ユーロは再び下落

11月1日(火)

昨日は、日銀の介入で朝から大騒ぎでした。
8兆円とも、9兆円とも言われる介入資金で、効果がどれくらい続くのか疑問です。

また昨日は介入騒ぎの陰で、ユーロが売られました。
日銀介入で円売りドル買いしますから、他のペアでもドル買いに傾きましたが続かず、ポンドドルなどは下げた後上に戻していますが、これはユーロポンドの下落によるものもあると思います。

チャートはユーロの4ペアの1時間です。
20111101 eur4pair1h
ユーロドル、ユーロスイス
ユーロポンド、ユーロ円、という配置です。
左側のユーロドル、ユーロポンドは上向きの虹が下向きに転換しつつあります。
右上のユーロスイスは、その前から下げて下向きの
唯一、右下のユーロ円は介入の威力もあり大きくは下げていません。

ただ、木曜日に上昇して1.42まで上がったユーロドルは、すでに1.38台になっていて。木曜に上げた分は下げてしまいました。

昨日のディーラーズ・バトルで書いたように下落の動きは1.3970~1.40付近で一度止まりましたが、その後1.3970を下抜けて下落しました。


チャートはユーロドルの1時間です。
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1.3970(ピンク罫線)付近は、木曜日の上昇まで上抜けなかったレベル(黄色●部分)ですし、昨日の下げでも何度か止められた(黄色●部分)レベルで、ここを下抜けたことと、虹は完成していないものの下向きに転換してきたので、売りました。
今朝は昨日の安値1.3825付近(赤罫線)の下抜けに注目している、と書こうと思ったら、もう下抜けていました。
最終的には先々週ずっともみ合っていて1.36ミドルが重要で、ここを下抜けるとユーロドルは再び大きく下を目指していくと考えています。

まだ1時間でも下向きの虹は完成しておらず、ここからは少し戻される可能性もあります。
1.3650まではまだ余裕があるので、明日にFOMC、明後日にECB理事会を控えていることから、慌てて売らなくても、ここを下抜ければ下値はかなり大きくなると思っています。
...またこのレベルに下がると4時間も下向きの虹になり、本格的に下げると考えます。

ユーロが大きく下げるとすれば、次はイタリアがターゲットになるかもしれません。
G7にも含まれるイタリアが金融危機となると、世界経済はギリシャ以上に大きく揺れると思われ、用心しつつマーケットの動きに寄り添って行きたいと思います。

ではまた

ギリシャとFOMC

11月2日(水)

昨夜はギリシャの国民投票の話題でマーケットは大騒ぎでした。
支援される側がなぜこんなことを言い出すのか、理解に苦しみますが、おそらくギリシャの政治家は自分の保身のために、自分が国民を苦しめているのではなく、国民の選択だ、としたいのかもしれませんが、それではリーダーシップの意味がありません
...日本の政治家の方も、政治家の仕事は決断と責任の取り方だと認識してほしいですね。
   ある意味、多様な意見を聞くとか、経過を見るとかは、決断の先送りですから、
   それを繰り返す人は政治家に向かないと思います。

フォレックス・ラジオYEN蔵さんのように少し吠えてしまいましたが、ここからはマーケットの話

ギリシャが国民投票で支援を断るようなことになると、ユーロは崩壊の危機ですし、金融市場も大きくダメージを受けそうです。
EUやIMFなど各国各機関がギリシャのデフォルトによる強行解決を避け、ジワジワ小出しにしつつ、大きなダメージにならないように工作している中、当事者のギリシャがこの枠組みから降りようとしてるのだから、たまりません。
...昨日のブログでユーロ下落を書きましたが、私の予想より早く動きました

当然、ユーロは売られ、先週木曜の1.42ミドルから昨日の1.36まで、3日で600ポイントも下げています。
チャートはユーロドルの1時間です。
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木曜に上向きの虹だったのが、火曜の昨日には下向きの虹となる急激な転換です。

これを4時間でみると
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4時間の上向きの虹も一気に反転していて、このまま下げていきそうです。
昨日サポートされた1.36付近(ピンク罫線)が下抜けすると、1.33ぐらいまで下げそうな勢いです。

ただ、この動きは急激ですし、本日はFOMCがあります。
マーケットもこの急激なリスク回避の動きで恐怖指数と言われるVIX指数も急騰しています。
20111102 vix1day
ギリシャのデフォルト懸念で30~50手前で高止まりしていたものが、ギリシャ債の50%カット(借金の半分踏み倒し)で安心感が出て30を割り込み25ぐらいまで下げてきていましたが、昨日は35以上まで跳ね上げています。


ここで金融不安が広がりそうであれば、FRBは何らかの緩和策を提供して市場を安心させるかもしれません。


先週までは欧州問題の一服と、FOMCでのQE3期待もあってドル売りでユーロドルは上昇しましたが、金曜ぐらいからさすがに今回のFOMCQE3はないだろう、とのコンセンサスになってきてドルは買い戻される動きになってきていましが、もしここで緩和策を発表すると再びドルは売られる展開になるかもしれません。
...月曜のフォレックス・ラジオYEN蔵さんが話していた大荒れシナリオかもしれません

今夜のFOMC、明日のECB理事会、明後日の雇用統計と、重要イベントが続きますし、ギリシャ問題も再燃しています。
また昨日大きく動いたので、参加者は少し疲れてそうですし、今日はギリシャ情勢とFOMCが不透明なので、よほど明確な動きにならない限り手を出さない方が良いかもしれません。
基本的にはユーロ売りスタンスですが、米国金融政策や、EUの動きにも注意したいところです。

なお、明日は日本は休日なのでブログはお休みさせていただきます。
でもマーケットは動いているので、ディーラーズ・バトルツイッターは書くと思いますので、ご興味があればお読みください。


ではまた

混乱するマーケット

11月4日(金)

今週は重要イベントが続く週でしたが、昨夜はギリシャ騒動で終始しました。
まだギリシャは波乱を起こしてくれそうで、要注意だと思っています。

ギリシャの国民投票は予想外のイベントでしたが、本日は重要イベントが続く今週の最後、米国雇用統計があります。

チャートは、ドル・円・ユーロ・ポンドの主要4通貨の組み合わせ6ペアの日足です。
20111104 6pair1day
いずれも9月に下げて、10月に戻してきていますが、直近高値(ピンク罫線)を上抜けるのは難しそうです。
特に下段のドル円・ポンド円・ユーロ円は介入高値(ピンク罫線)を上抜けるのは難しそうですし、昨夜ECBも利下げしたことで、月曜日のブログで書いたように円高圧力がかかり続けると思われます。
...この辺の仕組みは、月曜のブログでリンクしたカンベエさんの記事でわかりやすく説明されています。

さて日足チャートに戻りますが、このピンク罫線が上値だとすると、虹は乱れているものの、大きくはまだ下向きになりやすく、ここからさらに上向きに転換するように動いていかない限り、再びドル買い・円買いが起きる可能性が高まると思います。
...、月曜日のブログのように「円高は続く」ということです

今夜の雇用統計での結果が良くないと、FRBは雇用もミッションの1つなので、QE3の可能性が出てくるかもしれません。
またギリシャ議会ではパパンドレウ首相の信任投票もあり、辞職となると、ギリシャ問題は再び混迷するかもしれません。

チャートは上と同じ6ペアの1時間で、直近の動きを見ます。
20111104 6pair1h
ギリシャ騒動で上下して、方向感は消滅。
マーケット参加者は手控えていたり、方向感がないので迷っているように思われ、ここからどちらに向かうのか、マーケット参加者がどう考えているのかを見極める必要がありそうです。

本日は週末金曜日でもあり、また雇用統計もあるし、G20も開催されており、混乱する要素がたっぷりあります
こんな時に慌ててポジションを持って損をしないようにしたいと思います。
虹を待って、マーケット参加者の「誰もが買うなら私も買い」、「誰もが売るなら私も売る」、スタイルで、マーケットの流れに乗るのが、個人投資家には一番安全だと確信しています。

では、素敵な週末を

方向の見極め

11月7日(月)

ギリシャは野党を含めた大連立でこの財政危機を乗り切ろうとしているようで、先週の国民投票で世界中が大騒ぎした問題は解決に向かいつつあります。
しかし、ギリシャという国や国民に対する不信感も世界中に広がり、さらにユーロへの不信につながりそうです。

そしてユーロ不信は、イタリアをターゲットになりつつあり、これを回避するためイタリアはIMFを入れることでマーケットの攻撃をかわそうとしているようです。

また先週金曜日は米国雇用統計の発表があり、9%台の高い失業率が変わりませんし、雇用も大きくは伸びていません。 このためQE3の可能性がくすぶり続け、潜在的なドル売りが続きそうです。

このようなユーロ不安と、ドル売りの思惑で、マーケットは方向感がなくしています。
このところのマーケットは、方向感のない中、欧州などで何か起こると一気に動くが続かない、という動きが多いように思え、大きな流れはつかみにくいのかもしれません。

チャートは、ドル・円・ユーロ・ポンドの主要4通貨の組み合わせ6ペアの4時間です。
20111107 6pair4H
ユーロドル、ポンドドル、ユーロポンド
ドル円、ポンド円、ユーロ円、という配置で、ほぼ先週1週間の動きが出ています。

左上のユーロドルはパパンドレウ発言で急落、その後少し戻して方向感はありません。
中上のポンドドルも虹は乱れて方向感なくなっていますが、強いて言えば上方向でポンド買いかもしれません。 このポンド買いは右上のユーロポンドでのユーロ売りポンド買いによるものかもしれず、ユーロよりはポンドという選択があると思います。
またポンドは今週木曜日にBOEが金融政策を発表するので、これに向けて動いたりポジション調整がでるかもしれず注意したいところです。
下段は円の動きですが、先週月曜日の回遊介入で円売り方向で虹は上方向。
しかし、本来は円が買われやすい状況ですから、介入期待の円売りは危険だと思っています。
政府は今回8兆円か9兆円も使っており、前回同様、1回で終わりという可能性も高く、マーケットが介入はなさそうとなれば、円高が進行していきそうです。


まずは月曜日なので、先週のギリシャ騒動をどのようにマーケットが消化するのかを見極めていきたいと思います。
方向感がなく動きにくい相場の後は、どちらかに傾く可能性も高く、このときに逆になっていると大きく損をしてしまいそうです。
私はトレンド・フォローなので、大きな動きが出たら乗りたいと思います。

ではまた

イタリアは大丈夫?

11月8日(火)

ギリシャは連立政権となって挙国一致体制で財政の立て直しに向かう動きとなり、また既に事実上はデフォルト状態なのでテーマとしてはもう終わり?
マーケットは次のターゲットとしてG7メンバーのイタリアを狙っています。
...共通するのは、どちらも明るくいい加減な感じでしょうか 南欧的なのかなぁ

イタリア10年国債の利回りは6.6%まで上昇してきました。
アイルランドも、ギリシャも、10年債が7%台に乗ると、もう降参で、IMFやEUに支援要請せざるを得なくなってくるので、イタリア債の利回りがここに近づいていて、マーケットは注目しています。
...このためECBがイタリア国債を買い支え利回り上昇を抑えています。


チャートはユーロドルの4時間です。(縦破線は週区切り線)
eurusd4h
先週の月曜からパパンドレウ首相の国民投票宣言で急落したユーロドルですが、問題の終息とともに落ち着いてきています。

、戻っているわけではなく、現状は1.36から1.38ミドルのピンク罫線で挟まれたレンジになっています。
ここの上値1.3868付近を上抜けていくようなら、ユーロの下落はひとまず止まると思いますが、イタリア問題も出てきて、下方向の可能性も十分にあると思っています。
4時間の虹が乱れて7本線が密集してくると、この後は大きく動き出す予兆なので、どちらに動くか注目しています。

チャートはユーロドルの1時間です。(縦破線は日付区切り線)
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昨日はディーラーズ・バトルで書いたようにドル買いに動きましたが、その前に書いたように方向感がないため続かず戻されましたが、昨日の高値(青罫線)を上抜けることはできず、依然、下方向の可能性が高いと考えています。

まず本日は、この昨日の高値(青罫線)と安値(赤罫線)のどちらを抜けるかに注目です。
上方向は昨日高値(青罫線)を上抜けてても、レンジの上値(ピンク罫線)を上抜けなければ、上昇に転じたとは考えにくいですし、下方向は昨日安値(赤罫線)を下抜けると1.36の直近安値が次のターゲットとなり、1時間の虹のライン順のように下に向かう可能性が高いと思っています。

ただ、現状は方向感なくレンジの中なので、慎重に行きたいと思っており、十分なサインが出るとの待ちたいと思います。
昨夜のフォレックス・ラジオ MondayFXで元シティバンクのYEN蔵さんが話していたように、下は1.30ぐらいがあると思っているので、焦らずに大きく動き出すのを待ちたいと思います。

ユーロ圏の安定には、EFSFに中国が10兆円ぐらい出さないと、誰も安心しそうになく、私はユーロベアのスタンスのままです。

イタリアがどうなるのか、女性問題でだけ注目されるベルルスコーニ首相で大丈夫なのか、注目したいと思います。
...あ、どっかの財務大臣もギリシャの前の通貨ドラクマを、
   ゲームと間違えたかドラクエとか言ってますけどね
   こっちも大丈夫か

ではまた

レンジ・ブレークするか

11月9日(水)

昨夜はイタリアのベルルスコーニ首相が辞意を表明しマーケットはリスクオン
評判の悪い首相の辞意をマーケットは好感した形になりました。

ユーロドルも上昇しましたが、レンジの上限1.3870付近は上抜けず。
ただ、ユーロ売りの動きは少し弱くなってきたかもしれません。

チャートはユーロドルの1時間です。
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レンジの上限(ピンク罫線)に向けての動きですが、また上抜けできません。
ただ1時間の虹は上向きの揃いつつあり、レンジの上限をブレークするか、現在レベルでもみ合っても虹が現われそうです。

4時間チャートも見てみます。
20111109eurusd4h.gif
先週月曜日のギリシャの国民投票で急落してから、急落後の安値1.36(ピンク罫線)と、1.3870付近の高値(ピンク罫線)の間でレンジになっています。

この4時間で注目なのは、直近の動きを敏感に示す5EMAが集束したラインの一番上に少しだけ頭を出してきている点です。
1時間が虹になりそうな動きで、4時間も上方向に動きつつあります。

ユーロベアな動きも少し飽きてきていますし、もしかするとユーロドルはレンジ・ブレークした上方向に動き出すかもしれません。
ただ、一気に1.42まで駆け上がるかは疑問で、まずは先々週木曜の急上昇の前まで止められていて1.39台がレジスタンスになるかもしれません。

まずは当面のレンジブレークに注目しています。

ではまた

イタリア・ショック!

11月10日(木)

イタリア10年国債の利回りが7%となり、マーケットはリスク回避へ。
ドルストレート、クロス円が売られ、NYダウも一時430ドル以上下落。
まさにイタリア・ショックとなっています。

投資をされている方はご存知と思いますが、72の法則というのがあり、利回りが7.2%を超えると複利で資産は10年で倍になります。
逆にイタリアのように債権の利回りが7%台ということは10年で倍ですから、ほぼ返済不能と考えられ、この10年債で7%というのがひとつのメドになっています。
...だから10年債の利回りをウォッチするわけです

チャートはドル・円・ユーロ・ポンドの主要4通貨の組み合わせ6ペアの1時間です。
縦破線が日付区切りなので、1日の動きがわかります。
20111110 6pair1H
見事に急落
昨日のブログで書いたように上向きにできかけていた虹は完成しないうちに、急落反転となりました。
ただ、左下のドル円だけはドル買いの方が強く、上昇しています。
この辺は今後要注意で、リスク回避としても円の信用は落ちてきているのかもしれません。

1時間はほとんど下向きの虹が完成しつつあり、ここからこの動きが継続して4時間も虹になるかに注目です。

チャートは同じ6ペアの4時間です。
20111110 6pair4H
ユーロドルは4時間も虹が完成しそうですが、さすがに他のペアの4時間までは虹になっておらず、このリスク回避の動きが継続して大きな動きになるかに注目です。
...単にショックだけで動いたのだと、続かない場合もあるからです。

さて、本日ですが、昨夜大きく動いたので動きにくい可能性があることと、急激に下げ過ぎたので利確による戻りも出やすく、注意したいと思っています。
昨日安値を下抜けるなど、明確な下方向のサインを待つ方が良さそうで、勢いで売ってしまうと踏まれて上がってしまうかもしれません。

まずはこの後の欧州情勢、イタリア情勢に注目です。
なにしろイタリアはG8メンバーで先進国?とされています。
ここが破たんするようなことになると、世界に大きな影響を与えるので、欧州のみならず世界中で対応を検討するはずです。
...ベルルスコーニはG20でEFSFへの支援要請を断ったそうで、その結果がコレです
   政治家の判断が大きく経済を動かしてしまうので、変な政治家を選ばないためにも選挙は重要ですね


ではまた

欧州リスク

11月11日(金)

昨日は、一昨日のイタリア・ショックが少し落ち着いて、米国時間には方向感がなくなりました。
私はクロス円を売っていましたが、下がらなくなったので撤退。
ディーラーズ・バトルには「方向感」というタイトルで、ここからの売りは危険...というようなことを書きました。

ただ大きな流れはまだまだ欧州リスクを抱えた状態で、ドル買い・円買いが進みやすい状況と考えており、まずは昨日安値を下抜ける動きとなれば、売りでついていきたいと思っています。

チャートはいつもの、ドル・円・ユーロ・ポンドの組み合わせ6ペアの1時間足です。
チャートの縦の破線は日付区切り線で、昨日の動きが表示されています。
20111111 6pair1H
7本線の中でも直近の動きを示す5EMAが上を向いてきて、虹のラインは下落の動きが止まってきています。
こうした局面が一番アブナイ時期で、少し戻ったところで売ろうと思うと、下げ渋ったりします。
この方向感がなくなった状態から再び下を向くかを確認してから売った方が安心ですし、そうした意味で、安値を抜けてからと思っています。

もう少し大きな流れを見るために、4時間チャートも見てみます。
20111111 6pair4H
一目瞭然なのは、ユーロ売り
ユーロドルの虹は明確に下向きですし、ユーロポンドも虹は下方向。
一方、ポンドドルは上昇から方向転換の途中ですし、下段の円はいずれも上方向の虹が下方向へ転換する途中です。

ギリシャは、パパデモス前ECB副総裁が首相に就任することとなり、ECBやEUとのパイプもあるし金融にも精通しているはずなので、パパンドレウのような首相リスクは少なくなると思いますが、問題は議会の対応でしょうか。

一方、イタリアは、選挙で負けたことのないベルルスコーニが、1度は首相を辞任しても再び選挙をすることで首相に再任されようと考えているようで、こうなるとギリシャがそうであったように、イタリア国民が何を考えているのか、そもそも国民がちゃんと政治に参加しているのか、という問題になりそうです。

日本でもそうですが、役人や職業政治家に任せていたらロクなことがありません
職業政治家で、税金からの収入や利権で生活しようという人が政治を行うより、「これをやりたい!」という市民がボランティアで議員をやり、短期間で交代するほうがいいのかもしれません。
...ノルウェー、スウェーデン、デンマークあたりはこうした政治体制のようです。
   日本も特に地方議会は、夜に議会を開いて仕事の後に市民が参加する方がいいと思うのですが

おっと、脱線しました
イタリアが破綻となると、その影響は大きく、日本や中国も無傷ではいられません。
世界的に大きなダメージになると思います。

そうなると米国もQE3を考えざるを得なくなり、こうした話題が出てくるとドル売りの機運も出てきます。
10月21日にデンバーで講演したFRBのイエレン副議長は、このときQE3に言及し、週明けの24日からユーロドルは緩やかに上昇傾向となり、このとき1.3850付近だったユーロドルは、27日には1.4250まで上昇しました。

米国が量的緩和を行うとその影響は大きく(過去のQE1、QE2で実証済み)、QE3が行われるとなると、ユーロ売り、ドル買いの動きが、ひっくり返されるくらいのインパクトがあると思います。

直近は、ドル買い・円買いスタンスで準備しつつ、今夜のイエレン副議長の発言でこうした言及があると、マーケットも動いてしまうので、週末でもありますし、深追いはしない方がよさそうです。

では、よい週末をお過ごしください

行って来い

11月14日(日)

先週は欧州問題は大きく揺れたマーケットでしたが、1週間でみると、行って来いになっています

チャートはドル・円・ユーロ・ポンドの4通貨の組み合わせ6ペアの4時間です。
縦破線が週区切り線なので、先週1週間の動きが表されています。
20111114 6pair4H
ギリシャからイタリアへ波及した欧州財政問題でリスク回避の動きとなりましたが、イタリアは日本と違いプライマリーバランスはプラスですし、日本のように巨大な負債はありますが、今すぐく破綻するとは思えません。
ただ、マーケットから攻撃されて国債価格が下落し、利回りが上昇すると、この巨大な負債の利払い負担も増えて、さらには破綻が懸念されます。
...風が吹けば桶屋が儲かる的ですが

そんなわけもあり、一週間の動きは下げた分がほぼ戻しています。
近頃のマーケットはこういう動きが多いので、動きだしで乗れないと、後からの追っかけて乗るのはアブナイかもしれません。
現在は4時間チャートに虹はなく、方向感は定まらず、手を出しにくくなっています。

...もっとアブナイのは日本株かもしれません。
   オリンパス問題の影響は大きく、日本の4大監査法人の2つが関わりながら、
   粉飾を見つけていないとなると、日本の監査法人や株式市場への信頼は大きく損なうと思います。
   日本株市場は海外資金が大きく株価に影響するので、
   海外資金が逃げると、株価は大きく下げてしまうかもしれません。
   日本株の将来性について、人口減少と、企業業績低下もあり、私は悲観的です。



ちょっと、脱線しました
チャートをクリックして拡大して頂くとわかりやすいのですが、行って来いで戻してはいますが、それでも先週の高値(ピンク罫線)を抜けるまでは戻していません。
高値は切り下がっている、と考えています。
先週後半のディーラーズ・バトルにも書いたように、基本スタンスは売りのままです。
先週の高値を上抜けて行くようだと、考え直さなければなりませんが、そうでなければまだ下げる方向の方が可能性が高いと思っています。

今日は11月14日で、年末で解約するファンドの解約通知期限(45日ルール)にギリギリになっています。
この辺の事情は今夜のフォレックス・ラジオ MondayFXYEN蔵さんが話してくれるかもしれません。
ファンドなど、ビッグプレーヤーの動向はマーケットにも影響するので、こうした情報は持っておいた方がいい時期になってきているように思います。

ここから年末に向けては、こうしたファンド勢の動きにも注目かもしれず、現在もファンドマネージャーと情報交換している西原宏一さんの情報やメルマガは有効かもしれません。(かなり評判が高いです、当たるので

さぁ、今週はどうなるか
まずは欧州時間からになりそうですが、マーケットの動きに沿って虹が美しく現われるのを待ちたいと思います。


ではまた

欧州GDP

11月15日(火)

昨日は午後にディーラーズ・バトルで書いたラインを下抜けると、クロス円は下げる動きとなりました。

ただ、私の予想よりは下げ幅が大きく、その後ディーラーズ・バトルで下げ止まりを予想しましたが、止まらずズルズル下げていき、私のチャートの読みとマーケットの動きが違ったので、違和感を持っていましたが、今朝明けてみれば結局は下げ止まっていました。

チャートはいつもの4通貨6ペアの1時間です。
20111115 6pair1H
1時間足なので縦破線は日付区切り線で、ほぼ昨日1日の動きがわかります。

上段のユーロドル、ポンドドルは、現在下げ止まっていますが、下方向を予想しています。
ここからは少し戻す動きも出ると思いますので、昨日の安値の下に注文(逆指値 StopSell)を置いておく方がいいと思います。
またクロス円も同様にユーロ円、ポンド円は下方向と考えているので、これも同様の戦略で良いと思います。
ここには出ていないクロス円も同様の戦略がいいのではないでしょうか。

それでも虹のチャートは下げ止まったため、5EMA10EMAが接近して虹は乱れてきています。
このため本日は少し戻すかもしれませんが、大きな流れはドル買い・円買い継続と考えています。

さて、本日は欧州のGDPやドイツのGDPなどの発表があります。
相変わらず欧州は危機の淵にあり、ドイツのメルケル首相は政治的統合に進むべきと発言しているようです。

これは当然のことで、金融政策と財政政策を一致させられない欧州の構造的欠陥が現在の危機を増幅しているわけですから、ユーロ圏は政治的に統合しない限りこの問題は解決できません。(以前から書いてますよね


こうした状況下なので、円は買われる展開で、再び円高が強くなってきています。
相変わらず円高が阻止できないのは、日銀の介入が少ないからだ、という人がいますし、今朝のテレビ東京 モーニングサテライトでも岡三証券の松本貴司氏が電話インタビューこのような声があることを紹介していました。
松本氏は株の方なので(円ドル相場と言いますし)、日本株に投資していて、日本の視点で見ているとそうなると思いますが、世界を見ている為替の世界では昨日のフォレックス・ラジオ MondayFXYEN蔵さんが吠えていたように、介入で円高が止まるわけがありません。
...為替市場は1日で4兆ドル(320兆円)が動く市場です。
   介入で止めたいなら、100兆円ぐらいいれても止まるかどうか確実ではありません・
   たぶん株の方は為替市場の規模をご存知ないのかも

ただラガルドIMF専務理事が来日して安住財務大臣にずいぶんリップサービスしていたので、IMFやEFSFに資金をだすなら、多少の介入は了承するか、もしかするとユーロ円でのユーロ買い介入なら協調があるかもしれません。

ただ先進国で介入なんてしてるのは日本だけで、日本は経済大国からアジアの一国になっていきそうな気配も感じています。
先日のTPP交渉でも、日本はアジアの中心国だから当然会議に参加できると思っていたかもしれませんが、日本が経済大国だったのは、もう昔の話です。
1人あたりGDPは世界の14位?16位?ぐらいで、決して経済が強い国ではなくなっています。

バスが曲がるとき、前に乗っている人は、道が分岐したことがわかりますが、後ろの方で乗っている人はまだずっと以前の道の先を見ています。
世界経済に注目して、バスの先頭の方に乗っていたいと思っています。


今日は雑談が増えてしまいました。
ではまた

ドル買い

11月16日(水)

昨日は明確なニュースや指標ではなく、マーケットの雰囲気でユーロやポンド、オージーなどが売られ、ドルと円が買われる展開でした。
注目のドイツやフランスのGDPや欧州のGDPは予想通りでしたた、イタリア10年国債が再び7%台に乗ったのをきっかけに、じわじわ・ズルズル下げる展開で売りが一方的という感じではありませんでした。

昔から経済が上手く回っていて好景気だと、多少の不満や様々な問題は表にでませんが、経済が悪化すると国内の地域格差や世代格差、特権への不満など様々な問題が出てくるのは世界共通です。

日本でもTPPや大阪の選挙など形は違いますが要するに、ジリ貧だけど既得権益を守りたい人と、このままでは先がないので改革したい人、の争いのように思えます。
もっと簡単に言うと、税金からのお金を得ている人と、税金を取られるが援助を受けられない人、という構図かもしれません。

これは日本だけでなく欧州全体でも、イタリア・ギリシャとドイツとか、イタリア国内でも北部と南部なども同じ構図かもしれません。

こうした変革期や不安な時期に、金融では、より安心・安全なところに資金が流れます。
そうした意味で、ドル買い・円買いは続くと思いますし、あるレベルを越えると一気にスイス買いも起こるかもしれません。

チャートは、1カ月もののLIBOR金利です。
20111116 LIBOR daily
8月から急上昇して現在もズルズル上昇を続けていて、ドル需要が高いことがわかります。

続いてユーロドルの日足チャート。
20111116eurusd1dai.gif
縦破線は月区切りなので5月の終わりから現在までの動きです。

注目は直近の安値である、11月10日の1.3480付近(赤罫線
昨日のユーロドルはズルズル下げる展開でしたが、このラインは下抜けできませんでした。
この日足で見ると、このレベルは9月のギリシャ不安での急落時にも下げ止まったレベルで、下抜けた後もこのレベルでもみ合うなど重要なラインだと思っています。

この付近の動きを1時間チャートでも見てみます。
20111116eurusd1h.gif
10日の安値(赤罫線)を昨日の安値は下抜けできませんでした(黄色●部分)。

上の日足チャートでも、このレベル(赤罫線)で止められたとき、虹は下向きで流れは下方向だったにも関わらず、止められました。

現在も、ユーロドルは日足でも1時間でも、チャートは虹になっていますが、過去の値動きがこのようなので、反転の予兆には注意したいところです。

チャートのみならず、ファンダメンタルズでもドルが買われる動き、ドルが必要とされている状況なので、当面ドル買いの動きが続きそうで、特にFRB周辺からQE3関連の発言がなければ、この動きは続くと思っています。
特に昨夜はダラス連銀総裁がこれ以上の金融緩和は不要との発言もしており、この辺もドル買いに拍車をかけているかもしれません。

ドル買い・円買いスタンスを維持しつつ、戻りに注意したストップ管理をしたいと思っています。

あっ、忘れてましたが本日は日銀が金融政策を発表します。
介入はないと思いますが、さらなる緩和策が出るのか注目です。


ではまた

欧州混乱

11月17日(木)

相変わらず欧州が混乱しています。

イタリアは、マリオ・モンティが新首相に就任し、組閣を完了。
ただ閣僚に政治家はなく、経済学者や企業経営者とのこと。
政治的裏付けのない政権が国内でどれだけ指導力を発揮できるのか、疑問
...上手く行けば、無能な政治家(議員)は不要ということになる

一方、格付け会社フィッチが、「ユーロ圏の危機は、米国・金融機関の格付けに脅威を与える」と発表して、NYダウは引けにかけて急落、為替市場もリスク回避でドル買い・円買いへ。

このフィッチの今回の指摘はとても重要で、これを本日のアジア市場がどう消化するのかに注目しています。

チャートはユーロドルの1時間です。
EURUSD1H
昨日は少し戻す動きで調整局面となりましたが、上値を更新できず、フィッチのニュースで下落。
この戻りは昨日の高値も越えておらず、方向はまだ下方向で継続。

このフィッチのニュースのみならず、欧州の金融問題は今後も悪化しそうです。
日本のグロソブ(グローバル・ソブリンファンド)も保有していたイタリア債は全部手放したようですし、こうした動きは世界中であると思います。
こうなると、イタリア債を保有する銀行ではイタリア国債価格の下落で銀行資産が減り、そこからその国の経済不安となり、今度はその国の国債も売られるという、悪循環に入りそうです。

一方、ファンドなどは国債のデフォルトに備えてCDSを買っているわけですが、ギリシャは事実上デフォルトなのに無理やり”自発的に”債務の減免(ヘアカット)に応じさせられ、買った国債は半分以下になり、しかもそうした事態に備えたCDSも使えない、ということで、ギリシャ以外にも少しでも危ないと思われる国債は売っておくしかない、という状況です。
...こうしないと損が拡大する可能性が高く、自分のクビが危ないかもしれません

この世界的悪循環が簡単に解消されるはずはなく、当面リスク回避的な動きになりやすいと思っています。

それでも一方的に進まないのがマーケット
進んでは戻り、戻り過ぎては進む、そして進み過ぎてまた戻る...という繰り返しですから、上手く「進む」ポイントで入れば利益になり、行き過ぎたところで入るとしばらく耐えるか、損切りということになります。

虹の大きな流れを見つつ、トレードしたいと思っています。

ではまた


ユーロの動き

11月18日(金)

欧州財政危機はギリシャ、イタリアからスペインに広がりつつあります。
昨日入札されたスペイン国債の調達は不調で、目標上限に届きませんでした。
このためスペイン国債の利回りも7%に接近、またイタリア国債もECBが買い支えているようで、事実上は7%を越えているようです。
ただ昨夜のマーケットはこれを材料にユーロが売り進められる...ともならず、方向感が弱まっています。
...方向感がないと、ポジションを持っても、早目に逃げることになってしまいます。

ただ、来週に向けては少し動き出すかもしれません。

チャートはユーロドルの1時間で今週の動きが表示されています。
20111118eurusd1h.gif
月曜日に下げてから水曜・木曜と小さなレンジで方向感がありません。
当面はこのレンジの上限(ピンク罫線)か、下限(赤罫線)のどちらをブレークするのかにかかっていそうです。
虹の流れからすれば、下方向の可能性が高いのですが、水曜・木曜と下値が伸びずにいるので、昨日の高値(青罫線)を上抜ける動きになると、週末ということもあり今週のポジションを閉じる動きから、上方向に戻す可能性もあると思っています。
新規の売りは下値を明確に抜けてからの方が良さそうです。


続いてはユーロ円の1時間チャート
20111118eurjpy1h.gif
こちらも上のユーロドルとほぼ同じチャートで、ユーロ売り、ドル買い・円買いのうごきであることがわかります。
ということは、こちらも同様ラインに注目で、安値(赤罫線)とレンジの上値(ピンク罫線)に注目しています。


マーケットは強いテーマがなくなりつつあり、また来週は米国財政問題の議会通過期限(23日)があり、ドル売りに向かう動きもありそうで、こちらがフォーカスされると、ドル売りになりユーロ売りは弱まるかもしれません。

ユーロ圏諸国の財政問題は、ずっと続いていて少し食傷ぎみです
この辺で、ネタが欧州から米国に移る可能性もあるので注意したいと思っていますし、もしユーロからドルにフォーカスが変わると、他のドルストレートやクロス円も流れが変わるかもしれないので、週末要因も踏まえ要注意と思っています。

では、また来週

連休を控えて

11月22日(火)

先週末から体調を崩して、昨日はついに病院行き
このブログももちろん、ディーラーズ・バトルへの書き込みもできず、寝込んでしまいました。
どうも、風邪が流行っているようなので、みなさまもお気を付け下さい。
...まだ少し熱があるので、ミスタイプが多くて、なかなか書き進みません

さて、本日以降の注目は、感謝祭です。
明日は日本が休日ですが、24日は米国とカナダが感謝祭(Thanksgiving Day)です。
米国ではNational Holidayなので、全米でお休みでマーケットもお休み。そして翌日25日も株・債券・商品はお休みで、為替も事実上はほぼお休みになります。

この休暇で、これまでのドル買い・円買い・ユーロ売りの動きは少し変わるかもしれません。
長期で保有する投資家もこのころに向けてポジション調整をするでしょうし、その動きが先週までの動きだったように思います。

チャートはユーロドルの1時間です。
20111122eurusd1h.gif
先週からユーロドルは下げ止まり、レンジになっています。
気になるのは金曜日の動きで、1.36台の突出した高値を付けており、昨日は下げましたが、先週の安値を下抜けることはできませんでした。
もしかすると、少し上方向に進むかもしれません。

チャートはユーロドルの4時間です。
20111122eurusd4h.gif
4時間の虹も乱れていて、売るには下方向への動き出しを待たなくてはなりませんし、上方向に動くにはさらに大きく動かないと虹が現われなさそうです。

明日以降、今週後半は流動性が下がり、振られやすいマーケットになりやすいと思われます。
虹色FXは、「みんなが買えば、自分も買い」、「みんなが売っていれば、自分も売る」という、多数派についていく戦略なので、多数派がいなくなる状況=流動性の低い状況は、要注意で、様子見の方がいいかもしれません。


ではまた

ドイツの札割れ

11月24日(木)

昨夜のドイツ国債の入札は、調達目標60億ユーロに対して、
銀行などの応札が36億ユーロで61%しか調達できず、札割れに
ドイツ財務省は直ちに影響はないと発表しましたが、そもそも国の財政は(日本もそうですが)借金の借り換えで自転車操業しているわけですから、国債の買い手がいなくなれば、早晩破綻の危険があります。

ドイツはユーロで最も信用が高いと思ってましたが、マーケットはそのドイツの国債すら安心できないのか、応札が少なく、札割れという結果でした。

もはやドイツも信用できない状況になってきているのかもしれず、ユーロ問題は年末に向けてかなり深刻です。
...昨夜のNHKスペシャルでは、ユーロ問題を扱っていて、面白かったです。


債券の入札などの問題は、私のようなアマチュアの考えがあっているかわからないので、長年マーケットで活躍されてきたYEN蔵さん、西原宏一さん、などプロの方のブログや解説を待ちたいと思います。

また今夜18時半からのフォレックス・ラジオ たらればFXでは、伝説のディーラー大倉たかしさんがゲストなので、長くなりそうですが、この辺の事情を熱く語ってくれると思います


本日は米国が感謝祭で休日なので欧州時間までが取引のメインになりそうですが、ヨーロッパがこれだけ荒れてくると、空白の米国時間はアブナイ時間かもしれません。

チャートはマーケットの恐怖指数と言われる、VIX指数です。
20111124 vix
もっと上がってるかと思いましたが、33.98で少し前のギリシャがユーロ離脱などと騒いだころの方が高くなっていて、少し意外でした。


昨夜はドル円が前日高値を越え、先週15日の高値も越えて77円ミドルまで上昇しました。
20111124uadjpy1h.gif
ドル買いが強いのか、円の評価が下がっているのか、気になりましたが、結局は下落。
要するに、ドル買いが強く、ドル円でもドルの方が強かった、ということのようですが、円は通貨ペアのオマケのような状態で、ドル円でも、クロス円でも円と対するペアの動きの方が重要になっています。
...だから、円高対策とかって無理ですよね

今日、明日は、米国時間での流動性が下がりそうですし、欧州時間にユーロの悪材料が出れば止まらなくなるかもしれません。


ではまた

円の動き

11月25日(金)

今週は日曜から風邪で寝込んでしまい、頭がスッキリしない1週間でしたが、欧州首脳はもっと頭が痛かったかもしれません

昨夜の独仏伊の首脳会談では、あらゆる手段でユーロを守る、と言いつつも、少し踏み込んで共同債の話になると、ドイツはユーロ共同債には断固反対

昨日ご紹介したNHKスペシャルではなく、11月21日に放送したテレビ東京の未来世紀ジパングという番組では、ドイツ人の夫と、ギリシャ人の妻の夫婦が、妻の実家(ギリシャ)へ里帰りするのに同行していました(アリとキリギリスという扱いです)が、この夫の感想は、「ドイツ人とギリシャ人は全く違う価値観を持っている」ということのようです。

家庭レベルでの価値観が、こうも違うので、ドイツ国民が犠牲を払ってまで欧州を支援するのは難しいかもしれません。
...特にドイツのメルケル政権は選挙も控えており、もし政権交代すればなおさらでしょう

そんなこんなでユーロの弱体化、ユーロ売りは止まる気配がありません。

チャートは、ドル・円・ユーロ・ポンドのいつもの6ペアの豪ドルを加えた8ペアの4時間です。
20111125 8pair4H
約1週間を表示するために少し小さくなっていますが、虹のラインは明確です。
ユーロ、ポンド、オージーが売られ、ドル、円が買われている状況。
ちなみに虹になっていないのは、ドル買い円買いのドル円と、ユーロ売りポンド売りのユーロポンドで、それ以外は下向きの虹になっています。

これは4時間チャートなので、この流れが簡単に変わるとは思いませんが、注目はドル円の上昇です。

ドル円の1時間でこの1週間を見てみます。
20111125usdjpy1h.gif
ドル円はずっと円高が叫ばれていましたが、ここにきて、火曜日、水曜日に大きく上昇する動きを見せており、本日も朝から上昇しています。

欧州危機の根底は、欧州各国の財務問題なので、日本の財政を考えると、やはり円を積極的には買えないとなりやすいのかもしれません。

こうした円の動きが、市場参加者の円に対する見方の変化なのか、テクニカルに買われ過ぎた円が戻しているだけなのか、円の動きは今後注目だと思っています。

昨日紹介したNHKスペシャルでは輸出企業の内部も紹介されていましたが、欧州危機の影響で輸出産業では欧州の売り上げが落ち込んできているようです。
景気悪化による売り上げの減少、為替(円高)による利益の減少など、日本を買う理由は少しずつ減ってきているのかもしれません。

年末に向けて、円の動きにも注目したいと思っています。


ではまた


追 記
11時50分
前半でご紹介した欧州関連のテレビ番組が違っていました。
NHKスペシャルではなく、テレビ東京の未来世紀ジパングという番組でしたので、訂正加筆しました。
弊社の秘書(妻)から、「今週は頭が動いてないわね」と指摘されましたので、慌てて訂正しました。

ドルと円

11月28日(月)

先週末の金曜日は木曜日の米国の感謝祭休日からの引き続き、米国市場は半日取引で流動性の低いマーケットだったかもしれません。
そんななか、目立ったのは巻き戻しの動きで、特に円売りが目立ちました。

金曜のブログに書いたように、ドイツの札割れから日本円に対しても信用がおちているのかもしれません。

週末にいろいろニュースを見ると、23日(水)のドイツ債の札割れから、巨額の公的債務を抱える日本債券への不安もあるようで、25日(金)には日本国債10年物や20年物に利確の売りが出ていたようで、この辺から為替市場での円が売られたようです。

しかし、10月31日のブログでご紹介したように、円高傾向は続くと考えています。

確かに日本の公的債務は巨額でGDP比では200%にもなり、イタリアの120%がかわいく見えます
でも、日本はイタリアと違い経常黒字国ですし、日銀が金融緩和をしているため国内金融機関には潤沢な資金があり、しかも貸し出しは順調ではないため、今後も当面は日本国債の需要はあると思いますし、国内の投資信託やファンドも外債投資から国債へ移行する動きがあるので、やはり円需要は高まるのではないでしょうか。

直近では、金曜のブログのようで円売りの動きも起こりそうですが、大きな流れは依然円高方向と考えています。

ただ、アマチュア個人投資家がこんなファンダメンタルズについて考えても、どうかと思うので、やはりチャートを見てみましょう。

チャートはドル円の4時間で、縦破線は週区切りなので、ここ数週間の動きです。
20111128usdjpy4h.gif
先週の水曜日のドイツ債の札割れのときに、前週(11月15日)の高値77円50付近を上抜けました(オレンジ罫線
ただ、この15日は突出した上ヒゲであり、重要なのはその上の11月9日、10日の77円87付近(ピンク罫線)と考えています。

円安方向に動くなら、まずはこのポイントを上抜ける必要がありますし、本格的な円安に向かうなら10月31日に9兆円を使った介入高値(79円50付近)を上抜けしなければならないと思います。

ドル円の日足も見てみます。
20111128usdjpy1day.gif
こうしてみると、ここから一気に上に行くのは、厳しそうですし、下には介入警戒があるので、76円前後で狭いレンジになってしまうかもしれません。

現在は直近のこの2本の罫線の間にあるので、まずはどちらに抜けるかに注目しています。


今朝のマーケットは、IMFがイタリアに支援する、というニュースで少し楽観になり、ドルが売られる動きになっていますが、まだアジア時間ですし、これが本格化するとは思っていません。

年末に向けてドル需要はひっ迫してきていますし、ドル買いが起こると思っています。
チャートはLIBORの3か月物の週足で、リーマン直後からのチャートです。
20111128 libor3weekly
リーマン・ショックによる市場の混乱でドル調達コストは急騰し、LIBORも見たことのない数字になっていました。
現在は上昇していますが、昨年の6月ぐらいの水準です。
ではこの2010年6月のユーロドル相場は1.18のレベルですから、現在1.32付近であるのが不思議です。
LIBORだけで考えると、ユーロドルのレートが高すぎるか、LIBORが上がり過ぎているのか、ということで、私はユーロドルが高すぎると思っています。
おそらく、今回は欧州金融などによるレパトリでユーロ買いがあると思われ、これがなくなってくると、ユーロドルは底抜けになるかもしれません。

ドル・円・ユーロの動きに注目したいと思います。


ではまた

欧州財務相会合

11月29日(火)

ユーロやオージーが買い戻される動きで、ドルや円が売られています。
感謝祭後から少し巻き戻しが起こっていますが、本日の欧州財務大臣会合が分かれ目になるかもしれません。

チャートはドル円の4時間です。
20111129usdjpy4h.gif
ドル円は急騰して、4時間でも虹が上向きに出ています。
これが続くのか、注目ですが、日本国債を売り仕掛ける動きもあり、円売りが続くかもしれません。


一方、こちらはユーロドルの4時間。
20111129eurusd4h.gif
下向きの虹が続いていましたが、先週末から少し戻され、昨日月曜日は窓を開けて上昇し、このレベルが維持されています。
ただ、窓は埋まることが多いので、ここから下げる可能性も高く、4時間の虹の大きな流れは下方向であることから、ドル買いに動く可能性も高いと思っています。

ドル円でも、ユーロドルでもドル買いに動く気配があり、クロス円は動きが難しくなりそうです。

ただ、ユーロ圏の対応策については、市場が行き過ぎては当局の対応を期待し、発表されると期待は裏切られ、再びユーロが売られるパターンが続いています。

ECBやIMFがユーロ圏全体の支援にまわらないと、解決しそうもないのですが、ECBは最後の貸し手となることを拒否していますし、IMFが国ではなく、EUやユーロ圏というものを支援できるか疑問です。

また本日はQE3に言及したイエレンFRB副議長が発言する機会があり、ここで再びQE3に言及するようだと、ドル売りになるかもしれません。

マーケットは感謝祭からクリスマス・モードになり、方向感がわかりにくい展開になりそうです。
方向を見極めて慎重に行きたいと思います。

ではまた

円売りですが

11月30日(水)

昨夜のユーロ圏財務相会合は特に大きなものはなく、EFSFを拡充する、といういつものもの。
マーケットは方向感なく、もしかすると12月9日のEU首脳会議までは方向感のないまま、少しの期待感でドル売り・円売りが継続するかもしれません。

チャートはユーロドルの1時間です。
20111130eurusd1h.gif
先週末で悲観相場は一段落して、現在は方向感なく、虹の7本線は集束していて、これからどちらかに動くかもしれません。

わかりにくい相場なので、ドル・円・ユーロ・ポンドの組み合わせ6ペアの4時間で大きな全体の動きを見てみます。
20111130 6pair4h
少し縮めているので、約2週間の動きが表れています。(縦破線は週区切り線)

上段左と真ん中のユーロドルとポンドドルは大きな虹は下方向ですが、直近は先週末から少し戻す動きです。
上段右のユーロポンドは方向感なく、ユーロとポンドで綱引きしてます。

下段は左からドル円、ポンド円、ユーロ円ですが、ドル円の上昇が目立ちます。
4時間でも上向きに虹が出てきて、ドル買い円売りが強くなっています。
このため、ポンド円、ユーロ円でも円売りになっていて、直近は急激に上昇しています。
ここでは出していませんが、豪ドル円も急騰しており、リスク回避として安全資産の円に向かった動きが、急激に巻き戻されているようです。

しかし4時間のクロス円はまだ上向きに虹が出ているわけではなく、こうした急激な動きは一気に落とされることもあり注意したいところです。
一般的に、買い相場は緩やかに上昇し、売り相場は急落するのが常ですから、この急騰には違和感があり、私はなかなか買い向かうことができません。
もう少し上昇が落ち着いて、虹も現われて順調に上昇するようになれば、買い参入すると思いますが、どちらかと言えばまだ下落スタンスです。

マーケットはクリスマス休暇も控えており、動きにくい展開なのかもしれません。

WEBセミナーなどでプロの方の意見も勉強しますが、やはりプロでもわかりにくいと解説される方もあり、難しい相場かもしれません。

月末要因もあるかもしれませんし、慎重に行きたいと思っています。

ではまた
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プロフィール

Author:田向宏行
たむかい ひろゆき
大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間も金や株に投資。
事業譲渡後の現在は個人投資家。
2010年1月号から月刊 FX攻略.com でコラム連載中。
2011年3月からディーラーズ・バトルでもマーケットの動きついて発信中。
ブログ更新後は、ツイッター(@maru3rd)とディーラーズ・バトルで直近の相場感などを随時情報発信してます。

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