円安は本格化するか?

12月3日(月)

ほとんど週1回の更新ペースになってます
ディーラーズ・バトルや、twitterは書いていますので、そちらもご覧くださいね。

さて、安倍晋三自民党総裁の過激な金融政策論で円売りが続いていますが、案外自民党政権になっても、劇的な金融緩和はないかもしれません。

野党(現在の自民党)は目立つために、実現性がなくても、大風呂敷でも、過激なことを言ってマスコミに取り上げてもらうのが大事
こうしたことを民主党が政権を取った後に自民党サイドが言っていたようで、今回や野党として前回の民主党同様にセンセーショナルなものをブチ上げた1つかもしれません。
...そうした提案に騙される衆愚も問題ですけどね

マーケットのスケジュールで考えると、12月16日(日)の総選挙と、その後の20日(木)の日銀の金融政策決定会合が注目されていて、選挙で自民党政権になると、20日の決定会合で日銀が大規模な金融緩和をやるかもしれない、というのが現在の円売りのベースにあると思います。

しかし、総選挙前の12月12日の深夜にはFOMCがあり、ここで米国が緩和策を提示すると、ドル売りが強くなって、円売りの勢いは弱まってしまう可能性があります。

チャートはドル円の日足です。
20121203usdjpy1day.jpg
ドル円は83円が重く、11月22日の82円832付近で上値を抑えられています。
もし下げて11月28日の81円685を下抜ける動きになると、上昇の流れは一旦止められて、少し大きく調整するかもしれません。

私が購読しているメルマガで紹介される情報では、ファンド勢は円売りに本気のようで、83円やもっと上のオプションも買っているようです。
つまり、ファンド勢は長期的に円売りスタンスということで、安倍発言ではなく、日本の経常収支の赤字や、輸出企業の不振による円買い需要の縮小などを材料に、今後円安になる可能性を考えているようです。

ただ、ファンドがオプションを買うということは、長期的に円売りを見ているわけで、一方的に円売りが進むと考えているわけではないと思います。
もし一方的にドル円・クロス円が上昇すると考えるなら、私たちと同じようにドル円を買えばいいわけで、上下しながらも上に行くと考えるからオプションを買っていると思われます。

そうであれば、上がり過ぎたら調整されるの相場の常なので、年末に向けて円買いになる可能性も考慮しておいた方がいいかもしれません。

IMMなどでも円売りポジションが増えているようなので、高値圏でのドル円・クロス円の買いは要注意だと思っています。

まずは12月12日のFOMC、そして16日の選挙、20日の日銀・決定会合あたりの動きに注目したいと思います。



ではまた

クリスマス相場

12月7日(金)

お久しぶりです。
近頃のマーケットは少し乱高下しやすく、ゆったり型の人にはやりにくいかもしれません
私は時間軸を落として、30~50pipsぐらいを目標に小さくトレードしていますが、昨日のようにもう少し儲かる場面もたまにあります。

このマーケットですが、そろそろ休暇入りしてポジションを整理しているのかもしれません。
例年12月の第1週ぐらいからクリスマス休暇を取る人が出てくるからです。

ただ、今年はこの後イベントが目白押しで、特に円が動く可能性があるので、残っている人も多いのではないかと思いますが、それでも参加者は減る方向なので、極端な動きになりやすいので注意したいところです・

重要イベントを見てみると
本日     米国・雇用統計
12日 水曜 EU財務相会合(再)・・・銀行同盟について話しますが英国などどうするのかなぁ?
13日 木曜 FOMC・・・日付は木曜ですが日本の水曜の深夜発表です。ツイストオペの今後が注目。
14日 金曜 SQ算出日・・・株の話ですが、ドル円に影響があるかも。
16日 日曜 選挙・・・政権政党がどこになるか注目されます。
20日 木曜 日銀・金融政策決定会合・・・選挙結果から大幅緩和するかが注目されます。

こうした動きそうなスケジュールがあるため、今年はマーケットに残っている人も例年よりは多いのかもしれません。
まずは雇用統計、次にFOMC、そしてBOJで徐々に参加者が減る可能性があり、いずれにせよ、20日か21日が最後だと思います。

またファンド勢は83円より上のオプションを買っているようなので、これらのイベントで上下する場面があっても結局は上がると考えているのかもしれません。
そうした人たちはオプションを仕込んであるので、さっさと休暇入りしている可能性もあります。

20121207usdjpy1H.jpg
チャートはドル円の1時間足で、縦破線は日付区切りです。
ここ6日間の動きが出ていますが、83円手前で止められて、82円割れまで下げましたが、約1円幅の82円台の動きになっています。

ドル円ほどではないにしろ、他の通貨も狭いレンジになりやすく、どちらかに傾きにくいシーズンなので、年明けまでは、大きな動きにはなりにくいと考えています。

自分のスタイルを考え、瞬発的に行ける人はまだ参戦し、ゆったり長い時間でやる人はそろそろお休みした方がいいかもしれません。

マーケットに手を出さなくても、セミナーを見たり、本を読んだり、自分のFX力を向上させるために使えばいいのではないでしょうか。


ではまた

ドル円の動き

12月10日(月)

安倍トレードとも言わた円安の動きが膠着しているのは83円のバリアが強力で上抜けできないことも大きな要因になっているようです。

83円が上抜けないので、ドル円は下方向の可能性も言われ始めていますが、私はまだ上目線です。
みんながドル円強気だった状況から、すこし弱気が出てくると、再び上がる可能性が出てくるのではないかと思っています。

ただこうした思惑だけで考えているわけではなく、やはりチャートが判断の基準になっています。

チャートは虹のチャートのドル円週足です。
20121210usdjpy1w.gif
週足なので縦破線は年区切り線で、過去2年ちょっとの動きが表示されています。

2011年まで下向きの虹だったチャートは2012年になって乱れてきてます。
特に2月から3月の白川総裁のバレンタインプレゼントともいわれる上昇の動きでが、ドル円の下げ止まりに効いているようです。
注目は、一番上にあるパープル色の100EMA
前回の2月の動きでは100EMAに抑えられましたが、今回はもっとも短期の5EMAが100EMAを上抜けています。
ドル円は上昇相場に大きく転換する可能性が強くなっています。

また直近の動きでも重要なのはこの5EMAの動き。
同じ週足を拡大したものがこちら
20121210usdjpy1w zoom
11月14日の安倍総裁発言や解散発言でドル円は急騰
週足は赤い5EMAのラインから外れていました。
基本的に相場は5EMAに沿って動くと考えているので、行き過ぎて外れれば戻ってきます。
そう考えると、先週や先々週の動きも、安値を付けた動きは5EMAを付けに行く動きで、当然とも言えます。

では現在はどうかと言うと、それでもまだ5EMAから外れていて、今週は5EMAのある82円か82円割れ程度の下落はありうることになります。
しかし、それでも5EMAを割り込んで下げて行かないので、上昇スタンス継続でいます。

ドル円は上昇スタンス継続と考えているので、下げたら買うスタンスですが、西原さんの有料メルマガでは、83円のオプションバリアなどのマーケットの情報が提供されているので、金曜日のような82円80台で上げ止まる動きだと、安心して売ることができます。


チャートで買いスタンスを持ちつつも、オプションなどの情報で時には逆方向の取引もしますが、これは言わば例外で、どこでも売っていいというわけではありません。

ドル円は弱気が出てきそうなタイミングだからこそ、チャートをよく見ながら、戦略を立てるのが良さそうです。

ちなみに、いつもマーケットの情報などを提供(有料ですが)してくれる西原さんの無料セミナーが今週と来週に続きます。

明日 20時~21時30分 セントラル短資FX
12/19 19時30分~21時 サイバーエージェントFX

お時間のある方は参考にされてはいかがでしょうか。

クリスマス相場になってきているので、エントリーのタイミングが重要になっています。
タイミングが合わないと、利が伸びず、損を出しやすいので、タイミングをつかむのが不得意の方は様子見して、勉強時間にあてるのもいいと思います。

ではまた

選挙とドル円

12月11日(火)

あれ? 午前中に書いたけどアップされてませんでした
も17時過ぎだけどアップします。


昨日は今週末の日本の総選挙で自民党が300議席以上確保するというニュースが流れましたが、あまり円売りに動きませんでした。
自民大勝安倍首相大幅な金融緩和円安 というシナリオは旬を過ぎてきたのかもしれません。
...そもそも現実味があったかという疑問もありますが、
   思惑だろうとなんだろうと、マーケットが動けばトレードできますからね

安倍総裁は、バンバンお札を刷って、国債を日銀に買い取らせればいい、というような趣旨の発言をしていたようですが、これには日銀だけでなく各方面から批判があります。
...個人的には税金だけで何年も生活している議員が、
   現実の生活も見ずに何を言っているのか! という気がしますが、
   家業として職業政治家をしちえる人たちは選挙さえ乗り越えれば
   あとは税金で安泰ですから、やめられない商売かもしれませんね

さて、昨日twitter(@maru3rd)でも書きましたが、そんな安倍総裁にもわかりやすそうなリフレ論の解説がこちらの小幡績さんのコラムハイパーインフレは本当にやってくるのか」です。

マーケットの動きを踏まえた、わかりやすい説明だと思いますし、参考になるかもしれません。
ただ、年金暮らしの高齢者や、低所得者には悲惨な未来になりそうです

まぁ、それは選挙後のもっと先の話なので、直近のマーケットで儲ける方法を考えたいと思います。
チャートはドル円の日足です。
虹のチャートにディナポリの3×3DMAとMACDを出しています。
20121211usdjpy1day.gif
罫線を引いた81円後半から82円後半でここ2週間ぐらい膠着していて、ここから上にブレークするのか、一回下へ下げてしまうのかが注目されます。

チャートの虹は明らかに上向きで、ここから大きく下げるとは思えません。
よって買いスタンスですが、どこでも買えばいいというわけではなく、上がり始めたタイミングで買うのがベストで、そのためにDMAを見ています。
日足を見ると本日か、今日上がらなければ一旦調整も入って木曜か金曜になりそうです。
逆に調整が大きくなると、明日以降下げる動きになりそうで注意しています。


またこの1時間チャートはこちら
20121211usdjpy1h.gif
虹のラインが収束していますし、DMAもこれに加わって、全く方向感がありません。

今週は明日にEU財務相会合と深夜にFOMCがあり、これを控えて本日は動きにくいと思われます。
そして来週は日本の総選挙と日銀の決定会合と、年内最後のイベントが続きそうです。

この辺は本日のラジオ日経 FXやったるで!のテーマにもなっています。

自信があれば参戦し、危ういと思う場合は様子見する、そんな時期になってきたようです。


ではまた

ビジネスとFX

12月29日(土)

ご無沙汰しています
私のトレードは年内21日で実質的には終了し、書き物の分析のみだったりしてトレードは実質休暇中です。

休暇中なのですが、なぜか、打ち合わせや取材などいろいろなトレーディング以外のお仕事があり、いろいろな人に会いました。
上場企業の社長並みの収入のあるトレーダーもいれは、まだ収益がプラスにならないトレーダーもいて、いろいろ刺激になり、FXが上手く行くためには何が必要なのか、自分の過去のビジネス経験も踏まえてちょっと考えてみました。


<1>目的意識
何のためにFXをするのか、ということですね。
もちろん、収益を得たいということでしょうが、その目標設定がないと、ズルズルとトレードをすることになります。
これは起業して、年商1億の企業を目指すのか、10億か、100億かでやり方が全然違うのと同じです。
なんとなく大きくなっちゃった、なんてことはただの夢でしかないので、やはり目的意識が重要だと思います。


<2>バランス
最初から全財産をマーケットに突っ込むなんてのは大間違いですし、自分の使える資金の中でどれくらいを投資に回すのか、自分の時間をどれくらいマーケットに充てるのか、などを自分の生活の中で考えておく必要があります。
本業の合間にトレードしつつ、少額資金なのに、年収並みの収益を得ようと思ったりしても、それは明らかにバランスが取れていません。


<3>小さく始めて大きくする
ビジネスも投資も成功する保証はどこにもありません。日々の中で仮説実行検証仮説を繰り返しながら、徐々に進歩していくものだと思います。
私の虹色チャートも過去のものに比べて、MACDが増えたり、DMAが増えたり、少しずつ試行錯誤しながら改良しているのも、同じスタンスです。

<4>個性を理解する
ビジネスならマーケットの特性を考慮するように、トレーディングでは自分を知ることが大事だと思っています。
通貨ペアなどのマーケットの特性(個性)を理解することも大事ですが、多くの人が意識し忘れているのが自分自身のことです
自分の性格と合わない時間軸やスタイルのトレーディングは上手くいきませんし、上手く行っても後にストレスなどで体を壊してしまいます。
投資は、すべての判断が自己責任だからこそ、自分自身の個性を意識することが大事だと思います。

<5>継続は力なり
最後は当たり前ですが続けることです。
ビジネスをやっていると必ず壁にブチ当たります。その熱い氷の冷たい壁を溶かすのはそのビジネスへの熱意だと言われることもあります。
儲かっている投資家もみんな資金がなくなったり、大幅に減らした経験をしています。そこであきらめて放り出さず、研鑽し、FXを継続した人が生き残っているように思います。
FXを始めた9割が損して撤退すると言われています。たぶん本当だと思います。
しかし何も知らずに、投資すれば負けるのが当然で、残った1割も運が良かっただけかもしれません。
ただ、FXを3年以上やっている人では収益がプラスになっている人の方が多いのではないでしょうか。ジョージ・ソロスやジム・ロジャースなみに儲けるのは大変だと思いますが、普通に生活できる専業トレーダーには、誰でも継続することでたどり着けるのではないかと思っています。


今回は年末なので、直接のマーケットと関係のないお話でした
でも冒頭で申し上げたように、ビジネスを起業するのも、FXで収益を上げるのも、もしかしたらスポーツで成績を上げるのも、共通したアプローチがあるのではないかと思っています。
...私も中年世代でオッサンになってきたので、こんなことを言うようになったのかもしれません


近頃は不定期更新となっていますが、ご興味のある方はたまにのぞいていただいたり、twitterで更新のご連絡を受け取っていただければ幸いです。

来年も相場は面白そうなので、みんなで楽しく、そして収益がさらに増えるようにがんばりましょう

では、みなさんよいお年をお迎えください




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プロフィール

田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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