中銀week

3月5日(火)

先ほど、RBA(The Reserve Bank of Australia:オーストラリア中央銀行)が金融政策を発表しましたが、これに合わせて昨日から豪ドルが買われています。

日銀の総裁人事が注目されるように、本来、中央銀行が決定する金融政策は経済に大きく影響するため、為替市場でも中央銀行の動きは要チェックですし、場合によっては結果が出るまでトレードは様子見する場合もあります。

今週はこうした中央銀行の動きが多い週で、木曜日にはBOJ(Bank of Japan:日本銀行)、BOE(Bank of England:英国中央銀行)、ECB(European Central Bank:欧州中央銀行)、ついでに主要通貨ではありませんが、水曜の夜にはBOC(Bank of Canada:カナダ中央銀行)も金融政策を決定します。

特に今回は先々週末にムーディーズが英国を格下げした後ですし、欧州ではイタリアのいい加減な選挙結果を受けてECBがどう動くのか注目されます。


ユーロは昨年もとてもギリシャなどで問題山積だったのですが、ECBドラギ総裁がOMT(Outright Monetary Transactions)という国債購入プログラムを用意し、欧州各国の国債下落=金利上昇を防ぐ準備をしました。
しかし、これにはOMTを要請する国(危ない国)が緊縮財政などを受け入れることが前提です。
...そうでなきゃ、泥棒に追い銭になってしまいます

ところが、G7の加盟国でもある、先進国と言われている、イタリアでも、国民は緊縮財政はイヤという意思表明を選挙でしたので、OMTによる救済策の土台が崩れかけています

この辺がどうなるのかが、今後のユーロでは重要と思われ、中央銀行の動きはチェックしておく必要があります。

チャートはユーロドルの4時間足の虹色チャートです。
20130305eurusd4h.gif
4時間なので縦破線が週区切りとなりますから、先々週あたりから下向きの虹となっています。
ただところどころで上に戻す場面があり、ここから再び下げるところが売り場です。

その売り場を1時間チャートで探すのですが、
20130305eurusd1h.gif
1時間の虹が乱れてから、最も早い動きを示す赤いラインの5EMAが7本のラインの一番下に出たら、売るタイミングになります。
もっともはやい動きが最も下にあるので、マーケットは下げる可能性が高いですし、そもそも大きな流れは4時間の虹が下向きですから、さらにその可能性が高くなります。

ただ、その売るタイミングの頃に、中央銀行の金融政策発表や、今週金曜日のような米国雇用統計などの大きなイベントがある場合は、ここでひっくり返る可能性も考えられるので注意したいところです。

今週はこうした中央銀行の動きに注目ですが、この辺の話は、今夜22時30分からのラジオ日経 FXやったるで!が参考になると思います。

私もこの番組には企画面でお手伝いしているので、このブログの左側にリンクもありますから、火曜日の夜は「FXやったるで!」が勉強になると思います。


ではまた
...つぎの更新はいつになるやら

マーケットのテーマ

3月19日(火)

ご無沙汰しております。
先週末の投資戦略フェアでは、久しぶりに何人かの方とお会いできて、楽しかったです。
いつものようにバカラ村さんのセミナーを聞きに行ったのですが、すんごい盛況で、立ち見
同じ時間帯に4つのセミナーが開催されていましたが、一番混んでいましたし、内容もとても良かったです。
...たぶん、そのうちDVDになってパンローリングから発売されると思います。

さて、その後は会場向かい側のBaseball CAFEで軽くお茶して、宴会はパスさせて頂きました。

次回のイベントは、6月1日(土)のFX友の会in東京です。
こちらは昼間のセミナーから夜の懇親会までビッチリ参加しますので、詳しくは主宰者のFX奈那子さんのページをご確認下さい。

さて、マーケットですが、テーマが消失しているようです。
相場は何らかのテーマがあるとその方向に動くのですが、昨年暮れからのアベノミクス&円売り相場はさすがに2月ぐらいで息切れ
その後はご存知のように方向感のない展開が続いています。

この円売りのような強烈なテーマがなくなると、米国景気が好調らしいとか、欧州が回復してきたとか、いろいろなテーマが入れ替わり、先週末からはキプロスが話題になっていますが、これも数日で賞味期限のようです。

明日の深夜には米国の金融政策を決めるFOMC(公開市場委員会:Federal Open Market Committee)が開催されますので、今夜ぐらいからはこっちがテーマになるかもしれません。


投資戦略フェアのあとのお茶会でも話題になったのが、このようなテーマのない相場、動きがハッキリしない相場でどの通貨を取引するのがいいのか?ということ。

特にFX初心者の方や、マーケットを見る時間の少ない方は、つい自分が開いたチャートで取引をしたくなりがちですが、ずっとチャートを見ている(私もですが)トレーダーの注目がどこにあるかをチェックするだけで、今動いている通貨やそこからテーマや旬が垣間見えると思います。

ここでもよくご紹介する西原宏一さんの有料メルマガは、本人が私たちよりはるかに大きな規模で取引している実態を配信しているので、プロが目を付けているポイントがよくわかります。

また、私も参加させて頂いているディーラーズ・バトルでは、10人の執筆者がそれぞれの相場観やマーケットの見方などを書き込んでおり、自然と注目される通貨が重なることがよくあります。(相場観は違う場合もありますが)

こうした情報源を普段からチラチラ見ておくと、仕事中でも、家事の合間でも、なんとなく相場の動きが伝わってきて、何も見ずにいるよりはずっと相場が近くなると思います。


またこうしたテーマが弱い場面では、テクニカルが効きにくく、サインがでても上手く行かないこともよくあります。 こうした場面では欲張らずに上手く逃げて資金を失わないのが大事で、相場で長く生き残っている方は、こうした「逃げ」がとても上手です。
...なので、メルマガで西原さんが降りたら、降りるのが鉄則になっています


この辺の話は、今月末の西原宏一さんのCyberAgentFXのセミナーを...と思ったら、早くも締め切られていた
口座をお持ちの方は、後日オンデマンド配信されるので、そちらでご覧ください。


ではまた

月末、期末、イースター

3月26日(火)

3月も最終週となり、今週は月末です。
そして3月は日本の年度末でもあり、また四半期末でもあります。
通常の年なら年度末に向けて輸出企業など実需の決済などのフローが出たりしますが、今年はすでにドル円がかなり上がっているので、こうした決済はおわっているかもしれません。

もうひとつ注意したいのは欧米のキリスト教圏では来週月曜がイースター(復活祭)の休日となる点。
このため、イースター前の金曜日である今週の金曜日も聖金曜日(Good Friday)の休日となり、欧米は金曜も休み、月曜も休みで長い週末となります。

長い休日前にはポジション調整が入りやすいですし、期末、年度末も決済が起こりやすく、今週は要注意だと思っています。

ただ、来週の4月4日(木)には黒田総裁になって初めての日銀・金融政策決定会合があり、円ペアはここまでは大崩しないのではないかとも思っています。

チャートはドル円の日足の虹色チャートです。
20130326usdjpy1day.gif
ドル円は10月か11月から日足の虹が出て上昇してきましたが、先週からのキプロス問題で下げており、これは2月25日のイタリア総選挙後の急落と同じような下落となっています。

ここで下落が続くようだと大きく下げる可能性があります。

ここで1時間足のドル円を見てみます。
20130326usdjpy1h.gif
1時間足は下向きの虹が出ていますが、下げきらずに戻されてきています。

このまま上下を繰り返しながら4時間も下向きの虹になるようだと、下げる条件が揃ってきますが、まだ4時間は虹がないので、ドル円が下げるには時間がかかりそうです。

そうすると、来週の日銀決定会合はいいタイミングかもしれません

今週は月末、期末、年度末とイースター休暇が重なるので、不意な動きに注意しながら、来週の動きに備えるのがいいのではないかと思っています。


ではまた
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プロフィール

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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