしれません。

チャートは同じ組み合わせの1時間足です。
20131006 dollar strait4 hourly
この1時間足をみると、週末には日足の動きに逆行する動きが出ているのがよくわかります。

先月のFOMCでのまさかのテーパリング延期、そして今月に入ってからの米国デフォルト懸念で、金融市場は混乱状況にあり、中長期のトレードはしにくくなているかもしれません。

この1時間の動きが今後も続くようなら、大きなドル売りの動きが変わる可能性もあり注意したいところですし、そうした変化を見つけるためには、日足を軸としつつも、4時間や1時間、時には15分などで小さな変化が起こっていないかをチェックする必要がありそうです。

米国財政問題は、財政を人質にした、上院(民主党)と下院(共和党)のチキンレースになっており、どちらが先にビビッてレースから降りるか、という動きになっています。

どちらの政党も、デフォルトで大きな混乱が起こることは避けたいですし、その責任も負いたくないハズです。
となると、今週あたりに何らかの形で政治的妥協がされるものと思われ、それによってもマーケットが大きく動く可能性があるので、どちらかにポジションを傾けて放置するのはとても危険だと思います。

しばらくは政治的駆け引きで左右される、わかりにくいマーケットになる可能性があるので、デイトレか様子見で着実な利確、狭いストップでのトレードの方がいいと思っています。

年末に向けて最後の稼ぎ時に入ってきているので、無駄に資金を減らさないようにしたいと思っています。


ではまた

年内はドル売り

10月23日(水)

久しぶりの更新です。
7月5日のブログでは、ドルは売られる買われる年、と思っていましたが状況は一変しています。
※書き間違えていたので、訂正しました。

特に今月の政府機関の閉鎖が致命的で、経済統計が集計できていないことから今月29日からのFOMCでQE3の縮小を開始するとは思えません。
そうなると次のFOMCは12月17日からで、少なくともここまではドルは売られる動きになりそうです。

私は、ツイッターディーラーズ・バトルで頻繁にAUDUSDを書いているように、0.94台から買っており、ずっとキープですし、買いまくりです。

またポンドも買われていますし、直近はユーロも買われてきて、ドルが全面安です。

チャートはポンドドルの日足です。
20131023 gbpusd daily
ポンドは9月には虹が出始めて、今月は少し乱れましたが、この乱れが押し目となるので上昇開始に注目していました。

ユーロドルも同様で、
20131023 eurusd daily
こちらの日足もほぼ同じ形で上昇しています。

8月か9月から上昇し始めていて、最初は米債金利上昇でのドル売り、そして、イエレン氏が次期FRB議長に指名されて売られ、10月は政府閉鎖と債務上限にからむデフォルト懸念でドル買いになりましたが、結局というか、当然ですがデフォルトはせずに再びドルは売られています。

ただ私が買っている豪ドル米ドルの日足はまだ虹になっていません。
20131023 audusd h4
しかし豪ドルは、私も参加している西原宏一さんの有料メルマガで、10月10日にAUDUSDがパリティ(1.00)に上昇する可能性が配信されており、これを元にチャートで入るチャンスを探して、4時間足に時間軸を下げて入っています。
この時点では500ポイント以上を狙うことができ、メルマガ情報は短期の情報もありますが、こうした大きな動きを取りに行けるのが価値あるところだと思います。
...ちなみに豪ドルは今年5月の1.02から8月の0.88への下落もメルマガ情報が出ていて、
   読者の人たちは今年の収益の多くを5月までのドル円の上昇と、
   その後の豪ドルの下落で稼いていると思われます。


では、ドル円はどうかというと、他でも書いているように手を出したくありません。
このため、大きく動くクロス円も手を出さず、当面ドルストレートのみを取引しています。

その理由はこちらのドル円の日足。
20131023 usdjpy daily
虹のない=トレンドのない相場なので、逆張りでトレードすればいいのかもしれませんが、その場合はストップの位置が私には難しく、リスク・リワードも良くないので、私はレンジの逆張りはしません。

虹を使ってトレンドに乗れば、今回のドル売りのように300ポイントとか500ポイントが動く場合もあり、こうした収益はレンジでは取りにくいものです。


今月29日~30日にもFOMCがありますが、10月の政府閉鎖の影響が雇用市場をはじめ小売その他米国経済にどの程度影響しているか判断できないでしょうから、ここでは何も出ず、QE3もそのまま継続されるでしょう。
そうなると、11月はFOMCがないので、12月17日~18日のFOMCでテーパリング開始を検討するかどうかですが、この時期はすでにクリスマス休暇です。
昨年はアベノミクスでドル円が大きく動いていたため、多くのトレーダーやディーラーはクリスマス休暇をかなり短縮していたようです。
となると、ことしは儲かってしっかり休暇を取ると思うので、ドル売りが少し収まってきたとしても、ドルが買われるような動きになるのは来年以降と思っています。


一方、昨日のウォール・ストリート・ジャーナルWEB版にあるように、ロンドンは住宅価格が急騰していますし、これはシドニーやメルボルンでも起こっているようです。

こうした不動産の急騰は、リーマン前にもあったジャブジャブのマネーの影響かもしれず、当然不動産価格の上昇は物価上昇につながり、先進国は金融緩和から引き締めに向かう可能性がでてきます。
こうした点でも、ユーロやポンドは買われやすく、円とドルが売られやすいと思っています。

いつからかはわかりませんが、来年になるとドル円は上昇して、クロス円が急騰しそうなので、そうなるとドルストレートの取引からクロス円主体の取引へ変わるのではないかと思っています。

この辺の詳細は、来週29日の西原宏一さんのセミナーが参考になるのではないでしょうか。


久しぶりの更新で長くなりましたが、引き続き日々の情報はツイッターをフォローして頂くか、より細かなトレード戦略や値動きの目標値は西原宏一さんの有料メルマガに書いていますので、ご興味があればご覧ください。


ではまた
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プロフィール

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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