ユーロの動き

7月2日(月)

今年も半分が終わり、下半期に入りました。
先週もユーロはふらふらとした動きで、弱いユーロと、欧州の悪化懸念からの米国緩和期待が綱引きしているようです。

チャートはユーロドルの日足です。
2か所でフィボナッチ・リトレースメントを引いています。
20120702 eurusd1day
日足の虹は少し乱れていますが、依然として下向きで、ユーロが売られる大きな流れは変わっていないと思っています。
...そういう意味では1.18台まで下げると思っています。

ユーロドルは5月に急落して6月1日に1.22877の安値とつけています。
ここから18日に1.27474まで上昇しましたが、ここを越えられず下落。
28日にはこの高値と安値の61.8%戻しの1.24633を越えた1.24075まで下げましたが、29日のEU首脳会議で欧州の銀行同盟やECBによるユーロ圏の銀行監督などを決めたことで、1.26925まで上昇しました。
...紫色のフィボナッチを参考にしてください。

しかし、この金曜の上昇も直近の高値の1.27474を上抜けはできず、1.27にも乗せずに月曜の本日は下げてきています。

この下落が木曜の安値1.24071と金曜の高値1.26925の38.2%である1.25836まででサポートされるかに注目しています。
...この部分は緑のフィボナッチです。


当面は上値は1.2745付近、下値は1.24付近でレンジになっていて、どちらに抜けるかが注目ですし、この範囲では小さなトレードができると思っています。

ただそれでも大きな流れはユーロ売りと思っています。
20120702 eurusd1day2
このチャートは上のチャートと同じユーロドルの日足ですが、フィボナッチを引いている位置が違います。
このチャートではもっと大きな動きをとらえていて、2月29日の高値1.34855と6月1日の安値でリトレースメントしています。(ピンクのフィボナッチ)

すると、直近の高値1.2745付近は、この大きな下落の流れの38.2%戻しであることがわかります。
この1.2745付近を上抜けないと日足レベルの大きな流れは下向きのままで、これは虹の流れとも一致しています。

よってメイン・シナリオはユーロ売りのまま、どう動くかはさらに短い時間軸の虹を見つつ、ショートのタイミングをみたいと思っています。


さて、ここからは雑談なので、気の向いたかただけどうぞ
週末に管理者宛てのコメントをいくつか頂いていますが、画面左の「初めてアクセスされた方へ」や、毎日トップで表示されぶ部分にあるように、ご質問は個人的にではなく、コメント欄でお願い致します。

コメントを書く際にメールアドレスは載せなくても構いませんし、何より、その方だけに情報を提供するのではなく、ブログを通じて多くの方に共有して頂けた方がいいと思いますし、私はコンサルタントでもありません

FXで儲けるには、できるだけ多くの方と交流し、客観的に自分のトレードや考え方を見ることが必要だと思っています。
...自分1人で考え、それが正しいと盲信すると客観性を失い、大損したりします

フォレックス・ラジオでリスナー同士交流したり、私も購読している西原宏一さんの有料メルマガでは、会員掲示板で個人投資家が相互に情報交換していますし、ここにはサラリーマンの年収以上を儲けている著名個人投資家も多数参加しています。
またこちらも有名で雑誌などのメディアでも活躍されているFX奈那子さん主宰のFX友の会もそうした交流と切磋琢磨を目的とした会です。
...今年の友の会の様子はZAiFXで紹介されています。


初心者でも遠慮することなく、こうした場に参加して、いろいろな情報を交換する方が上達が早くなると思います。

ただ、それでもFXを始めて1年で大儲けできると思っている方がいたら、要注意です
FX市場は世界中の銀行やヘッジファンドなど、金融に精通したプロが参加している弱肉強食の市場です。
一般の社会でも入社1年の新人に何ができるでしょうか?
...私もまだ5年のペーペーですから、これからも精進したいと思っています。

投資は楽しみながら長く続けるもので、ギャンブルや宝くじではないので、1年ぐらいで簡単には儲かるとは思わない方がいいと思います。

それでも、続けていると、相場に寄り添えるようになってきますし、そうなると倍々ゲームで資産を大きくできる可能性があるのも投資です。

まずはFXを少額から楽しんで、仲間を作って、続けることが大事だと思っています。


最後はちょっと長くなってしまいました。
また、サーバーの緊急メンテナンスでアップされるのが遅くなってしまいました。

ではまた

米国景気

7月3日(火)

今週は、本日この後RBA(Reserve Bank of Australia:豪州中銀)が金融政策を発表しますし、明日7月4日は米国が独立記念日で休日、明後日木曜日はBOE(Bank of England:英国中銀)ECB(European Central Bank:欧州中銀)も金融政策を発表し、金曜日は米国・雇用統計があります。

マーケットを動かす要因となる注目イベントが続いているので、今週は一方向にポジションを傾けにくく、マーケットは動きにくいと考えています。

このような場面では無理せず様子見するか、欲張らずに小さな動きを取るのがいいと思っていて、昨日のtwitterで書いたようにユーロドルの1.26割れを期待して1.2617で売り、1.2577で決済しました。
...もう少し下げるとかと思いましたが、下がらないので早目に降りました。

このユーロの動きは、虹とフィボナッチで見ていました。
チャートはユーロドルの1時間です。
20120703eurusd1h.jpg
ユーロドルは木曜をそこにベアトラップとなり金曜に大きく上昇しましたが、直近の6月18日の高値1.2745に届かず、下げ始めたので1.26割れ付近でショートし、この38.2%戻しで利確しています。
...ベアトラップについては本日22時30分からのラジオ日経 北野誠のFXやったるで!
   西原宏一さんがわかりやすく解説してくれると思います。

その後ユーロドルはここで止まっていて、ここから上がるのか、下がるのかまだ定まらない状況で、今週のようにマーケットの方向感がない場面では、こうした小さな取引も大事だと思っています。


そのマーケットの行方ですが、昨日のISM製造業景況指数が49.7となり、2009年7月以来の50割れ
ISMは50を割り込むと景気後退と考えられ、米国景気の先行きに不安が出てきています。

ただ、50は割れたものの、NYダウも大幅に下落しているわけではありませんし、為替市場も大きくは動いていません。
よって、このISM製造業指数だけでリスクオフになるとは思いませんし、この悪い数字から一部のエコノミストは8月にもFRBはQE3を実施すると考えているようで、こうした米国緩和期待が強くなるとドルは売られる動きになりそうです。

今週はイベントに加え、その結果によっては米国緩和期待が強くなるかもしれず、そうなると大きく動き出すかもしれません。

しかし、こうした先のことは全く予想できませんし、考えてもただの妄想に過ぎないので、トレーダーである私は、チャートの動きを見ながら、チャンスがあると思えばトレードして利益を取れるようにしたいと思っています。

まずは本日の昼過ぎのRBAで豪ドルがどう動くかに注目していますが、AUDUSDの押し目のメドは1.0169なので、ここで下げ止まるなら、買い目線になるかもしれません。

こうした小さな動き、方向感のないときは、タイミングがすべてなので、慎重に見極めたいと思っています。


ではまた

米国 独立記念日

7月4日(水)

本日は米国が独立記念日ですし、明日は注目のECB理事会があります。
ECBは0.25%の利下げの可能性が伝えられています。

しかし、こうした不明確な情報だけどポジションを取ることは難しく、本日も方向感のない展開になりそうです。

昨日私はtwitterに書いたように円売り方向で、ポンド円を125円付近で買いましたが、あまり伸びず20pipsぐらいで決済。
その後は、こちらもtwitterに書いたポンド売り(GBPUSD)ポジションを持ちましたが、あまり下がらずに戻してしまい、建値付近で撤退しています。

やはりイベント週で方向感がないので、トレードしにくいのですが、こうした膠着マーケットになると、市場参加者はみんなジリジリしているので、雇用統計などの後に動き出すと大きな動きになるかもしれませんし、それは週明けからかもしれません。

いずれにせよ、慎重さと「待つも相場」ということが求められそうです。

チャートは、ドル・円・ユーロ・ポンドの組み合わせ6ペアの4時間です。
20120704 6pair4h
4時間足の虹の7本線は集束してきていて、方向感がありませんが特に注目は紫色の100EMA

7本のラインの中で最も遅く大きな動きを示す100EMAが、どの通貨ペアでもほぼフラットで、ずっと方向が傾いていないことを示しています。
長期では下げたり上げたりしつつも、ここ1週間ぐらいは方向感がないことが示されています。

そんな中で動きがハッキリしているのが豪ドル
昨日RBAは政策金利を据え置きし、まだ上昇余地がありそうです。

チャートは先ほどの6ペアのものにAUDUSD、AUDJPYを加えた8ペアの4時間チャート。
20120704 8pair4h
方向感がない6ペアに比べ、右側の豪ドルは上向きの虹になっていますし、100EMAも上向きになっていることがわかると思います。

こうして比較すると、動いているペア=トレードに適しているペアと、そうでないペアがわかりやすいと思います。

本日は米国が休日なので、欧州時間が終わるころにはほとんど動きがなくなると思いますので、焦ってポジションを持ったりせず、本を読んだり、オンデマンドのセミナーや番組配信を見るのもいいかもしれません。

ではまた

金融政策とトレード・チャンス

7月5日(木)

本日はBOE(英国中銀)とECB(欧州中銀)が金融政策を発表します。
注目のECBは現在の政策金利(年1.00%)から0.25%引き下げの可能性が注目されています。

またBOEでは、銀行間取引の標準となっているLIBOR(London Inter-Bank Offered Rate)を銀行が不正に操作した疑惑が注目されており、昨日は英国大手銀行バークレイズの元CEOが議会で証言しています。
...この疑惑には、タッカーBOE副総裁の関与もしてきされており、
   英国金融への不信がマーケットにどう影響するかに注目しています。


さてまずECBですが、利下げになったらどうなるのか?というご質問を頂きましたが、私の結論から言うと...「わかりません」となります

利下げしたらこうなる、とか、利下げがなかったらこうだろう、というのは自分の勝手な想像ですし、妄想かもしれません。

実際にトレードをしていない人や、経済に少し興味がある人と、ああだこうだと話をするのは面白いのですが、これは「朝まで生テレビ」と同じで、実際に儲かるかどうかといういみでは、何の意味もないと思っています。

ただ、多くの方とこうした方向感の話をすると参加者のセンチメントがどちらに傾いているのかを考える参考にはなるかもしれません。


また、指標やイベント後の動きがわかる人がいれば、それにそってポジションを取れば儲かるわけですが、そんな簡単ではないことはマーケット参加者の誰もが知っています。
だからこそ、今週はみんな取引を手控えていますし、重要指標や重要イベント前にはマーケットが動かなくなります。


私は、私たち個人投資家が、世界のマーケット参加者に先回りすることはできないと思っています。
つまり、他人を出し抜いて儲ける、というのは無理だと思っているわけです。

FXの経験は数年しかありませんし、毎年何億も儲けているわけでもありません。ツールも一般のPCでFX会社から提供されているチャートを見る程度ですし、多少プログラムができる人でも、為替のみならず、各国の債券や株価、CDSなどの値動きをみんな取り込んで計算しているヘッジファンドや大手金融機関(リーマン前は投資銀行とも言われました)のシステムに勝てるとは思えません。

ということは、動き出して方向が定まってから参入すべきで、黒か白か、一か八かのトレードをすべきではないと思っています。
...これはギャンブルなので、これで儲け続ける人はいないでしょう



さて、マーケットですが、ポンドドルとユーロドルの日足、4時間足、1時間足を並べてみてみます。
20120704 gbp-eur 3time
上段がEURUSD、下段がGBPUSDで、左から日足、4時間、1時間です。

まず左側の日足を見ると、ユーロドルもポンドドルも下向きの虹となってから現在は少し乱れています。
ただ大きな流れは一目瞭然で下向きなので、短い時間軸が下向きになるなら、そこが売り場になります。

そこで次は真ん中の4時間足をみます。
4時間足では一度上に向かいましたが続かず、現在は下方向に向かいつつあり、虹もなく方向感がありません。

こうなると直近の1時間がどう動くかが注目されます。
そして一番右の1時間足を見ると昨日から虹は下向きに転換してきています。

この1時間がこのまま下向きで美しい虹を描いて下落するようになると、4時間も下を向き始め、日足も下に向かうと思います。

これが今夜のECBで動くのか、明日の雇用統計で動くのか、来週になってからかは誰にもわかりませんが、この3つの時間軸を見る限り、大きな流れは下向きでドル買い、ポンド売り、ユーロ売りであるので、もしBOEやECBの金融政策発表で1時間足が上昇に転じても、大きく上には伸びて行きにくいことも想像できます。


大きな流れに従い、儲かる確率の高い場面、自分の得意場面だけトレードするのが、資産を増やしていくために必要なことだと思います。


まずは今夜のBOEやECBの結果に注目しつつ、明日には雇用統計が控えていることを忘れずにいたいと思っています。

ではまた


豪ドルの動き

7月6日(金)

昨夜ECBは政策金利を0.25%引き下げ、年0.75%とユーロ導入後最低となりました。
BOEは年0.5%に据え置きましたが、資産購入枠を拡大し量的緩和を拡大しました。

主要国の金利が1%以下となってきたので、オーストラリアの3.5%は魅力的ですが、RBAは利下げ方向なので、手を出しにくいと思っています。

その豪ドルですが、そろそろ注目ポイントに来ています。
チャートはAUDUSDの4時間です。
20120706audusd4h.gif
MACDは通常の12,26,9ですが、これを見るとプライスは高値を更新しているのに、MACDは下げていて、ダイバージェンスしています。

豪ドル買いが強く、上値が重くなってきていることを示しており、4時間の虹は上が少し潰れてきています。(1時間だとさらに顕著です)


続いて日足も見てみます。
20120706audusd1day.gif
こちらは高値から6月1日までの下落の流れのフィボナッチ・リトレースメント(オレンジ)と、その後の上昇局面でのフィボナッチ・エクスパンション(ブルー)を表示していますが、1.0360付近で重なっていて、ここが抵抗帯になります。
...フィボナッチの使い方の詳細は、サイバーエージェントFXでの西原さんのセミナーでの
   ディナポリについての解説が最も参考になると思います。

ただ、日足のMACDはまだ上がありそうで、一方虹は乱れているので、MACDでは上の可能性を示しつつも、虹は上値が抑えられても不思議ではないことを示しています。

特にAUDUSDは昨夜のECBの発表後に上昇しましたが、前の高値をわずかに超えただけで押さえられていて、下げにも警戒する必要がありそうです。
ここで下げるとブルトラップになるかもしれません。

また昨日は中国も利下げしており、中国経済の先行きにも不安が出てきます。
こうなると豪ドルにも悪材料なので豪ドルの動きに注目しています。



本日は雇用統計なので、これをきっかけに豪ドルが買われるのか、大きく調整されるのかに注目していますが、基本的にこうした振れ幅が大きくなるイベントはお休みするので、雇用統計発表後の値動きを見つつ、少し落ち着いたら参入するかもしれません。
ただ週末でもあり、手を出しにくいかもしれませんし、週明けから景色が違ってしまう場合もあるので、もしトレードしても週越えはしないつもりです

週末金曜の雇用統計ですし、今夜はジブリの映画もあるようです
荒れる相場に気を付けたいと思います。

では、良い週末をお過ごしください



中国経済

7月9日(月)

先週金曜日は豪ドルがやっと下落。
1.0240を割り込んだので、ショートして少し頂きました。
が、フィボナッチレベルで下げ止まっていて、ここからの動きに注目しています。

それより注目は今週の中国GDP
詳しくは書けませんが、私も読んでいる西原宏一さんの有料メルマガでもこの点が指摘されています。

欧州がダメ、米国も先週の雇用統計のように良くなく、世界経済の牽引車は中国なので、ここが弱いとなると、ユーロや豪ドルは大きく下げる可能性があります。

チャートはいつものドル・円・ユーロ・ポンドの6ペアに豪ドルを加えた8ペアの日足です。
20120709 8pair1day
虹とMACDを表示していますが、豪ドル以外は下方向ですし、ユーロが大きく売られ、ユーロドルとユーロポンドの下落が顕著になっています。

もし中国が悪いと、リスクアセットの豪ドルが急落してしまうので、ここは気を付けたいところですが、当面はまだ豪ドルは上昇方向なので、押し目買いスタンスでいます。

ただ、まだ月曜の東京時間ですし、この週末は私も見ていたWimbledonの決勝戦があり、特に男子決勝に出場した英国のアンディ・マレーは、フレッド・ペリー以来76年ぶりに英国人がウィンブルドンで優勝する可能性があったので、週明けのロンドンはこれで湧いていると思います。
...ホントか テニスおやじの妄想じゃぇねのという声もあるでしょうけど


そんなわけで、まずは本日の欧州市場の動きを見極めたいと思いますし、今週はユーロ圏財務相会合、EU財務相会合もあり、注目はユーロと中国だと思っています。


ではまた

時間調整?

7月10日(火)

今週に入りマーケットは動かなくなっています。
...ただこのブログをずっとお読みの方はご存知ですが、
   私が動かない、と書き出すと一気に動くアノマリーがあります

昨日はユーロドルとAUDUSDに注目していましたが、ディーラーズ・バトルtwitterで書いたポイントを抜けても大きく動かず、動きが出そうもない相場だったので、私はトレードしませんでした。
...チャートポイントなので、みなが注目していれば、そこを抜けたら動くはずですから。


今週は欧州の会議(ユーロ圏財務相会合・EU財務相会合)が開かれていて、債務国の支援問題とそのために財政統合に向かうような話になるのかが注目されます。
また中国指標が昨日も今日も発表されましたし、金曜日には中国GDPがでます。

この欧州情勢と、中国景気で動きにくいと思われますが、ここは転換または調整になっているかもしれません。

チャートは昨日と同じドル・円・ユーロ・ポンドの6ペアとAUDUSDとAUDJPYを加えた8ペアの4時間です。
4時間チャートなので縦破線が週区切りでブルーの部分が今週の動きです。
20120710 8pair4H
マーケットが転換する場合、V字で転換することはほとんどなく、たいていはU字になります。
このUの底の部分が調整相場で、現在がこの調整相場なのか、昇りや下りの階段の踊り場でなのかの見極めが大事になりそうです。

いずれにせよ、上のステップに行くのか、下のステップに動くのかを見極めるのが大事だと思っていて、上か下か、丁か半か、という張り方はしません。

今日もマーケットをチラチラ見つつ、時間調整がいつ終わるのか、いつ動き出すのを待ちたいと思っています。


ではまた

円高の可能性

7月11日(水)

マーケットは方向感が弱い中、少し円買いドル買いに動いてきています。
ユーロ圏の不透明感が払拭できないことや、英国はLIBORの不正操作疑惑が大きくなっていますし、中国経済にも減速の懸念がでてきていて、マーケットはニュートラルからリスク回避のスタンスになりそうです。

そうした中、本日は6月19日~20日に開催されたFOMCの議事録が公開されます。
ここでQE3に関する議論がされているのかに注目されますし、その内容によってはドルが動きそうです。

また今日から日銀は金融政策決定会合を開催し、明日その金融政策が発表されます。
先週来日していたIMFのラガルドらから介入了承のようなアナウンスがありますが、これは大量の資金を出してくれる日本政府へのリップサービスでしょうし、もし過度な円高是正の介入を国際社会が了承するというスタンスならFRBやECBからこうしたコメントがないと意味がないでしょう。

決定会合で何らかの追加緩和策が出ることも期待されていますが、月末にFOMCがあることを考えると、日銀がここで手を打ってもFOMCによっては無駄になるので、たぶん何もやらない可能性が高いのかもしれません。

こうなると、ドル買い・円買いを止める要素がなくなり、円は買われる可能性が高いと思っています。

チャートはドル円とクロス円の4時間です。
20120711 Yencross6pair4h
縦破線は週区切り線ですが、先週ぐらいから虹は上向きから下向きに転換してきていて、下向きの虹が明確になってきているものもあります。

続いて同じものの1時間チャート
20120711 Yencross6pair1h
こちらはすべての通貨ペアが下向きの虹を描いていて、円買いに向かっていることがわかります。

私も昨日からユーロ円をショートしており、円は買われる動きが続きそうです。
注意すべきは今夜のFOMC議事録と明日のBOJ(Bank Of Japan)の金融政策決定会合ですが、既にfavorなので、損失は出ないようになっており、利を伸ばすだけです

ただ、ある程度以上の円高が進むと介入警戒も出てくる点は注意したいと思います。
計算によると、ユーロ円の目標は92円ぐらいになりますし、ポンド円も117円ぐらいになり、かなり下なので、一気には行かないかもしれません。

虹で方向をみつつ、丁寧にトレードしたいと思っています。


ではまた

円の動き

7月12日(木)

本日は日銀が金融政策を発表します。
特に何もないだろう...というのが市場のコンセンサスで、マーケットには大きく影響しないのではないかと思っていますが、何が起こるかわからないのがマーケットなので慎重に対応したいと思っています。

その円ですが、そもそもマーケットの主役ではないようです

チャートはドル円とクロス円の日足です。
20120712 Yencross6pair1day
USDJPY、GBPJPY、CHFJPY
EURJPY、AUDJPY、CADJPYという配置ですが、あまりハッキリした方向感がありません。

まず左上のドル円は方向感なく小さなレンジ。
上段中と右のポンド円、スイス円と下段左のユーロ円は下向きで、欧州通貨が売られていることがわかります。
そして下段中と右の豪ドル円、カナダ円は資源国で買われぎみ。

それぞれが描く虹の7本線が違うことがわかります。
これらのどれもがほぼ同じ方向を示していれば、円が主導で動いている、ということになりますが、日足チャートではそうなっていません。
つまり6月1日の安値までは円買いの動きでしたが、そのあとは方向感なく円はマーケットを動かす主役ではなく、欧州通貨や資源国通貨に付随して動く脇役通貨になっているいるようです。

ということは、よほどインパクトのある発表がないと、本日の金融政策決定会合も影響しないと思われ、円よりドルや他の通貨の動きをよく見た方が良さそうです。

ちなみに、何か日銀がアクションを起こす場合、発表が12時45分を過ぎるのが平均的なので、それより早けれそれだけで、何もない!ということが推測されます。

まずは本日昼の決定会合の結果を確かめてから本日の動きを考えたいと思います。

ではまた

中国GDP

7月13日(金)

今週は週初のユーロ圏財務相会合やEU財務相会合などのヨーロッパ問題、水曜のFOMC議事録で米国の状況、そして本日の中国GDPと重要なイベントがあり、動きにくいマーケットになりました。

その中国GDPは、8%を割り込み予想された7.7%も下回る7.6%でした。

ただ、この発表後にマーケットはあまり動かず、それよりも昨日の円買いの巻き戻しが起こりつつあるようです。

チャートはドル・円・ユーロ・ポンドの主要4通貨の組み合わせ6ペアにAUDUSD、AUDJPYを加えた8ペアの日足チャートで、MACD(12,26,9)も出しています。
20120713 8pair1day
これを見ると、なんだかんだで、ドル買い、円買い、ユーロ売り、豪ドル買いという動きです。

チャートをよく見ると、ドル買い・円買いなのでドル円は動かず。
またドル買い・円買い・豪ドル買いでAUDUSD、AUDJPYも動かず。
あと、ここには出していませんが、スイスフランも売られていて、ユーロ・ポンド・スイスフランといった欧州通貨が売られる動きになっています。

ただ、欧州通貨売りだからいつでも売ればいい、ということではなく、それぞれの通貨ペアでタイミングを計ってストップ幅の狭いところでエントリーするのが私流です。

損失は小さく、利益を伸ばすときは大きくがトレーディングで儲ける大前提なので、エントリーポイントの精査が重要だと思っています。


今日は週末なので、中国GDPが弱かったものの、ここからさらに円買い・ドル買いに向かうかは疑問があります。
また今週は欧州が静かだったので来週は再び欧州が話題になるかもしれず、日替わりでマーケットの話題が変わるので小まめな取引が良さそうです。

週末を控え今週の儲けを減らさないように気を付けたいと思います。


ではまた

ドル売りとバーナンキ証言

7月17日(火)


連休はいかがお過ごしでしたか?
その日本の連休中だった昨日から、少しマーケットの流れが変わってきました。
大きな流れは、ドル買い・円買いで変わりませんが、短期的にはこれが巻き戻されている状況です。

クロス円の円売りは、ドルストレートのドル売りによるものと思われ、このドル売りからドル円は下げています。

このドル売りは今週の米国指標や今夜のバーナンキFRB議長の議会証言に向けて、これまでのポジションが調整されただけで、大きな流れが変わったとまでは思っていません。

ただ昨夜発表された米国小売売上高が弱く、2008年以来となる3か月連続減少となり、個人消費が冷え込んでいることが懸念されていて、GDPの7割が個人消費である米国ドルが売られているのかもしれません。

チャートは、ドル・円・ユーロ・ポンドの組み合わせ6ペアの4時間です。
20120717 6pair4H
ユーロドル、ユーロポンド、ユーロ円は一目瞭然で下向きの虹になっていて、ユーロ売りが続いてきたことが鮮明です。
一方、ポンドドル、ポンド円は下向きの虹に向かいつつありましたが、ユーロより早くポンドが買われる動きになっています。
ドル円は膠着しつつも下向きの虹になりつつあり、ここからもドル売りが見えてきます。


ただこれでこれまでのドル買いがひっくり返るかというと、そうは思いません。
ユーロに好材料は出ませんし、ポンドはLIBOR金利の不正操作疑惑がBOEにまで波及してきています。
欧州と英国がダメなら、ドルか円を買うしかなく、不美人投票ではありますが、ドル買い・円買い圧力は続くものと考えています。

よって、現在のドルストレートや、クロス円の戻りは戻り売りのチャンスと考えています。

チャートは同じ6ペアの日足です。
20120717 6pair1day
これを見ると虹のもっとも長いEMAである100EMAはどのチャートでも一番上にあり、乱れが出つつも下方向であることを示しています。

よって、ドル買い・円買いの動きが強く、今後もこの傾向は続くと考えています。

まずは今夜のバーナンキ議長の議会証言で、ここで緩和策に言及がないと、ドルは買い戻されそうです。
ただ、今週はこのバーナンキ証言のほかにもベージュブック(地区連銀経済報告)など米国指標が続くので、ドルの動きに注目だと思っています。


ではまた

相場急変時の対応

7月18日(水)

今週はドル売りの動きになっています。
昨夜のバーナンキFRB議長の議会証言では、積極的にQE3を行わないようなこれまでの発言を繰り返したため一時ドル買いとなり、株価も下げましたが、すぐに戻しました。

チャートはいつもの主要6ぺアの1時間です。
20120718 6pair1H
23時(MT4では17時)の時間足が急激に下げて、次の足で一気に戻しています。

私は昨夜Twitterで、1.2260を下抜けたら下げる、と書きましたが、書いて目を離したら既に下抜けてしまい売り注文を出し損ないました
これは完全に失敗ですが、だからと言って慌ててそのあとから売ったりはしません。
急落の動きで突っ込んで売るとなるとストップの幅が広くなってしまうからです。

またユーロドル・ポンドドルなどはそれまで1時間の虹はドル売り(上昇)を示していたのに、これと反転する急激な動きが起こったときは要注意だと思っています。

確かにFRB議長の発言は大きくマーケットを動かす力があると思いますが、やはりマーケットは極端な動きを嫌うというか、修正される傾向があると思います。
特にそれまでの動きをひっくり返すには、より大きな力が必要なので、こうした急変が一時的か本当に転換かを見極めるのは大事だと思います。

昨夜のような急激な動きが続いて行くことが確かめられれば、私も売り参入しますが、急に動いたからと言って焦って突っこんで売り参入すると一気に踏みあげられて損をしてしまいがちです。
...私が読んでいる西原さんのメルマガでは、この下落で押し目を買ったと配信されました。
   上手い人は、この一時的下落を使って上昇で儲けています さすが

やはり自分の戦略やマーケットの動きについてシナリオを用意しておいて、それに合致するとことで取引する方が利益につながりやすいと思いますし、逆に、シナリオのない中でトレードすると自分のポジションに自信が持てないため、むやみに損切りしたり、逆に損切りできずに大きな損失になったり、してしまいがちです。

マーケットはなくならないので、経験上「この一瞬を逃したら」と思ってトレードすると、ロクなことはないので、慌てず、自分の得意なテクニカルのサインなどにキッチリしたがってトレードする方が良いと思います。
...慌てて乗ってしまって何度失敗したことか

今週は米国経済指標が続くので、注意が必要ですが、そろそろドル売りの動きは終わり、週後半からはドル買いに戻るかもしれません。
こうした転換は緩やかに起こるので、上値が伸びないとか、下値が伸びないなどの動きをよく観察したいと思ってます。

ではまた

ドルの動き

7月19日(木)

マーケットは方向感のない動きが続いていて、ドルに方向感がありません。
ここからドル買いに動くのか、ドル売りに動くのかで大きく状況は違ってきますが、欧州不安など不安要素によるドル買いと、不安が米国に拡大するとQE3などの緩和策を行うであろうことからのドル売りで、マーケットは迷っているように思います。

チャートはドルストレートのユーロドル、ポンドドル、ドルスイス、ドル円の1時間です。
20120719 dallor 4pair1H
火曜日の値動きが緑罫線、昨日の動きが黄色罫線で示していますが、ドル円を除いては火曜の値動きの範囲で昨日は動いていて、本日はこれをどちらに抜けるかに注目しています。

左側のEURUSD、GBPUSDの虹はやや上向き、
右側のUSDCHF、USDJPYの虹はやや下向きで、ドル売りの動きになっています。

まずはこれらドルストレートが前日の高値安値のどちらを抜けるか、そして一昨日の高値安値も抜けて行けるのかに注目したいと思っています。

方向感がないので手を出しにくく、少し様子見していますが、上手い人は短期で回転売買しているようです。
が、私には難しいので、わかりやすい相場が来るのを待ちたいと思います。


ところで、依然ご紹介したiPhoneアプリ、フィボナッチ計算がアップデートされ、フィボナッチ・エクスパンションも計算できるようになりました。
作者の方から頂いたご連絡では24日ごろとのことでしたが、案外早くappleがストアに出してくれました。
ちょっと広告が出ますが、使うには支障はありません。
フィボナッチを使う方にはお勧めです


ではまた

スペイン再燃

7月20日(金)

スペインの情勢が再び怪しくなってきました。
昨夜スペイン10年債の利回りは再び7%台に乗り危険水域。

スペインは銀行救済のため支援要請して1000億ユーロを調達することになっていましたが、ここに来て、この1000億のうち余ったお金を政府の借金返済に回すとかの話が出ているようです。
...こうした情報は欧州からのロンドンFXさんの情報が秀逸です

これが事実となると、スペインは銀行システムの救済だけでなく、スペイン自体がEUに支援要請することと同じで、ドイツ>フランス>イタリア>スペインとユーロ圏4位大国スペインも財政が危なくなると、次はイタリアにも波及しそうですし、欧州はかなり危機的な状況になりそうです。

ただマーケットはこうした危機的状況になればなるほど、米国がQE3をやらざるを得ないだろうという思惑も出て、ユーロドルは単純に下げる動きになりにくくなるのが要注意です。

この点、トレーダーはユーロドルではなく、ユーロクロスに注目してきていて、ユーロポンド、ユーロ円、ユーロオージーなどが多く取引されてそうです。
...私も昨夜はこの3つを売りましたが、下げ止まったので40pips~60pipsで逃げました。

チャートはユーロドルとユーロクロスの4時間です。
20120720 EURcross4pair4H
チャートの虹はいずれも右下に向いていて下げていることが一目瞭然ですが、左上のユーロドルだけは今週は下げ渋って虹も乱れてきているのがわかります。
今週はユーロ売りながら、米国緩和期待のドル売りの動きもあり、ドルストレートではドルが売られる動きだったことがわかります。

この週末から来週にかけても、ユーロは売られる動きと思われますが、ユーロが危機的な状況となると、リスク回避で円買いにもなりやすいので注意したいところです。


ただ、8月に入ると欧州も夏休みシーズンになるので、このスペイン問題が本格化するとしても夏休み後かもしれません。

再び欧州情勢に注目するマーケットになってきているようです。

ではまた

欧州再燃?

7月23日(月)

先週の金曜日はスペイン10年債が7%台から下がらず、またECBはギリシャ債を担保として認めないなど、欧州が再び荒れています。
金曜の日中まであまり動かず、このまま週末入りかと思われましたが、twitterで書いたように欧州時間から動きだし、ユーロが売られ、ドルと円が買われる展開となりました。
...ちなみに私はEURJPYを96.45、CHFJPYを80.30でショート、深夜3時ごろに買い戻しました。

こうした欧州の状況は、金曜日にも書きましたがロンドン在住の元ディーラ-、ロンドンFXさんがとても参考になります。

その欧州ですが、今朝iPhoneでBloombergの債券マーケットを見ると、スペイン10年債は7.18%のままで、7%台を割らずに週末に突入したことがわかります。
また米国2年債は0.20%で円高がかなり進行していることもわかります。
...ドル円は米2年債と相関があり、0.20%に近いと円高、0.30%に近いと円安になります。


さて、これからのマーケットですが、引き続きユーロ売り、スイス売り、ドル買い、円買いが続くのか、少し巻き戻されるのかですが、今朝の月曜オープンは金曜の流れを引き継いでギャップダウンしているものもあり窓が空いています。

チャートはいつものドル・円・ユーロ・ポンドの4時間で、縦破線が週区切り線なので先週の動きを見てみます。
20120723 6pair4h
EURUSD、GBPUSD、EURGBP
USDJPY、GBPJPY、EURJPYという配置。
右側のEURGBPとEURJPYの下落が目立ちずっと虹が続いています。
このため左上のEURUSDは下げ渋っていましたが、耐え切れず金曜に急落しました。

私はユーロが弱いのと同じくらいドルも弱いと思っていて、ユーロドルやポンドドルは取引しませんでした。
ユーロが弱ければ、ユーロドルではドルが買われるのが普通ですが、3匹目のドジョウを狙う人がマーケットには多いようで、QE1、QE2と実施されてきた米国の量的緩和に期待する人が多くいるようで、QE3期待からドル売りになりやすいのが近頃のマーケットです。

このため、金曜日にも書いたようでドルストレートは取引しずらく、ユーロ売りスタンスではユーロドルよりユーロクロスである、ユーロ円、ユーロオージーなどがトレードしやすくなっています。


マーケットがどう動くかわかりにくいとき、私が参考にするのが西原宏一さんの有料メルマガです。
現役の銀行マンやマスコミ関係者、元金融機関のトレーダーも読んでいると言われており、西原さんの相場観を参考にしている人は、私だけでなく多いようです。
...ただ内容は専門用語で難しいかもしれませんが、相場で儲けるとはそういうことです。
   どんな業種でも専門用語がわからない人が成功するはずもなく
   少し難しい場面で勉強することも大事かもしれません。

このあと本日の欧州市場でどのような動きになるかが注目で、少なくとも金曜の夜に大きく動いてしまったので月曜の東京時間は様子見しようと思っています。

このあとの状況はtwitterをご覧下さい。


最後にチョコット宣伝です

21日発売の月刊 ZAiの9月号で取材を受けたので掲載されています。
MT4特集のページで虹や、最新のアレンジなどがご紹介されています。
zai.jpg
また21日は連載コラムを書かせて頂いている月刊 FX攻略.comも発売されているので、こちらもよろしくお願い致します。
kouryaku.jpg

これを書いているうちに配信されて来た西原メルマガをチョコット紹介するとユーロスイスで介入しているSNBがユーロ市場で動いているようです。
...これ以上は具体的内容なので書けませんが、このメルマガはとても参考になります。
   こうしたタイムリーな情報が1日に多いと15本ぐらい配信され、¥4200はお得だと思います

ではまた

ドイツ要人の夏休み

7月24日(火)

昨日もスペイン国債は7.5%にまで上昇し、7%台を割ることなく、高止まりしています。
株価下落からリスクオフの動きで、円が買われ、豪ドルが売られていますが、案外長続きしないかもしれません。

というのは、欧州の要であり、資金源でもあるドイツ首脳が夏休みにないっているからです。
メリケル首相は既に夏休み中で、欧州の夏休みは長いことでも知られていますので、しばらくはこのままかもしれません。
またドイツのショイブレ財務相も明日から3週間の夏季休暇に入る予定で、欧州の政治中枢が止まっている状況になっています。

チャートはスペイン10年債の利回りチャートです。
spanish 10y
6月にも7%を越えていますが、今回の方がより高くなっていて危機感はあります。

しかしスペインの財務相はEUへの支援要請は必要ないと言っていますし、当面はこのままで膠着かもしれません。
時間が長引くと、マーケット参加者も夏休みを取るので、案外売り圧力は弱まってしまうかもしれません。
一方、休暇に入るにはあるレベル以下では売り注文を置いていくと思われ、マーケットがトリガーを引くと一気に下げる危険性もあるかもしれません。

チャートはユーロドルの日足です。
20120724eurusd1day.jpg
虹は下向きで明らかにユーロ売りですが、直近は5EMAから離れています。
こうした場合は戻すか、現状レベルで時間調整されて5EMAが下がってくるのを待つ状況になりやすく、さらに悪材料が出なければ一気には下げにくいかもしれません。
...もちろん、ユーロは売り目線ですが

ユーロドルは1.20割れが予想されているので、まだ下げる余地があると思いますが、さすがに1.20にはバリアもあるでしょうし、大きな抵抗になりそうで簡単ではないかもしれません。

一方、リスクオフで円が買われクロス円が下げていますが、こちらもドル円が77円台に入ると口先介入が出てきましたし、76円台に突入したら日銀の実弾介入がありそうです。

マーケットがみんな売り目線になっているので、当然売りスタンスですが、スペイン国債利回り上昇の元になっているスペイン地方政府の中央に対する財政支援要請なども、公式のものではなく全て報道や思惑なのが気になるところです。
むやみに売ると踏まれそうなので、タイミングを精査したいと思っています。


但し、もしメリケルが休暇を切り上げてドイツに戻った、などのニュースが出たら要注意かもしれません。


ではまた

円高の動き

7月25日(水)

注目のスペイン10年国債の利回りは金曜日から7%を割らずに推移していて、昨夜は7.6%台まで上昇。
リスク回避の動きが続いていて、豪ドルが下げ、円が買われる展開になっています。

ユーロはスペインだけでなく悪材料満載で買われる要素はなく、こうした世界経済不安からドルの緩和期待も根強いことでドルも買われにくい、こうなると円だけが買われて円が全面高になってきます。

ユーロ円も94円を割り込みそうですし、ドル円も77円台に足を踏み入れていて、当面は円買いが一番わかりやすいトレードになりそうです。
...私もユーロ円、ポンド円、豪ドル円などで取引しています

ただ、ある程度以上に株価が下がると、必ず円高是正とか、円高対策とかグローバルに考えられない政治の人たちが言い出すので、そろそろ介入警戒を持ちつつショートするという段階かもしれません。

具体的には、いいタイミングで売って、すぐに利が乗っている状態にして、ストップを売値より下に下げて安心しておくことが大事だと思います。
こうすれば、介入で急騰しても損をしなくて済みますからね

また逆にこうした介入警戒が、介入期待になる人もいて、介入目当てにクロス円を買う人もいるようですが、これはギャンブルみたいなものなので、私はお勧めしません。
...もっともメルマガなど信頼できる情報筋での介入警戒からポジションを取って
   大儲けしてる人もいるので、単なる介入期待はアブナイ、という意味でご理解下さい。

チャートはドル円とクロス円の4時間です。
20120725 Yencross6pair4h
一目瞭然で虹は下向きで、これはクロス円の売りが儲かりそうです

こうした波を確かめ、さらにエントリー・タイミングを精査して、しっかり利益を取っていきたいと思います。
本日は英国が第2四半期のGDPを発表するので、ポンドが動くかもしれません。
この辺が注目だと思っています。


ではまた

ユーロとVIX

7月26日(木)

昨日欧州時間が始まるころ、オーストリア中銀総裁のノボトニー発言でユーロが買い戻されました。

チャートはユーロドルとユーロクロスの4時間です。
20120726 eurcross4h
4時間チャートなので縦破線は週区切り線ですが、昨日の動きで急騰しましたが、まだ虹は方向で上向きに転換してはいません。

ノボトニー発言でスペイン10年債は7.6%台から7.2%台に急落していますが、本日はイタリア国債の入札があったはずで、この結果次第ではユーロは再び下落し、スペイン国債利回りも上昇する可能性があります。

4時間の虹がこれだけ強く下向きで続いているので、これがV字で転換することをはまずありません。

ただ先週金曜日からのユーロの急落は、スペイン国債の利回り上昇でリスク回避の動きが強まったからで、こうした悲観的な思惑が弱まると、案外下げ止まってしまうかもしれません。

チャートは恐怖指数ともいわれるVIX指数の日足です。
20120726 vix
マーケットが危機的状況になるとVIXは上昇し、通常は30以上だとリスクが高まっていると判断します。
...ちなみにリーマンの時は90ぐらいになりました

このVIXを見るとこの数日も20ぐらいのレベル。

VIXが正しいのか、マーケットの動きが正しいのか、今日明日の動きでわかるかもしれません。

ではまた

VIXが正しい

7月27日(金)

ECBドラギ総裁の発言で、マーケットの景色は一変
リスク回避のドル買い・円買いが一気に巻き戻されました。

本日の米国GDP、そして来週のECB理事会に向けてひとまず傾いたポジションは調整され、今後の動きを見守るという状況でしょうか。

さて、昨日のブログでは今回のリスク回避の動きとVIX指数の動きが一致していない旨を書きましたが、どうやらVIXの方が正しかったようです。
マーケットが本当に危機的であれば、たとえECB総裁が発言してもマーケットの流れは変わらないと思いますし、実際リーマンショックの時は誰が何を言ってもマーケットは聞く耳を持たず、ひたすら悲観的にリスク回避に動いていましたし、VIXも上昇を続けていました。

それに比べると、先週金曜からの動きでもVIXは20ぐらいで通常レベルですし、昨夜は17まで下げています。

チャートは昨日に続き、VIX指数の日足です。
20120727 vix
急騰の動きもありますが、5月末の方がよっぽど高いことがわかります。

ただ、だからといってリスクオンで上昇が続くかというとそれも少し疑問。
チャートはユーロドルの4時間です。
20120727 eurusd4h
昨日のドラギ発言での上昇は急激で、このまま上に続くのか、時間調整の後に再び下げてしまうのか、注目されます。
4時間のMACDを見ると、まだ上昇余地がありますが、時間と共にシグナルがMACDに接近してくると、先行きはわかりにくくなりますし、現状から上値が伸びないとさらにその可能性が高くなりそうです。

マーケットはまず今夜の米国GDPに注目しているでしょうし、欧州からの要人発言も注意したいところです。

私は4時間の虹が大きく乱れて方向感がなくなっているので、無理せず様子見して、今読んでいる梅原大吾の本を読みたいと思っています。
umehara.jpg
この「勝ち続ける意思力」は西原宏一さんのお勧めで読んでいますが、とても参考になります。
梅原大吾はゲーマーですが、西原さんの言うとおり共感する部分がとても多く、FXで勝ちたい人、トレーダーになりたい人は必読だと思います


ではまた

各国金融政策

7月30日(月)

今週は米国、欧州、英国が金融政策を発表します。
特に先週のドル売りの動きは、米国がQE3の実施を早めるとか、緩和を拡大するという思惑もあるようで、まずは今週のFOMCが注目されます。

が、その翌日には、BOEもECBも金融政策を発表し、特にECBは先週のドラギ総裁発言の後であるため、どれくらい踏み込んでユーロを支えるのかが注目されます。

逆にここが市場の期待外れとなると、再びユーロは売られる可能性もあり、要注意だと思います。

こうした方向感がハッキリせず、要人発言やニュースが思惑を誘って動くマーケットになっているので、深追いはできません。
金曜のブログのチャートのように虹は明確な方向感を出しておらず、誰もが売っている、とか誰もが買っている、と言える状況ではなく、トレードするならマーケットの早い動きに瞬発力でついていく必要がありそうです。

チャートはいつもの主要通貨、ドル・円・ユーロ・ポンドの組み合わせ6ペアの1時間です。
20120730 6pair1h
MACD(12,26,9)も出していますが、多くの通貨ペアでダイバージェンスになっています。

1時間のダイバージェンスなので、それほど強くはありませんが、金曜の高値を越える動きになっていかないと、下げる可能性がありそうで、要注意だと思っています。

本日は大きな経済指標もなく、欧州からのニュースに左右されるかもしれません。
またそろそろマーケット参加者は夏季休暇に入っているようで、マーケットの流動性が下がってきている可能性もあります。
特に今週の各国金融政策を見極めた後か、金曜の雇用統計後は休暇を取るトレーダーも多いはずで、各国首脳の夏休みと共に参加者が減る可能性が高いと思っています。

参加者が少ない状況で、何かニュースが出ると大きく上下に振られたりする点は注意しておきたいと思います。

まずは今週の金融政策発表と、金曜の雇用統計がポイントになりそうです。


ではまた

欧州への期待と警戒

7月31日(火)

先週木曜日のECBドラギ総裁の発言、金曜日のメルケル首相とオランド大統領の電話会談の報道、そして週明けの昨日はユーログループ議長のユンケルが発言し、ユーロ圏で重大な決定を下すとしています。
またユンケル議長は「ユーロ圏は崩壊のリスクにある」とまで言っており、ECBとEFSFでスペイン国債を買い支えるなど、あらゆる手段でユーロを守る姿勢をしめしています。

しかし、マーケットはあまり反応しておらず、ユーロはそれほど買われていません。

以前もそうでしたが、ユーロ圏はそれぞれの国の事情が違うため、なかなか一枚岩で行動しにくく、マーケットは期待を裏切られたことが何度もあります。

こうした経験は、たとえ政治的に積極的な発言があっても、結局ユーロは何もできないのではないか、という疑心暗鬼を生んでいます。

今度こそ、EUやECBが本気でユーロ防衛のためにあらゆる政策を打ち出してくるのか、それともやはり今回もダメダメで、ユーロが暴落していくのか、マーケットは期待と警戒の中で動きにくくなっているようです。


チャートはユーロドルの4時間です。
20120731eurusd4h.gif
4時間の虹は方向感なく乱れており、3×3DMAも方向感がありません。
また1時間の虹も方向感がありませんが、直近の動きを示す1時間は100EMAが下にありサポートされているますし、明後日に向けて、期待感からユーロが買われる可能性もあるので、私は昨夜1.2255付近で買っています。 ちなみにストップは1.2245付近とかなりタイトです。

ただ、1.2270~80付近に抵抗がありそうなので、ここを上抜けるかどうかに注目していますが、このレベルまで上昇したら、ストップを建値に引き上げる予定です。

ユーロやドルに絡む通貨ペアは、明日のFOMCと明後日のECB理事会に注目が集まっていて動きにくいと思いますが、値動きが小さくなればストップも狭く置けるので、少ないリスクで大きく狙える可能性があります。

まだアジア時間なので、今夜の欧州がどう動くかに注目したいと思います。


ではまた



カテゴリ
リンク
最新記事
プロフィール

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
月別アーカイブ