円売りはトレンド?

11月5日(月)

月末はなかなかブログ更新がお休みになっていて、失礼しました。
その間もディーラーズ・バトルツイッターでは、随時相場感を書いていますので、ご興味のある方はご覧ください。
なお、このブログの左にもツイッターの表示がでるはずなのですが、不調のようです。
そのうち調べてきます。...なにか設定が変わったのかなぁ


さて、その月末月初の動きでマーケットは円売りに傾いてきています。
円は久しぶりに売られる通貨として注目されるかもしれません。

チャートはドル円の週足でdinapoliのチャートです。
20121105 usdjpy1w dinapoli
ピンクでマークしていますが、Dinapoliチャートで週足がすべての移動平均線の上に出てくると、大きな円売りトレンドになりやすいと思われます。
このチャートでは過去にも2回こうした場面があり、最初は昨年3月の震災後の動き。
そして次は今年2月の日銀緩和で白川さんのバレンタインプレゼントと言われている動きです。

今回はこの2回に続いて久しぶりに週足が3本の移動平均線の上に出てきて、円売りになりやすいと考えています。

ただこの動きを虹のチャートで見ると、まだ上向きにはなっていません。
20121105 usdjpy1w rainbow
虹の7本線のうち最も遅い100EMAはまだ上にあり、週足の動きを抑えています。
もちろん見た通り、上向きの虹にもなっていません。
ただ、過去の2回の円売り場面でも週足の虹は上向きにならず、結局下げてきてます。

こうした上値の重さはほかのチャートでも出ていて、一目均衡表を見てます。
20121105 usdjpy1w ichomoku
現在は上値を押させる雲の中にあり、ここを上抜けないと、大きな上昇は厳しそうです。


このように見ると、週足は上に向かいつつも、抵抗もありそうで、単純に買っておけばいい、とはなりにくいかもしれませんし、買いで放置するなら、ストップ幅を広く、なによりレバレッジを下げて、通常10万通貨の人なら1万通貨、1万通貨の人なら1000通貨ぐらいで取引した方がいいのではないかと思っています。


ただ、直近の動きを日足で見れは、
20121105 usdjpy1day rainbow
先週からの上昇で日足は上向きの虹になってきています。
虹のサインは移動平均なのでサインが遅く出るインジケーターですから、それが日足で上昇を示唆しているということは、やはり上方向の可能性が強く、私は基本的に円売りスタンスです。
よって、金曜のようにドル円・クロス円が下げる場面があっても売りで参入はしません。
あくまで買いスタンスで押し目を拾うスタンスで、行きたいと思っています。

年末に向けて円がどう動くかはとても気になるところですし、円が動き出すと、本邦からの参加者も増えるので今回の円売りが年末に向けて大きなトレンドになるか注目しています。
この辺は本日のフォレックス・ラジオYEN蔵さんの見解を聞いてみたいです。

また明日の夜は、ラジオ日経 FXやったるで!でマーケットのプロの目線がどうなのか、聞いてみたいと思っています。

当面は円の動きに注目になりそうです。


ではまた

いつまでもギリシャ

11月13日(火)

サボりだすと、ず~っとサボってしまいそうです。
なんか学生時代を思い出してしまいます

このブログは更新頻度が低いので大きな話題、twitterでは直近の相場観を書いています。
...ちなみに、自分がトレードで学んだことは、月刊 FX攻略.comのコラムに書いています。


さて、マーケットは米国大統領選挙や財政の崖から、再びギリシャに向かいつつあります。
16日にもギリシャの財政は底をついてしまい、EU・IMFからの支援がないと破綻するという自転車操業が続いています。

これまでもそうだったように、ギリシャ政府を破綻させても何も解決しないので、結局は融資が実行されて問題は収束するのですが、その前にはいつものように、貸す側はいろいろ注文をつけますし、注文をつけられたくないギリシャはゴダゴダと文句を言ってマーケットのヘッドラインを賑やかにしています。

こうしたニュースをファンダメンタルズと考える方もいるようですが、それは違います。
ニュースはニュースであって、それらの中の基礎的データがファンダメンタルズです。

これを区別しないと、ニュースのヘッドラインに振り回されたり、このヘッドラインからいろいろ考えてポジションを取ってしまったりしますが、たいていは上手く行きません。

このブログを始めた最初の頃にも書きましたが、金融や経済の素人である個人投資家がファンダメンタルズや経済指標の結果を分析できるわけがありません
...自分勝手な思惑や意見は考えられますが、それに資金を投じるのはかなり危険です。

ある意味、経済学の博士号でも持っていなければ、こうした考え方はしない方がいいとさえ思っています。
自分のお金を投じるのに、無責任な政治談議と同じレベルで考えて上手く行くはずがないと思うからです。

そこで私が使うのがチャート
自分の勝手な妄想より、値動きの事実を示すチャートを分析する方が、よほど収益につながると思っています。

チャートは、ユーロドル、ユーロ円、ユーロポンド、ユーロオージーの日足です。
20121113eur cross4pair 1day
MACD(12,26,9)も表示していますが、MACDでも11月に入ってからユーロは売られる動きになっており、16日までにギリシャに融資が実行されるかが注目されています。

ただ虹のラインを見ると、まだ方向感がありません。
ユーロのみならず、どの通貨ペアも大きなレンジの中にあって、方向感が出にくいのが現在のマーケットのようです。
こうした時は、ポジションを持ってずっと引っ張ってしまうと、コスト(建値)で撤退させられたり、場合によっては損切りさせられてしまうので、小さな利幅でも確実に利確することが大事に思えます。
「利確千人力」とも言いますし、欲張り過ぎずに確実に利確する方が、収益を残せるマーケットになっているようです。

こうしたマーケット状況をも伝えてくれるようなインジケーターを見つけたり、またはインジケーターを使い込んでこうした場面では方向感が弱いということがわかるようになると、状況に応じたトレードができて損をしにくく、少しずつでも利益を伸ばせるのではないかと思っています。

まずはギリシャがどう片付くのか注目しつつ、チャートの動きに従いたいと思っています。


ではまた

日本の政治で動く?

11月15日(木)

本日、自民党の安倍総裁がインフレターゲットを導入した強力な緩和を行うとの発言をして、円が売られる展開になっています。

日本の金利は既にゼロ
加えて91兆円の資産買い取り基金による量的緩和をしていますが、デフレは全く改善する兆しがありません。

今回の発言で多少円売りになったとしても、これでデフレは解消しないと思いますし、インフレになるとすれば、円安から輸入物価が上昇して、賃金上昇なき物価上昇のインフレにしかならないと思います。

目先の税収にとらわれず、相続税の撤廃による資産の移動や、事業経費を広範囲で認めるなど、お金のある人や会社が使いやすい状況を作る方が有効なのではないかと思います。

さてその円の動きですが、大きくは円安に向かうと考えています。
これは選挙で安倍晋三が首相になるからではなく、チャートがそう示しているからです。

チャートはドル円の月足です。
20121115usdjpy monthly
ピンクの〇をつけたように、月足で3DMAを上抜ける動きになっています。
月足でこうした動きになったのは、今年2月の上昇のとき以来で、まずは今年の高値を上抜けるかに注目しますが、それは今日とか今週の話ではないと思っています。

そしてこちらは週足のドル円。
20121115usdjpy weekly
週足では虹が収束して反転しつつあり、MACD(12,26,9)はゼロラインを越えてプラス側に出てきています。
週足は3DMAに沿って上昇しており、大きくは上昇の動きだと考えられます。


ただ、これらは月足や週足の動きなので、実際のトレーディングでは、ただ買っておけばいい、ということにはなりません。
相場は行きつ戻りつしながら動いているので、上がったから高値を買うのではなく、方向性を十分に判断したうえで、押し目を買う方が安全です。

直近では日本の政治家の発言で円のマーケットが動いていますが、それは一時的なので、大きな方向を確かめつつ、安値を拾いたいと思っています。


ではまた

円の動き

11月19日(月)

先週は野田総理の解散予告や、自民党・安倍総裁の緩和発言でドル円・クロス円が急騰。
確かに衆議院は解散され、12月に総選挙が実施されますが、注目は次期首相の可能性が一番高い自民党安倍晋三総裁の発言

安倍総裁の発言は、日銀法を改正しても量的緩和をさせるとか、マイナス金利にするとか、かなりセンセーショナルで、政治がリーダーシップを取ってデフレ脱却に向けて動くように見えますが、実際はあまりに経済を知らない発言(無知と書かれているものもありますね)として、あちこちで経済学者や、金融関係者から、指摘がされています。
...インフレターゲットや金融の機能など、読むと勉強になります。
   安倍さん向けに、経済を知らない人にわかりやすく書かれています

総選挙は来月ですし、まず円の動きで注目されるのは、今日~明日で開催されている日銀の金融政策決定会合。
ここで安倍総裁の主張したような大規模な緩和策に期待があるのかもしれませんが、現実問題として日銀が無制限の国債購入などを行うわけがなく、何もアクションがなければ、今回の円安の動きは一旦終了するかもしれません。

チャートはドル円の日足です。
20121119usdjpy1day.gif
日足の5EMAから離れていて、買われ過ぎています。
通常は、この5EMAに戻ってくるか、さらに大きく上昇してEMAの方がついていくかですが、ここからさらに大きく上昇するのは考えにくく、やはり下げる可能性を考慮した方が良さそうです。

こうしたチャートの状況はほかのクロス円でも同様で、このブログを書く前にtwitter(@maru3rd)では、クロス円の動きを書いています。

チャートはユーロ円の日足。
20121119eurjpy1day.gif
こちらも上がり過ぎていますし、102円ミドルぐらいの下落がありそうです。

ついでにポンド円も
20121119gbpjpy1day.gif
こちらもほぼ同じチャートになっています。

またこれらクロス円の日足は虹が上向きで、大きくは円売りの動きですが、直近は買われ過ぎていて調整が入りやすいと考えられます。
クロス円は買いスタンスですが、何も高値で買う必要はないので、下げたところで買って利幅を増やす方が効率的なトレーディングだと思います。

また木曜の安倍発言による急騰は、当然ですが円が売られた動きで、ドルやユーロ、ポンドが買われたわけではありません。
チャートを比較すると、何が動かしているのかがわかって、面白いです。

今週は明日日銀の金融政策決定会合がありますので、ここで何らかの追加緩和策が出れば円売りが続き、なければ一旦は調整で戻される可能性が高いと思っています。

その上、木曜日は米国が感謝祭で休日、金曜日は日本が祝日と、マーケットが休みになる日が多く、ポジションを取りにくいので注意したいと思っています。

大きな方向感が出にくいので、デイトレで着実に利確した方が良さそうです。


ではまた

ユーロ圏の動き

11月26日(月)

先週開催されていたEU首脳会議は2014年~2020年のEU予算を審議していましたがまとまらず、年明けの来年2月の協議に延期されました。

ここで気になったのは日本のニュース
EU首脳会議決裂」というタイトルが目につきますが、なぜか日本の通信社やマスコミだけ

ロイターは「EU首脳、2014─20年予算案で合意できず」という程度で、決裂というセンセーショナルな表現はしていません。

私も週末のテレビニュースで「EU首脳会議が決裂」というニュースを見たのですが、マーケットはそうした雰囲気ではなく、今朝もユーロは少し下げていますが、急落はしていません。
またメルケル首相は来年合意するだろうとも語っているようで、危機感はありません。

変だなぁ...と思い検索すると、「決裂」としたのは日本の通信社が配信したニュースのようで、この辺でも日本のマスコミが経済や金融に弱いことが伝わってきます。
...やはりマーケットのニュースはロイターか、WSJになっちゃいますね

さて、通信社がこうした配信をする背景には、やはり通信社の記者がどのような視点や思惑でいるかが影響していると思われ、「ユーロはヤバい」というイメージがあるのでしょう。
しかし、週末などに他のトレーダーの方と話しても、ユーロは堅調という意識。

メルマガで1日に何本も配信される欧州からのニュースや分析でも、ユーロにリスクはありつつも、まだ急激に動く感じではありません。

ただ私はアマチュアですし、テクニカルを見ているのでユーロドルのチャートを見てみます。
チャートはユーロドルの4時間です。 MACDは(12,26,9)の標準設定。
20121126eurusd4h.gif
ユーロドルは11/13に直近の底を打ってから上昇しており、4時間の虹も上向きになりつつあります。

今回のギリシャ支援問題やEUの中期予算の問題も、EUには27カ国が参加しており経済も大きく違うので、すんなりとはまとまらないものの、結局はEUを解体したりユーロを手放して元の各国通貨に戻ることもできないので、すったもんだしても結局は合意していくんだよね、というコンセンサスがマーケットにできているようです。

こうなると、当面はよほどの悪材料(たとえば英国のEU離脱)でもなければ、下げたら押し目になりそうです。

もちろん下げる場面で単純に買い参入すれは、落ちるナイフを素手でつかむようなもので怪我をしますが、下げきって地面に着いたナイフは安心して拾うことができまうs。

もしユーロが下げるような場面があれば、テクニカルに下げ止まりや、上がり始めを確認して押し目買いがいいのではないかと思っています。


ではまた
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プロフィール

田向宏行

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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